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<参考>平成24年度 委員会調査計画書
1 委員会名
国際戦略対策特別委員会
2 出席委員
久保田順一郎(委員長)、岩井均(副委員長)
中沢丈一、塚越紀一、大沢幸一、新井雅博、舘野英一、茂木英子、須藤和臣、大手治之、吉山勇、安孫子哲
3 調査実施予定期間
平成24年10月下旬~11月中旬頃(2泊3日又は3泊4日)
4 調査先
- 群馬県上海事務所設置予定場所
- 他県の上海事務所
- 在上海日本国総領事館
- 本県に本社がある企業の上海周辺の事業所・工場等
- 上海で開催される国際展示会
※調査日程や先方の都合により割愛せざるを得ない場合もあり。
5 調査目的
(1)調査事項(調査によって得ようとする具体的な情報は何か。)
- 群馬県が来年度に設置予定の上海事務所予定地の現地状況と併せて、既に多くの自治体により設置されている他県等の上海事務所の運営状況等について調査する。
- 現地の日本総領事館を訪問し、社会・経済情勢等の情報収集を行うとともに、今後の上海事務所における事業展開がスムーズに推進できるよう協力依頼する。
- 本県に本社を置く企業のうち、既に上海やその周辺に工場等を設置し海外展開を進めている事業者も多くあるため、その現地状況等について調査する。
- 現地で開催される国際展示会等の会場を訪問し、本県及び他の自治体等が中国に向けてどのように観光誘客や商品をPRしているのか等の現状について調査する。
(2)具体的な必要性(調査したことをどのように県政に活かすか。)
本県の上海事務所予定地及び他県の上海事務所に関しては、国際戦略推進にあたり現地拠点となる中国・上海において開設が予定されている本県事務所の実状や課題について現地調査し、委員会における予算審査や今後の施策展開に関する審査に活かすとともに、既に他の24道府県において上海事務所が設置されている現状から、その事務所運営の現況を調査することで、後発の利点を活かし事務所運営における課題等の解決を図る。
また、現地の日本総領事館に関しては、今後の観光誘客や企業支援等に係る国際戦略施策の審査・検討に必要不可欠な、上海を含めた中国内での社会・経済情勢等の情報を把握するとともに、議会の正式な委員会調査として訪問することで、行政と議会とが一体となって本県の国際戦略に積極的に取り組んでいる姿勢をアピールし、今後の現地事務所における事業展開に役立てる。
現地工場等の調査に関しては、本県からも多くの企業が既に上海やその周辺地域に進出しており、現地での事業展開の現状等について調査し把握することで、今後の企業進出等の支援策について審査・検討する上で役立てる。
国際展示会に関しては、本県を含め他の多くの自治体や企業が中国市場をターゲットにPRを展開している現状の中で、実際の会場における展示ブースのあり方やPR手法等について調査することで、今後の有効な観光客誘客プランの作成や商品の販路拡大に向けた施策展開に役立てる。
6 調査先選定理由
調査先 | 選定理由 |
---|---|
群馬県上海事務所設置予定場所 | 当該事務所の設置・運営等に関する経費の予算を審査するにあたり、現地の実状を把握できるため。 |
他県の上海事務所 | 本県より先行して設置されている他県の事務所における事業概要等を調査し、それらのノウハウを活かすことで、今後の本県の中国(上海)での事業展開をより有効なものとできるため。 ※本県の事務所設置予定場所に近い他県事務所を選定予定。 |
在上海日本国総領事館 | 今後の中国(上海)における事業展開等のため、現地の社会・経済情勢等について把握できるため。 ※併せて、友好な人脈の構築も図る。 |
本県に本社がある企業の上海周辺の事業所・工場等 | 中国(上海周辺)に工場等を設置して、現地で事業展開している企業の実態等を把握できるため。 ※上海周辺で調査可能な事業所から選定予定。 |
上海で開催される国際展示会 | 現地において多くの自治体や企業が参加し、魅力ある観光地や商品等をPRする国際展示会の現況等を把握できるため。 ※調査期間中に上海で開催される展示会を予定。 |
7 調査行程
日 | 渡航先国等調査先地名 | 調査先名称等 |
---|---|---|
1日目 | 中国(上海) | 渡航日 (場合によって、下記の調査先のうちから選定) |
2日目 | 中国(上海) |
|
3日目 | 中国(上海) | 帰国日(原則) (場合によって、上記の調査先のうちから選定) |
調査先の都合により、調査順が変わる場合もあり。
調査日程については、利用する航空会社のフライト時間との関係で、3泊4日となる可能性あり。
(調査実施予定期間)平成24年10月下旬~11月中旬頃
具体的な日にちは、調査先と調整して決める。
8 調査経費
経費項目 | 金額(千円) |
---|---|
1 審査会開催に要する経費(審査員報酬、費弁等) | 75千円 |
2 事前調査に要する経費(講師謝金、資料代等) | 9千円 |
3 交通費及び宿泊費(旅行会社手数料を含む) | 1,960千円 |
4 添乗員、通訳者、翻訳に要する経費 | |
5 その他調査のため支出する経費 | 62千円 |
計 | 2,106千円 |
9 その他
6月21日(木曜日)に、以下のとおり中国(上海周辺)に工場等を設置している企業の代表者と、金融機関、国内旅行業者の各担当者を招聘し、上海を中心とした中国内の社会情勢の現状や企業支援策、中国からの誘客促進等について勉強会を実施した。
- 鹿島エレクトロ産業(株)代表取締役社長
- (株)柴田合成 代表取締役社長
- (株)群馬銀行 市場国際部 海外取引支援室長
- (株)JTB関東 本社営業部 グローバル事業担当マネージャー
*注:平成24年7月31日付けで、議長あてに「委員会調査計画書」を付して派遣承認要求書を提出し、8月31日付けで委員派遣の承認をいただいた。