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総務企画常任委員会(企画部関係)(平成27年3月4日)

1.開催日時

平成27年3月4日(水曜日)10時00分開始 13時54分終了

2.開催場所

401委員会室

3.出席委員

委員長:須藤和臣、副委員長:桂川孝子
委員:南波和憲、委員:久保田順一郎、委員:大沢幸一、委員:橋爪洋介、委員:水野俊雄、委員:高田勝浩、委員:金子 渡

4.欠席委員

なし

5.主な質疑

(1)群馬の未来創生本部について

大沢委員
 本部では部局横断のワーキンググループ(以下:WG)中心に議論しているとのことだが、外部有識者との連携についてはどうか。

塚越企画課長
 現在、WGでは、庁内だけでなく現場に足を運び外部の方々からの生の声や専門家の意見を聴きながら進めているが、来年度は有識者懇談会において専門家の意見を伺いながら総合計画と総合戦略を策定したいと考えている。

大沢委員
 市町村に対してスピード感をもって情報提供し、連携強化すべきと考えるがどうか。

塚越企画課長
 市町村の意見もしっかりと聴くため、来年度は、行政県税事務所単位で懇談会を設置して、市町村長等に参加してもらい連携を図りたい。支援については、地域機関レベルでの連携とともに、地方創生の交付金事務で市町村とやりとりをしており、スピーディーかつ的確に情報提供している。引き続き連携強化に努めたい。

大沢委員
 社会で活躍できる女性を増やすことが命題だと考えるがどうか。

塚越企画課長
 人口減少問題で最初に考えたのは、女性の意見を聴くということであり、WGには女性が男性より多いものもあるなど、若手の女性も多く参加している。今後も幅広く女性に参画してもらいながら進めていきたい。

水野委員
 本部のホームページを作成して情報発信していくべきと考えるがどうか。

塚越企画課長
 本部での取組等については、「人口減少対策に関する緊急提言」をホームページ掲載しているほか、知事の動きのコーナーやぐんま広報のコラムを通じて発信している。今後、取組に係る情報を整理し、必要な情報を発信できるようしていきたい。

水野委員
 WGでの議論内容を議事録のような形で公表してはどうか。

塚越企画課長
 なるべく県民にわかりやすい形でもって情報発信していきたい。

水野委員
 県民が参加できるような形で議論をしていただきたいと思うが、考えはどうか。

笠原企画部長
 人口減少対策は全ての県民に関心を持ってもらう必要があり、県民を巻き込んで考えてもらえるよう情報発信していきたいと考えている。また、総合計画と総合戦略はリンクさせながら策定することから、色々な方の知恵を借りて議論を進めていきたい。

桂川副委員長
 WGでの議論や市町村の意見を見える形にしていってもらいたいが、考えはどうか。

塚越企画課長
 意見はなるべく分かりやすくまとめた形で出していきたいと考えている。

桂川副委員長
 新設される「未来創生室」、「こども未来局」、「女性・若者就職支援室」の設置目的は何か。

塚越企画課長
 「未来創生室」は、人口減少対策における全庁の司令塔として機能し、企画部副部長を統括責任者に据えて本部の事務局を担う。なお、総合計画と総合戦略を一体的に策定するため、室内に総合計画係と未来創生係の2係を置く。また、「こども未来局」は、人口減少対策の中心にとなる結婚、出産、子育てを一体的に支援・強化していくものであり、「女性・若者就職支援室」は、雇用の場を確保し、群馬に住み、生活していくことに取り組むため新設した。

桂川副委員長
 若年女性の雇用創出WGではどのような議論がなされているのか。

塚越企画課長
 ライフスタイルに合わせた短時間勤務のニーズや子育て後の仕事復帰への支援が必要で、企業側も体制を整える必要がある等の様々な意見が出ている。こうした中で、交付金を活用し、情報発信や企業への働きかけなど、できることから始めていく予定である。

(2)職員給与の補正について

高田委員
 補正予算で企画総務費の職員給与が増額されている理由は何か。

塚越企画課長
 職員給与は、当初予算を要求する際の職員体制でもって所要額を計上しており、今年度途中の10月に人口減少対策に係る業務に対応するため企画課職員が2名増員されたこと等に伴う増額である。

