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総合計画に関する特別委員会(3月10日)
総合計画に関する特別委員会 委員長 南波 和憲
委員長 南波 和憲
総合計画に関する特別委員会に付託されました案件のうち、平成27年度関係であります、第111号議案「群馬県版総合戦略の策定について」の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
本委員会は、昨年5月に設置され、『群馬の未来創生に向けた「人口ビジョン」及び「総合戦略」の策定に関すること』を含む4つの付議事件について、慎重に審査を重ねてまいりました。
その中で、特に「人口ビジョン」と「総合戦略」については、「第15次群馬県総合計画」と一体となって策定される戦略であることから、総合計画の審査を先行し、「人口ビジョン」と「総合戦略」の本格的な審査については、昨年12月の委員会から入ってまいりました。
まず、12月10日開催の委員会に、「人口ビジョン」を含む「総合戦略」の骨子案の概要と体系案が示されたことを受け、
- 「総合戦略」と各分野別計画との関係について
- 人口の将来展望における中間年などの目標設定について
- 「総合戦略」の進行管理に関する外部有識者による推進・検証機関について
- 「総合戦略」の推進に係る国の財源措置について
- 基本目標1「群馬で暮らし始めたくなる」に関し、「いかにして群馬に根付いてもらうか」、基本目標2「群馬に住み続けたくなる」に関し、「しっかりとした農業の位置づけ」、基本目標3「群馬で家族を増やしたくなる」に関し、「3世代同居など子育てしやすい環境」について
などの項目に関して質疑されました。
続いて、12月24日開催の委員会で、「総合戦略」の素案が示されたことを受け、
- 健康寿命に関する目標値について
- 介護職員数の目標値について
- 女性の労働環境に対する考えについて
- 東京在住で結婚を希望する女性を群馬県に呼び込む取組について
- 移住者としての外国人の受入について
- 女性の有業率の年齢区分について
- 合計特殊出生率と出生数の関係について
- 県内各エリアの観光入込客数の数値目標設定について
- 移住情報冊子の作成と配布について
- 本県都市部への移住促進について
などの項目に関して質疑されました。
さらに、3月8日開催の委員会では、付託議案として「総合戦略」の最終案が示されたことを受け、
- 「総合戦略」の目標達成に向けた予算の確保について
- ICTを活用したビッグデータの活用事例について
- 「総合戦略」の進行管理について
などの項目に関して質疑されたほか、各委員から今後の施策展開にあたっての意見や要望が述べられました。
なお、審査と並行して、11月12日、13日には、石川県における地方創生の先駆的な取組事例や、「人口ビジョン」及び「総合戦略」の策定状況などを調査するため、県外調査も実施いたしました。
以上のような審査・調査を踏まえ、第111号議案「群馬県版総合戦略の策定について」採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、申し上げまして、委員長報告といたします。