本文
議第7号議案(平成27年10月7日)
「森林整備加速化・林業再生交付金」の継続及び拡充を求める意見書
群馬県では、戦後造林された人工林が本格的な収穫期を迎えており、この豊富な森林資源を循環的に利用して、川上の素材生産から、川中の加工・流通、川下の木材利用に至る取組を一体的に発展させることにより、林業の成長産業化を実現し、活力ある地域の創生に寄与したいと考えている。
一方、木材価格の長期低迷や山村の過疎化・高齢化等林業を取り巻く環境は大変厳しい状況にある。
そのような中、平成23年度に策定した「群馬県森林・林業基本計画」に基づいて、国の支援を受けて、川上から川下に至る総合的な施策を積極的に展開し、林業の再生に一定の成果を上げてきたところである。
しかし、「森林整備加速化・林業再生交付金」が今年度限りで終了した場合、現在推進している林業再生の諸施策に影響が生じ、林業生産活動とともに森林の公益的機能の低下が懸念される。
ついては、林業の成長産業化に向けた取組を着実に進め、地域材の需要拡大と安定供給体制の構築、持続的な林業経営の確立等を総合的に推進する「森林整備加速化・林業再生交付金」の継続及び拡充を強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年10月7日
群馬県議会議長 岩井 均
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
農林水産大臣
内閣官房長官 あて