(3)いきいき・地域・つながりICT支援について

高田委員
 来年度における当該事業の詳細はどうか。

友松情報政策課長
 人口減少地域においてICTを活用し、地域をもっと元気にすることに役立てられないかという観点で検討した。具体的には、人口減少が最も著しい南牧村と連携し、地域がもっと知られるようホームページやブログ、SNS等を通じた情報発信や通販サイトの作成支援、タブレット講座を開催する。

高田委員
 村民にタブレットを配付するのか。

友松情報政策課長
 村民に配付することまでは含めていないが、村と連携してタブレットに触れる機会を増やしていきたいと考えている。

高田委員
 南牧村のホームページだけでなく、県や横のつながりで発展させていくのか。

友松情報政策課長
 通販サイト等で村民が情報発信できる仕組みを検討しており、良いサイトができれば県のホームページからも連携を考えている。

(4)ぐんまちゃんの活用強化について

高田委員
 来年度のぐんまちゃんの活用強化について、中京地区としたのはなぜか。

堀越ぐんまイメージアップ推進室長
 来年度の57万3千円の予算は名古屋事務所に着ぐるみを増設するものである。今年度の「ゆるキャラグランプリ」に際し、名古屋事務所に着ぐるみを貸し出して活用してもらうなどした結果、優勝して中京地区でのぐんまちゃんや群馬県の知名度が高まったと考えており、この効果をより高め、県の施策に活かしていくためのものである。

高田委員
 商圏や経済エリアも考えて全庁的に活用していかなければならないと思うがどうか。

堀越ぐんまイメージアップ推進室長
 企業誘致に関しては具体的な回答は難しいが、ぐんまちゃん家や大阪事務所等も含め、企業誘致に限らず群馬のPRに関する様々な面でぐんまちゃんを活用していきたいと考えている。

(5)ミラノ国際博覧会への出展について

高田委員
 出展についての考えはどうか。

佐藤国際戦略課長
 農政部の所管により出展するものであるが、昨年6月、全国に先駆けて上州和牛のEU輸出が実現された機会を捉えてのことであるとともに、本県産品が欧州で評価されることは、国内を含めたアジア市場への波及効果も大きいと考えている。一過性のものとせず、将来の販路拡大などにつなげられるよう農政部と具体的な取組について協議していきたい。

(6)ぐんま暮らし相談員について

桂川副委員長
 どのようなNPO法人に、どのような相談員を配置するのか。

五十嵐地域政策課長
 有楽町の東京交通会館を拠点として、地方への移住希望者に対して田舎暮らしに関する情報提供を行っているNPO法人ふるさと回帰支援センターに委託し、同センターの職員として群馬県専任の相談員を配置するものである。

桂川副委員長
 相談員設置に係る1,167万4千円の予算の内訳は何か。

五十嵐地域政策課長
 人件費のほか、ブース出展料、スペース使用料、諸経費などである。

(7)過疎山村振興に関する有識者会議について

桂川副委員長
 有識者の選任に関する考えはどうか。

五十嵐地域政策課長
 過疎山村地域の町村長や、地域づくり活動を行っている方、過疎山村振興に関する学識経験者など、バランスを取りつつ様々な意見をいただける構成となるよう考えている。

桂川副委員長
 有意義な意見を聴けるように運営していくという理解でよいか。

五十嵐地域政策課長
 過疎地域は、今後も人口減少が進んでいく地域であり、地域を維持しながら活性化させることができるよう、各専門家から意見をいただいて有効な方向性を見いだせるよう努めていきたい。

(8)世界遺産センターについて

橋爪委員
 センターの整備時期はいつ頃を想定しているのか。

松浦世界遺産課長
 なるべく早期にと考えているが、設置場所や建物の建設、あるいは既存建物を改装することなどが決まってから、ある程度の時間はかかるものと思われる。

橋爪委員
 設置場所について、各自治体からの要望はあるのか。

松浦世界遺産課長
 昨年度末に関係4市町と有識者で構成される委員会を設置しており、同委員会において、富岡製糸場の敷地内やその周辺とするということで合意を得ている。

(9)コンベンション施設整備について

橋爪委員
 施設整備に関する市長会からの要望の概略はどうか。

向田コンベンション推進課長
 「コンベンション施設の整備促進について」という項目で、「高崎競馬場跡地に県が整備する複合一体型コンベンション施設については、高崎市が近接に整備する音楽ホールを中心とした都市集客施設との相乗効果により、県全体への経済波及効果が期待できることから、速やかな整備促進を図ること。また、周辺住環境への配慮を図ること。」を内容に要望をいただいており、これが市長会の総意であると受け止めている。

