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平成29年度ごみ減量アイデアコンテストの入賞作品を決定しました
群馬県の1人1日あたりのごみ排出量は、平成27年度実績で、全国ワースト3位です。ごみの減量化を進めるためには、県民一人ひとりが家庭や職場において3R(リデュース:発生抑制、リユース:再利用、リサイクル:再生利用)に取り組むことが重要です。
そこで、今年度初めて、群馬県地球温暖化対策中部地域協議会では、ごみの減量化に向けた意識啓発を目的に、群馬県中部地域に居住、もしくは勤務、通学している方から、3Rに関するユニークな取組や斬新なアイデアを募集したところ、180作品の応募があり、審査の結果、9点の入賞作品を決定しました。
1 入賞作品
最優秀賞1点、優秀賞3点、奨励賞5点 計9点 (詳細は5のとおり)
※県ホームページにおいて発表し、アイデアを広く紹介します。
2 賞状等の送付
入賞者には、後日、賞状と副賞(図書カード・生ゴミ水切り器)を送付します。
また、入賞者を除く応募者全員に、参加賞(ぐんまちゃんのクールシェア磁石式ステッカー等)を送付します。
3 応募状況等
(1)募集期間
平成29年9月1日(金曜日)~10月31日(火曜日)
(2)応募状況
応募総数 180作品
(内訳 小学生:148作品、一般(中高生含む):32作品)
4 主催等
(1)主催
群馬県地球温暖化対策中部地域協議会(事務局:群馬県中部環境事務所)
群馬県地球温暖化防止活動推進センター
(2)後援
NHK前橋放送局、上毛新聞社、FM GUNMA、まえばしCITYエフエム
5 入賞作品一覧(敬称略)
最優秀賞
空き家のリサイクルステーション 近藤 照久
空き家を地域で借り、リサイクルステーションとする。地域の高齢者に呼びかけ、リサイクル品とリユース品に分別し、展示等をしてもらう。いつでも不要品を出せるように工夫し、また、月に何度か販売もしくは提供する。
リサイクルステーションがあれば、不要品をゴミとして処分することを阻止でき、高齢者が分別作業等をすることで生きがい作りの場となるとともに、物を大切にする教育の場になる。
優秀賞
不要な電池 飯島 鴻太郎(前橋市立若宮小学校)
電池はすぐなくなり、液漏れし重い。
すべてのおもちゃに共通する充電器(アダプター)と差込口を開発して、スマホやタブレットみたいに充電できれば良い。
環境カルタをつくる 滝澤 可奈子(前橋市立東小学校)
ゴミを減らすためのアイデアを書いたカルタをつくる。
カルタの内容は小学生から募集する。
ゴミ時計(カウントダウン式) 横山 智樹(前橋市立岩神小学校)
「終末時計」と同じようにごみ処理場が埋まるまでにあと何日くらいかをインターネットなどで常時配信し、意識を高める。処理場のある(新聞等の)地域版でも毎日ゴミ時計の時間を知らせる。
奨励賞
ゴミ分別競争(ゲーム)・ゴミアートコンテスト 株式会社測設
- 地域の運動会でゴミ分別競争を種目として行う。多くの人に関心を持ってもらうため、地域のイベントに組み込んでもらう。
- ゴミアートコンテストを地域のお祭り、文化祭で行う。
ペットボトルフィルムなし計画 関口 真司(前橋市立若宮小学校)
ペットボトルに貼られているフィルムをなくし、本体に印刷してしまう。
多くのフィルムがなくなれば、大きなゴミ減量になる。
いっぱい捨てられるペットボトルBOX 稲木 煌々(前橋市立若宮小学校)
ペットボトル回収BOXの入れ口を狭くすることで、小さくつぶさないと入れられなくする。
ペットボトルの容積が小さくなるのでたくさん捨てられ、ゴミ回収の回数も少なくて済む。
リユース 西山 柚那(前橋市立岩神小学校)
- 学校でもらった裏が白いチラシは、切ってまとめてホッチキス止めをするとメモ帳ができる。
- 着られなくなった服は、切るとふきんができる。
全県的な『水切り運動』の展開 鈴木 克彬
ごみの発生量は重量でカウントしていて、水分減らしが急務だと思うので、県民一人ひとりの自覚喚起のために、全県的な『水切り運動』を展開する。
- 各家庭の台所で「網のごみ袋」の使用。
- 「ごみ袋用首挟み器」の使用。
- 野菜類のごみは天日干し等で水分を減らして搬出。
参考
- 群馬県の1人1日あたりのごみ排出量(平成27年度実績):1,031グラム、全国ワースト3位
- 群馬県におけるリサイクル率 :15.4%、全国ワースト7位