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総務企画常任委員会(10月7日)(平成26年第3回定例会)
総務企画常任委員会 委員長 須藤 和臣
須藤和臣委員長
総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第117号議案「平成26年度群馬県一般会計補正予算」に関して、企画部関係では、人口減少問題に対処するため設置された「群馬の未来創生本部」に関連し、県独自の戦略のあり方、本部として部局横断的に行う議論の進め方、若年女性からの意見を反映する必要性、「日本創成会議」における人口減少問題への対応の考え方、今後の国の動きに関連した政策提言や要望の進め方などについて、多くの質疑が行われました。
次に、総務部関係では、県税収入の現況について質され、今回の補正予算に税収の増額見込み分が計上されていない理由について見解が求められました。また、県債発行額の増額による財政運営への影響についても質疑されました。
続いて、第121号議案「群馬県世界遺産・ぐんま絹遺産継承基金条例」に関して、「ふるさと納税」を財源に含めることとした理由や、今後の基金の活用方法などについて質疑されました。
最後に、第124号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」に関して、太田市に権限移譲することとなった背景や、他の市町村への移譲の有無について質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
次に、意見書の発議についてであります。
「電源群馬プロジェクト」を立ち上げ、新エネルギー導入を推進している本県にとって、系統連系の可否は根本的な重要課題であることから、早期解決を図るべく、「再生可能エネルギーの系統連系に関する意見書」について、全会一致をもって可決し委員会から別途発議いたしました。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、総務部関係については、
- 災害時におけるボランティアの活用及び避難所のカギの管理方法について
- 被災者保護対策の改善について
- 地方公務員給与制度の総合的見直しにについて
- 「火山噴火(爆発)防災計画」による突然の噴火への対応検討について
- 災害図上訓練(DIG)、及び、避難所運営ゲーム(HUG)による訓練状況について
- 県政県民意識アンケート調査結果の有効活用について
- 公職選挙法におけるポスター掲示への見解について
- 公益法人への移行状況等について
- 源泉所得税等の自己点検結果に係る加算税と延滞税の扱い及び再発防止策の徹底について
- 県立女子大学の環境整備について
- 子ども・子育て支援新制度に係る私立幼稚園への支援について
- 私立学校における耐震化の進捗状況について
次に、企画部関係については、
- コンベンション施設整備に係るコンサルタントを活用した需要調査、及び周辺整備に関する地元アンケート調査について
- 群馬県コンベンションビューロー連絡協議会による「国際ミーティングエキスポ」への出展について
- 東京電力の接続制限による影響及び県としての対応について
- 地域振興調整費の執行状況等について
- 世界遺産センターの設置及び展示のあり方について
- 世界遺産の活用に向けた今後の戦略について
最後に、企業局関係については、
- 新規産業団地開発における農振除外に要する期間の現状等について
- 八ッ場発電所(仮称)建設事業における送電線への接続について
- 新田水道発電所の運転開始について
- 国際協力への考え方について
- 「ウエストパーク1000」の利用状況及び今後のあり方について
- 小水力発電の推進に係る企業局の役割について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。