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健康福祉常任委員会が県外調査を実施しました（令和4年7月20日（水曜日）～22日（金曜日））
1 調査目的
閉会中の委員会活動として下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 私学振興・児童福祉について
- 社会福祉・社会保障の充実について
- 保健医療対策の充実について
- 県立病院の充実について
2 調査期日
令和4年7月20日（水曜日）～22日（金曜日）
3 調査項目
（1）愛知県庁（愛知県名古屋市）
愛知県では、予期しない、あるいは望まない妊娠をした母親に対して、妊娠中から相談を受けて、特別養子縁組を前提とした新生児（生後4週間に満たない乳児）の里親委託に昭和62年から取り組んでいます。
同県では、里親制度の普及啓発や児童とのマッチング、里親への研修などを専任で担当する里親委託等推進委員（非常勤）を配置するとともに、里親等専任職として児童福祉司を充てています。また、里親委託・特別養子縁組の普及啓発活動や里親養育相互援助事業などの委託後の支援、レスパイト・ケアなどにも力を入れています。
ついては、本県の社会的養育施策の参考とするため、愛知県の取組内容について調査を行いました。
愛知県議会にて
（2）地方独立行政法人岐阜県総合医療センター（岐阜県岐阜市）
岐阜県総合医療センターは、救急救命センター、新生児医療センターを併設した病床数620床の岐阜県を代表する地域中核病院です。移植医療を除くほぼ全ての急性期疾患を対象としています。中でも、重点医療である「救急救命医療」「心臓血管疾病医療」「周産期医療」「がん医療」「小児医療」について、高度で先進的な医療を提供しています。また当該病院は昭和28年に開院以来、昭和29年には総合病院の承認を受け、平成22年からは地方独立行政法人へ移行するなど、組織体制の整備も進めています。
ついては、本県の県立病院運営の参考とするため、地方独立行政法人岐阜県総合医療センターの概要及びその役割について調査を行いました。
岐阜県総合医療センターで説明を受ける様子
（3）医療法人かがやき総合在宅医療クリニック（岐阜県羽鳥郡岐南町）
医療法人かがやき総合在宅医療クリニックは、岐阜県で初の在宅医療専門クリニックとして開業し、以降、音楽療法や管理栄養、地域看護チーム、小児リハビリチームなど地域に貢献しています。また、社屋の「かがやきロッジ」では、こども食堂、ウォーキングクラブ、各種勉強会を、地域の開かれた場として、定期的に開催しています。
高齢化が進展する社会においては、本人が望む場合に、住み慣れた自宅や地域で生活を送り、安心して人生の最期までを過ごすことができる在宅医療体制の確立が求められています。また、NICU（新生児特定集中治療室）を退院した小児患者等が地域で安心して暮らせるよう、医療・保健・福祉・教育・行政等の関係者が連携し、人材育成や普及啓発など地域における小児在宅医療を支える体制の構築が求められています。
ついては、在宅医療施策の参考とするため、医療法人かがやき総合在宅医療クリニックの概要及び取組内容について、調査を行いました。
医療法人かがやき総合在宅医療クリニックで挨拶をする様子
（4）Ｂ‘ｓ行善寺（石川県白山市）
社会福祉法人佛子園は、障害児の入所施設として昭和35年に開設し、現在は障害児者施設のほか、就労継続支援事業所やグループホーム、放課後等デイサービスなどの障害福祉サービスに加えて、高齢者の通所介護やサービス付き高齢者向け住宅等の介護福祉サービスなど様々な事業を展開しています。また、近年は「ごちゃまぜ」をテーマとしたSヘクタールre金沢の開設や、石川県輪島市においては、全世代・全員が活躍できる「生涯活躍のまち」づくりの事業にも携わっています。
Ｂ‘ｓ行善寺は、佛子園本部の敷地内に平成28年にオープンした複合施設で、小規模保育園、クリニック、児童発達支援センター、高齢者デイサービス、花屋、スポーツジム等があります。また、周辺には障害者グループホームを10数件開所しており、地域に根ざした福祉サービスを展開しています。
ついては、本県の障害者・高齢者施策の参考とするため、社会福祉法人佛子園やＢ‘ｓ行善寺の概要及び取組内容について調査を行いました。
Ｂ's行善寺で説明を受ける様子
4 出席委員
委員長：穂積昌信、副委員長：相沢崇文、
委員：久保田順一郎、委員：あべともよ、委員：酒井宏明、委員：松本基志、委員：八木田恭之