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環境農林常任委員会(平成25年3月19日)

環境農林常任委員会 委員長 大林 俊一

写真:大林俊一委員長
大林俊一委員長

 環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 はじめに、付託議案についてでありますが、第1号議案「平成25年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、環境森林部関係では、松くい虫による被害の現状や防除対策による効果、被害地再生の取り組みなどについて質され、今後一層の対応が要望されました。
 また、林業作業道総合整備については、路網整備の方針や「ぐんま緑の県民税」充当について、見解が求められました。
 次に、尾瀬におけるシカ対策に関する取り組み状況について質され、切実な地元の現状にも配慮し、効果的なタイミングでの事業実施が要望されました。
 また、尾瀬学校については、宿泊する場合としない場合との効果の違いについて質され、今後の事業促進のために宿泊費補助の導入検討が要望されました。
 次に、優良種子確保について、スギ花粉の減少対策や発生源対策について質疑されました。
 また、きのこ試験については、LED照明を利用したマイタケ栽培に関する研究内容について質疑されました。
 次に、赤城山麓鳥獣対策連携プロジェクトについての背景や全体像、関係各課の役割分担が質されるとともに、事業の効果検証についても質疑されました。
 次に、県民運動推進について、事業の主眼は何かが質され、事業推進のためのインセンティブの検討が要望されました。
 また、一般廃棄物対策については、広域化を推進すべきとの観点から、県としての取り組み姿勢が質されました。
 さらに、鳥獣被害対策について、隣接県との連携状況や、クマの剥皮被害対策の取り組みについて質疑されました。
 この他に、CO2排出権取引の現状やJ-VERの動向、木材等生産振興対策における事業内容、治山事業や林道災害復旧事業における予算区分などについても質疑されました。
 次に、農政部関係では、はじめに地域農業マスタープランの作成状況や市町村への支援策について質疑されました。
 また、企業の農業参入に対する支援については、これまでの取り組み状況や、企業の参入状況などが質疑されました。
 さらに、グリーンツーリズム推進について、厳しい予算の中で今後どのように取り組みを進めるのか、見解が求められました。
 次に、遺伝子組換えカイコについて、有用物質生産が注目されていることに関する県の認識が質され、蚕糸業再生のための好機会であり、今後も積極的に推進に取り組むよう要望されました。
 次に、そばの振興に係る検査体制整備の支援内容について質され、熱心な生産者も多く有益な産業でもあることから、今後一層の振興が要望されました。
 また、内水面漁業については、榛名湖におけるワカサギ不漁の原因や、河川でのヤマメ放流及び湖沼でのワカサギ釣りの状況などについても質疑されました。
 次に、6次産業化の推進について、取り組みの概要や農商工等連携との関係等について質され、今後の県の窓口一元化に向けた考え方について見解が求められました。
 また、県産農畜産物ブランド力強化対策については、「群馬県農畜産物販売戦略協議会」の目的や構成員が質されるとともに、ブランド力強化のため、大手広告代理店を活用した、即効性のある取り組みが要望されました。
 次に、農用地利用集積対策について、農地集積の現状や、諸事情により困難の多い農地集積に関して、どのような施策が講じられているかが質疑されました。
 また、いちごの振興については、長期間出荷が可能となる体制づくりや、乾燥技術について質疑されました。
 さらに、肉牛振興について、次回の和牛共進会に向けた取り組み方針や、「上州牛」というブランド名強化のための考え方について見解が求められました。
 この他に、農業技術センターにおける温暖化対応農作物の研究状況、農家子弟に対する青年就農給付金の支援についても質疑されました。
 次に、第3号議案「群馬県農業改良資金特別会計予算」に関して、県債の利率や借入先について質疑されました。
 また、第4号議案「群馬県県有模範林施設費特別会計」に関して、県債償還金の利率や借入先について質され、借換債の対象となるよう国への強い働きかけが要望されました。
 次に、第16号議案「群馬県緑化センター附属見本園の設置及び管理に関する条例」に関しては、樹種による埋立地への対応性について実証はされているのかなどが質疑されました。
 次に、第17号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」に関して、群馬県の生活環境を保全する条例に係る関係4市への移譲内容や、県立高校跡地は対象となるのかなどが質疑されました。
 最後に、第43号議案「土地改良法第90条の規定による市の負担について」に関して、対象となるかんがい排水事業の概要、事業規模や施設の長寿命化計画作成に係る事業主体の区分などについて質疑されました。
 以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
 この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
 まず、環境森林部関係についてです。

  • 林業公社における分収林事業について
  • 「PM2.5」対策について
  • 指定廃棄物の処理について
  • 残土条例について
  • 浄化槽管理者に対する講習会開催及び浄化槽からの排水について

 次に、農政部関係についてです。

  • 平成25年度の農政重点施策に係る、本年度の実績値及び耕作放棄地の解消目標面積について
  • 農業構造の変化について
  • 農畜産物等の輸出目標について
  • 利根川におけるサケ密漁及びアユ稚魚の対策について
  • 渡良瀬川中央農地防災事業について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
 以上、申し上げてまして委員長報告といたします。


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