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議第13号議案(平成26年10月7日)

再生可能エネルギーの系統連系に関する意見書

 群馬県では、長い日照時間や豊かな水資源などの特性を活かし、太陽光や小水力などの新エネルギー発電を一層推進するための「電源群馬プロジェクト」を立ち上げ、再生可能エネルギーの積極的な導入促進を図っている。
 これまでに、固定価格買取制度の認定を受けて稼働した県内の発電出力は、平成26年5月末現在で34万1千キロワット(全国第9位)となるなど、順調に推移しているところである。
 その一方で、本年4月以降、東京電力株式会社群馬支店は、電気を送電するための系統連系について県内の広範囲で制約が発生しているとし、これらの地域においては、連系を希望する事業者負担による送電設備の増強なしには今後の接続(低圧(50kW 未満)を除く)ができない状況となっている。
 ついては、新エネルギー導入を推進する本県にとって系統連系の可否は根本的な重要課題であることから、国においては、問題の早期解決を図るために次の事項を講じられるよう強く要望する。

  1. 再生可能エネルギーの系統連系に関する諸問題を解決するため、東京電力株式会社と連携して系統の増強策を講ずること。
  2. 連系への接続可能量や申込状況等に係る情報について、東京電力株式会社が随時公開する仕組みを構築すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成26年10月7日

群馬県議会議長 須藤 昭男

 衆議院議長
 参議院議長
 内閣総理大臣
 経済産業大臣
 内閣官房長官 あて