ページの先頭です。
現在の位置 議会トップページ > 委員長報告 > 平成27年 > 厚生文化常任委員会(3月12日)(平成27年第1回定例会)

本文

厚生文化常任委員会(3月12日)(平成27年第1回定例会)

厚生文化常任委員会 委員長 舘野英一

写真:厚生文化常任委員会 委員長報告の様子
委員長 舘野英一

 厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。

 はじめに、付託議案についてでありますが、第1号議案「平成27年度群馬県一般会計予算」に関して、生活文化スポーツ部の関係では、歴史博物館の改修工事について、工事の進捗状況が質されたほか、資材の高騰や労働力の不足が工事に与える影響について、質疑されました。

 また、改修後の歴史博物館の展示について、高崎市の綿貫観音山古墳の出土品等の展示予定が質されました。

 次に、文化づくり推進事業について、高崎市が予定している芸術文化行事に対する県の支援方法が質されました。

 次に、女性の活躍推進事業について、「ぐんま女性活躍大応援団」の内容、及び効果などが質されるとともに、女性が活躍するために必要な制度改正、及び目標値の設定などについて、質疑されました。

 健康福祉部の関係では、介護人材確保対策について、介護人材確保の現状と課題が質されるとともに、今後の取組について当局の見解が求められ、介護人材確保対策の予算の推移について、質疑されました。

 続いて、医師確保対策について、医師不足の現状と課題が質疑され、今後の取組について当局の見解が求められるとともに、地域医療枠の修学資金貸与による医師の養成人数が質されました。

 さらに、地域包括ケアシステムの構築に関して、在宅医療と介護の連携に係る取組方針について、当局の見解が求められました。

 また、在宅介護における様々な問題に対する相談及び支援体制について、質疑されました。

 次に、認知症施策について、認知症疾患の早期診断に向けた取組が質疑されました。

 続いて、サービス付き高齢者向け住宅等において、入居者に過剰な介護サービスを提供する「介護漬け」や併設された居宅サービス事業所の介護利用を入居条件とする「囲い込み」が行われているとの報道があることから、事業者に対する指導について、当局の見解が求められました。

 次に、放課後児童クラブについて、平成27年度から新制度が導入されることから、運営費補助に係る制度改正の内容が質され、基準を満たすことが困難な場合や利用児童数の変動に対する対応について質疑されました。

 また、新たに設けられる放課後児童支援員の資格について、認定研修の内容などが質されました。

 次に、特別養護老人ホームについて、国の介護報酬引き下げの影響及び対応が質されるとともに、入所待機者の解消対策について質疑されました。

 次に、第70号議案「群馬県病院事業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例」に関して、結核性疾病による病気休暇の取り扱いが質されました。

 次に、第72号議案「平成26年度群馬県一般会計補正予算」に関しては、生活文化スポーツ部の関係では、NPO法人に対する貸付事業予算の減額について質疑されるとともに、県内のNPO法人の活動状況、及び休眠法人の状況について、質されました。

健康福祉部の関係では、保育事業振興について、第3子以降3歳未満児の保育料免除事業が新設され、3歳未満児保育料軽減事業が廃止されることから、事業の見直しに対する当局の見解が質されました。

 最後に、議第1号議案「群馬県手話言語条例」に関しては、議員提出の議案であることから、条例案の作成過程において中心となった議員について、質されました。

 採決に先立ち、討論が行われ、第52号議案「群馬県福祉プランの策定について」及び、第53号議案「群馬県保健医療計画(第7次)の策定について」に対して、反対の立場から、国の社会保障の切り捨てに基づいた計画であり、賛同できない旨の討論が行われました。

 以上の点を踏まえ、採決した結果、委員会に付託されました議案のうち、第1号、第26号、第52号、及び第53号の各議案については、多数をもって、その他の議案については、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 採決に続きまして、委員から、議第1号議案「群馬県手話言語条例」に対して、要望事項である附帯決議案が提出されました。

 その趣旨は、条例の施行に当たり、手話の普及と啓発に資する環境を整備するために必要な施策に係る実施計画を定めるため、有識者及び関係団体の意見を十分反映できる「群馬県手話施策推進協議会(仮称)」を設置することについて、特段の配慮がなされることを強く要望するものであります。

 この附帯決議案を採決した結果、全会一致で可決され、委員会としての決議とすることに決定いたしました。

 引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。

 この他、委員会の所管事項についても各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。

 はじめに、生活文化スポーツ部関係については、

  • 市町村有競技別拠点スポーツ施設整備に係る補助制度について
  • 第70回国民体育大会冬季大会「ぐんま冬国体」の結果について
  • 群馬交響楽団の事務局体制強化について
  • 市町村配偶者暴力相談支援センターについて
  • 女性の起業セミナーの実施予定について
  • 女性の起業支援に係る産業経済部との連携について

 次に、健康福祉部関係については、

  • ハンセン病行政資料調査報告書の作成部数について
  • 周産期医療に関する統計データについて
  • 救急搬送支援システムについて

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。

 以上、申し上げまして、委員長報告といたします。


現在の位置 議会トップページ > 委員長報告 > 平成27年 > 厚生文化常任委員会(3月12日)(平成27年第1回定例会)