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ぐんま水土里保全プラン2016(全体評価)
更新日:2020年12月14日
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県は、平成28年3月に「ぐんま水土里保全プラン2016」を策定し、農業農村の中長期的な将来を見据えた「水」、「土」、「里」の保全整備と、地域における「協働」を併せて推進し、農地や農業用水などの地域資源を将来へ引き継ぐことを目指して、各種施策を進めてきました。
そして、限られた予算を最大限に活用し、農業の生産基盤整備と地域づくりを着実に進めた結果、持続可能な「力強い農業」の実現と、地域の「協働による保全活動」を一層推進し、地域の活力を高めるとともに、「食料の安定的な供給」と「多面的機能を維持・発揮する農業農村」の実現に向け、一定の成果を得ることができました。
1ぐんま水土里保全プラン2016の基本方針・基本施策
【基本方針】
「力強い農業」と「活力ある地域」を持続するためには、豊かで、特色ある『水』、『土』、『里』の「地域資源を保全」しつつ、さらなる有効活用を図るための「地域資源の整備」を進め、将来へ引き継ぐことが必要です。
そのためには、以下の3点が重要です。
- 生産・生活基盤(資源)の機能が十分に発揮されること。【保全→引き継ぐ】
- 生産・生活基盤(資源)の機能を高めること。【整備→活かす】
- 地域資源の保全管理を行う体制が充実していること。【協働→地域の活力を高める】
このため、これらの保全・整備、協働の各種施策を組み合わせて推進し、「地域資源を活かす保全整備と活力ある地域づくり」を目指しました。
ぐんま水土里保全プラン2016基本方針
【基本施策】
1水土里の保全整備
1)「水」の保全整備
- 農業水利施設の保全管理[重点取組]
- 土地改良区(施設管理者)の体制強化[重点取組]
- 農業用水の高度利用
- 再生可能エネルギーの導入推進
- 農業用水の確保
2)「土」の保全整備
- 担い手の育成・確保のための計画策定[重点取組]
- 農業生産性を高める基盤整備[重点取組]
- 地域ニーズに即した基盤整備[重点取組]
- 農道の保全
- 野生鳥獣被害の防止
3)「里」の保全整備
- 災害に強い農村づくり[重点取組]
- ため池の保全
- 農村地域の防災減災対策
- 農村集落環境の保全
- 中山間地域の振興[重点取組]
- グリーン・ツーリズムの推進
2協働
- 農地維持・資源向上[重点取組]
- 地域構想づくり支援
- 農業農村への理解促進
2ぐんま水土里保全プラン2016の評価
1水土里の保全整備
1)「水」の保全整備
- 基幹農業水利施設の適切な保全管理に向けて、機能保全計画に基づく21地区の保全対策を実施し、農業用水の安定供給を図ることができました。
2)「土」の保全整備
- 担い手への農地集積の促進と農業生産性を高める大区画化等の農業生産基盤整備を11地区、222.7haで実施し、効率的な営農を実現するとともに、農業の競争力強化を図ることができました。
3)「里」の保全整備
- 災害に強い農村づくりに向けて、対象となる全てのため池の耐震性能検証を実施しました。
2協働
- 地域の協働による地域資源の保全活動を支援し、担い手の負担軽減を図るとともに、656 集落の地域コミュニティ機能の維持・向上を図ることができました。
ぐんま水土里保全プラン2016評価の内容はこちらからご覧になれます
評価の構成
- ぐんま水土里保全プラン2016の基本方針・基本施策
- ぐんま水土里保全プラン2016の評価
- 基本施策の取組と成果
- 群馬県農業農村振興計画の概要と本プランの位置付け
- 参考 実績の内訳