桂川副委員長
 地元住民への説明方法等が不十分であったとも聞くが、その経過はどうか。

向田コンベンション推進課長
 施設整備についての地元説明会を3回開催し、意見を聞きながら検討を進め、2月初旬に開催した第3回の説明会で新しい道路整備の考え方を地元にお示ししたが、道路整備箇所に直接関係する方の中で地域に住んでいない方もおり、情報が充分に届かなかったことが不満の原因となってしまい反省している。

桂川副委員長
 今後の対応方法についてはどう考えているか。

向田コンベンション推進課長
 改めて2月21日に、土地を持っている方や店舗営業されている方等の関係者にも声をかけて説明会を行い、現地確認の測量を行う了解をいただいた。今後も関係者に対して丁寧な説明に努めるとともに、周辺の方へも引き続き情報提供を行っていきたい。

桂川副委員長
 新しく整備される道路は道路幅が広く、地域が分断されてしまうなどの不安の声も聞くが、どう考えているか。

向田コンベンション推進課長
 現在、道路整備を担当する県土整備部とも調整しながら、周辺道路整備に係る図面を作成しており、本年6月頃にはお示しできるのではないかと考えている。その際には地元の意見を伺う機会を設ける予定であり、今後もそうした意見をしっかり聞いたうえで事業を進めていきたいと考えている。

(10)人口減少対策に関する緊急提言について

金子委員
 提言にある「高齢者の移住促進制度と併せた若者をはじめとした雇用創出の仕組みづくり」については、どのような仕組みを想定しているのか。

塚越企画課長
 介護人材の確保、施設の整備支援とともに、特に後期高齢者医療制度での住所地特例を創設するなど、都市部の高齢者を受け入れる環境整備・運営を地方の負担増なしに進める仕組みについて想定したものである。

金子委員
 ただ人が増えれば良いのではなく、子どもを産める若い人に施策のターゲットを絞った方が良いと思うがどうか。

塚越企画課長
 市町村からも、高齢者の移住を受け入れ、雇用の場を生み出すことを求める意見がある。地域の事情は様々であり、良い面も悪い面もしっかりと考えながら検討していきたいと考えている。

笠原企画部長
 人口減少対策は短期的な視点と長期的な視点で見る必要があるが、数十年先を考えると、地方では高齢者自体も減り、介護の仕事自体も少なくなっていく一方、東京ではこれから高齢者が増え、減少に至るタイミングも遅いことから、このタイムラグと群馬の地理的な優位性を活かし、長期的な視野に立って雇用の場を維持しようということも提言の趣旨である。

(11)群馬のプロモーション事業について

水野委員
 これまでの事業の取組はどうか。

堀越ぐんまイメージアップ推進室長
 平成25年度には、藤岡弘さんを隊長とした「群馬探検隊」として、「温泉」「すき焼き」「おっきりこみ」を発見するという内容で展開し、平成26年度は、ぐんまちゃんが「ゆるキャラグランプリ」で優勝することを見越し、これらの素材に「世界遺産」を加えた4素材をぐんまちゃんが紹介するという動画を、12月~2月に配信したところである。

水野委員
 来年度はどのような事業を実施するのか。

堀越ぐんまイメージアップ推進室長
 来年度は、動画にするかどうかは今後の検討であるが、引き続き、ぐんまちゃんがこれらの素材を紹介するプロモーション事業を実施したいと考えている。

(12)オープンデータの活用について

水野委員
 オープンデータは今後の社会基盤だと思うが、どのように取り組んでいくのか。

友松情報政策課長
 地理的情報は県民ニーズが高く、来年度は統合型GIS登載データのうちからホームページに公開していくことを考えている。今後も利便性の高い情報を選定し、公開にあたって注意すべき点などを検討したうえで対応していきたい。

水野委員
 全庁的な取組により情報発信することが必要だと思うがどうか。

笠原企画部長
 企画部の役割は戦略を立てる部分であると考えており、情報政策課だけでなく企画部から仕掛けて、全庁で効果的な情報発信ができるよう対応していきたい。


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