ページの先頭です。
現在の位置 議会トップページ > 委員長報告 > 平成25年 > 厚生文化常任委員会(平成25年3月19日)

本文

厚生文化常任委員会(平成25年3月19日)

厚生文化常任委員会 委員長 星名 建市

写真:星名建市委員長
星名建市委員長

 厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
 はじめに、付託議案についてでありますが、まず、第1号議案「平成25年度群馬県一般会計予算」のうち、生活文化部関係では、多文化共生支援の予算が大幅減になっている理由や事業目的の達成状況が質されました。
 次に、歴史博物館改修に伴う休館期間中の活動内容や職員体制について質疑されました。
 また、自然史博物館ESCO事業に関して、シェアード方式を採用した理由が質された後、契約期間中に業者が破綻した場合の対応について質疑されました。
 さらに、少子化対策について、若者の結婚活動支援事業の成果が上がっていると判断しているものの、予算が減少していることに対する当局の見解が求められました。
 続いて、健康福祉部・病院局関係では、過疎地域医療対策や医師確保対策に関係する自治医科大学対策の状況について
質疑されました。
 また、生活保護の行旅 病人や中国残留邦人等援護の支援相談員の状況が質されました。
 さらに、違法ドラッグに関する予算増に関して、試買検査で指定薬物が検出された場合の対応や啓発活動など今後の取り組みについて質疑されました。
 次に、第17号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」について、旅券発給事務を移譲した後のパスポートセンターの職員の処遇や移譲を受けた市町村への支援に対する当局の見解が質されました。
 また、居住地と勤務地が異なる場合に勤務地で旅券申請が可能であるか、さらに、土曜、日曜の対応がどのようになるかなどが質されました。
 次に、第37号議案「群馬県子ども・若者計画の策定について」では、中途退学者の支援について、NPO法人や若者サポートステーションとの連携が質されたほか、サポートステーションの増設や総合的な相談窓口の設置に対する当局の見解が質されました。
 次に、第39号議案「群馬県医療費適正化計画の策定について」は、平均在院日数が全国平均より短い状況の中、さらなる短縮目標を定めることについて、患者の早期退院を促すことにつながらないかとの意見が述べられ当局の見解が質されました。
 次に、第40号議案「群馬県がん対策推進計画の策定について」は、がん患者の就業問題についての実態把握や相談支援体制が質されたほか、がん検診受診率が目標に達しなかったことを踏まえた今後の取り組みや期待する効果について質疑されました。
 次に、第41号議案「群馬県健康増進計画の策定について」では、自殺者の減少目標が低いことや放射能対策を位置付けること、並びに、介護保険サービス利用者の増加抑制目標について当局の見解が質されました。
 また、フッ化物の応用に対しては、世界的にも賛否が分かれている現状において、県が推進することについて見解が質されました。
 次に、第51号議案「平成25年度群馬県病院事業会計予算」に関しては、各病院の重点事業について、機能や治療効果、あるいは課題などが質されました。
 続いて、議第2号議案「群馬県歯科口腔保健の推進に関する条例」については、第11条第4号中の「必要により希望者に対して行うフッ化物の使用等」の部分を削るという修正案の提出があり、原案と合わせて質疑を行いました。
 まず、フッ化物に関する規定を他道府県条例と比較しての認識及びフッ化物の効用について当局の見解が質されました。
 続いて、フッ化物の効果とともに、量を摂り過ぎた場合の健康への影響も情報提供を行うのか、また、「必要により」や、「希望者」の規定が、それぞれ誰を想定しているのかなど、フッ化物の効用に係る質疑が交わされました。
 さらに、県民や歯科医師の役割について、どのような趣旨で規定したのか質されました。
 以上の質疑を踏まえ、付託議案について採決した結果、本委員会に付託されました議案のうち、第1号議案、第39号議案、第41号議案及び議第2号議案は多数をもって、その他の各議案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
 なお、このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
 まず、生活文化部関係です。

  • 配偶者暴力相談支援センターの設置目標について
  • 男女共同参画センターの相談員増に伴う相談時間について
  • 文化づくりコーディネーターの養成実績と今後の活用方法について
  • 新設される東国文化係の業務内容について
  • 消費生活相談員の処遇改善について
  • 群馬交響楽団に県外から誘客するための取り組みについて
  • 生活文化スポーツ部設置にあたっての意気込みについて
  • 県庁前広場を活用した東国文化の周知イベントについて
  • 有害図書の現状について
  • ぐんまちゃん着ぐるみの貸出し状況と体数増加について
  • 偉人カルタの進捗状況と活用方法について
  • NPO法人の事業報告書の提出状況について
  • 市民活動支援予算の執行率について

 次に、健康福祉部・病院局関係です。

  • 高齢者施設における口腔ケアの現状について
  • 前橋赤十字病院の移転候補地の現状と国への働きかけについて
  • 難病患者に対する相談窓口の状況や介護や財政的な支援の状況について
  • 重粒子線治療に対する利子補給制度の利用状況、並びに、治療者数の目標達成に向けた課題について
  • 障害者歯科診療の必要性と診療報酬上の課題について
  • 発達障害者支援センターの現状と学校や市町村との連携について
  • 県立病院の警備業務委託における最低制限価格導入のあり方について
  • 市町村の保育ニーズのとらえ方や認可外保育所に関する市町村との情報共有等について
  • 群馬がん治療技術国際戦略総合特区申請について
  • 介護報酬改定による影響等について
  • 生活保護費の引き下げが及ぼす影響について
  • 特別養護老人ホームの待機者解消に向けた取り組みについて
  • ぐんま学園入所児童の退所後の支援について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
 以上申し上げて、委員長報告といたします。

厚生文化常任委員会 副委員長 岸 善一郎

写真:岸善一郎副委員長
岸善一郎副委員長

第84号議案の審査について

 厚生文化常任委員会に付託された議案の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 第84号議案「群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について、慎重な審査が行われましたので、以下、その項目について申し上げます。

  • 病院管理者が置かれた期間の実績について
  • 今後の県立4病院の各院長の役割について
  • これまで進めてきた県立病院改革を継続していくことについて

 以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託された議案は全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 以上申し上げて、委員長報告といたします。


現在の位置 議会トップページ > 委員長報告 > 平成25年 > 厚生文化常任委員会(平成25年3月19日)