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環境農林常任委員会(平成26年6月16日)
環境農林常任委員会 委員長 萩原 渉
委員長 萩原 渉
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第102号議案「平成26年度群馬県一般会計補正予算」及び第112号議案「平成26年度群馬県一般会計補正予算」に関して、大雪被害の支援ついて質疑があり、大雪被害対策の補助事業について農業者に分かりやすい情報提供の必要性や大雪被害対策事業を活用した施設再建に伴う資材の確保について、当局の見解が質されました。また、被災農業者が、できる限り融資を受けられるように要望されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託された議案のうち、第104号議案は多数をもって、その他の各議案は、全会一致をもって原案のとおり可決・承認すべきものと決定をいたしました。
続いて、意見書の発議についてでありますが、国では農業の構造改革を加速化するため、農業改革の取組として、政府の規制改革会議において、農業委員会等の見直しについての提言がなされており、この提言を、政府の成長戦略や今後改訂される「農林水産業・地域の活力創造プラン」へ反映するにあたっては、農業協同組合等の関係団体が果たしてきた重要な役割も踏まえ、農業者、農業団体など関係者の意見を聴くとともに、慎重に議論を尽くし、また、被災地の活力を決して損なうことのないよう配慮することを求める「農業改革に関する意見書」について全会一致をもって可決し、委員会から発議をいたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、環境森林部関係については、
- 渡良瀬川オートサンプラーの設置について
- 指定廃棄物の保管について
- ぐんま緑の県民基金事業について
- 野生鳥獣の放射性物質の監視状況等について
- 原発事故に伴う菌床きのこ栽培に係るおが粉の高騰について
- 群馬県希少野生動植物の種の保護に関する条例(仮称)について
- 2月の大雪による森林被害について
- 県有林について
- 「森林県」から「林業県」への転換について
- 県産材住宅の建設促進について
- 県有林の整備状況について
- 間伐材の活用について
- 大同特殊鋼(株)渋川工場のスラグ問題について
- 群馬県地球温暖化対策実行計画について
- 野生の山菜類に係る放射性物質の検査状況について
- 赤城山の松枯れについて
- ゴミの減量化について
- ライフル射撃施設整備について
- きのこの生産振興と課題について
- 地熱発電について
- 芳ヶ平湿原周辺湿地群のラムサール条約の登録について
- 木質ペレットについて
- 外国資本による水源地域の買収事例について
次に、農政部関係については、
- 規制改革会議の農業改革に関する提言について
- 県内で頑張る生産農家の取組事例について
- 農地中間管理機構について
- 学校給食における牛乳の役割について
- 群馬県農業の目指すべき姿について
- 豚流行性下痢の県の対応について
- 営農しながら農地に太陽光発電設備を設置する場合の課題等について
- 烏川合口堰について
- 新規就農者の対策について
- 農業用免税軽油の使用者数について
- 担い手の育成について
- 降雹による農作物への被害について
- 特定農薬の次亜塩素酸水について
- 馬事公苑の指定管理者選定について
- 鳥獣被害対策について
- 小規模農村整備事業について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。