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鳥獣害対策特別委員会(平成26年3月19日)

鳥獣害対策特別委員会 委員長 関根 圀男

写真:関根圀男委員長
関根 圀男 委員長

 鳥獣害対策特別委員会における、審査経過について、ご報告申し上げます。
 はじめに、12月13日に、知事あて提出した、6項目からなる「鳥獣害対策に関する提言」への対応状況について、当局から説明を受けた後、質疑を行いましたので、以下、その主な内容について、申し上げます。
 まず、組織を一元化して、今後どのように推進していくのか、また、来年度設置する鳥獣被害対策本部の設置や運営について質され、地域機関や市町村との連携推進について意見が述べられました。
 続いて、野生鳥獣対策に係る県・市町村職員を専門技術者として育成することについて、具体的な取り組み内容が質され、適正な人員配置が要望されました。
 また、野生動物管理の専門知識を持った嘱託職員の担当業務や、狩猟者の養成・確保に関し、民間委託を進めるにあたっての、猟友会との連携について質されました。
 さらに、ライフル射撃場の設置を含めたクレー射撃場の整備内容について質され、国の交付金事業を活用し、早期の建設に向けた努力が求められました。
 次に、シカ、イノシシについては、国が10年後の半減を目標に掲げていることから、県における捕獲目標の設定について、当局の見解が質されました。
 続いて、鳥獣害対策の体制強化による、効果の検証方法について、また、鳥獣害対策の最終目標をどこに置くのかについて質された後、地域振興の観点が大事であるとの意見が述べられ、その取り組みについて、当局の見解が質されました。
 さらに、農家が営農意欲を持ち続けられる、それぞれの状況に沿った支援策や、効率的な捕獲を行う技術者の養成・確保について、当局の見解が質された後、被害減少を実感してもらうことを最終目標として、政策を組み合わせていくよう意見が述べられました。
 次に、カワウ適正管理計画の策定に関し、河川改修に際しては、土木事務所や漁協との連携による、魚の住みやすい河川環境整備について、当局の見解が質されました。
 また、以前はカワウに食べられにくい、生育環境に配慮した河川工事が行われていたことを指摘し、今回の計画策定を契機として、今後の事業実施や、予算確保が要望されるなど、活発な議論が行われました。
 なお、本委員会は、9月定例会後期議会において、今定例会にて提言の新年度予算への反映状況等を審議した上で、付議事件に係る一連の審査を終了とすることを決定したところであります。
 また、委員会報告書については、3月13日の委員会において協議し、全会一致で決定されましたので、議長あてに提出いたしました。
 これを持ちまして、本特別委員会における一連の審査が終了し、鳥獣害対策の今後につきましては、所管の常任委員会で審査いただくことになるわけでありますが、議員各位におかれましては、今後の状勢について、引き続き注視していただきますようお願い申し上げ、委員長報告といたします。


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