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文教警察常任委員会(平成28年3月22日)

文教警察常任委員会 委員長 岸 善一郎

委員長 岸 善一郎の様子写真
委員長 岸 善一郎

 文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。

 第1号議案「平成28年度群馬県一般会計予算」でありますが、はじめに、教育委員会関係では、まず、被災児童生徒就学支援について、事業内容や支援対象人数が質されたほか、要望や課題の有無について質疑されました。

 次に、生涯学習センターのプラネタリウムの機器更新に関して、改善点、稼働休止期間などについて質疑されました。

 次に、英語教育強化地域拠点事業について、指定地域とその選定理由が質されました。

 続いて、いじめ問題対策推進に関して、群馬県いじめ問題対策連絡協議会の構成員や開催状況などについて質疑されたほか、いじめ防止フォーラムの開催状況や対象、並びに、協議内容が質されました。

 次に、PCB廃棄物処理に関しては、県立学校でのPCB廃棄物の保管状況及び処分方法とその経費について質疑されました。

 次に、県立高等学校空調設備整備について、導入スケジュール、地元事業者の受注機会確保策、運用に関するマニュアルの作成が質されるとともに、新電力会社への切替え及びその効果などについて質疑され、節約できた財源を子どもたちの学習環境整備に生かしてほしい旨の意見が述べられました。

 次に、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの配置について、今年度に比した状況やその理由等が質疑されました。

 続いて、キャリア教育について、来年度の計画が質され、大学進学後、群馬に戻ってもらうためにも重要な取組との意見が述べられました。

 次に、富岡・甘楽地区及び吾妻地区それぞれの高校再編整備に関して、統合に向けたスケジュールのほか、学級数が減少することなどに対する見解が質されました。

 次に、学校体育振興に関して、地域スポーツ人材活用実践支援事業の内容やスポーツエキスパート事業を含めた更なる支援について当局の見解が質されました。

 続いて、警察本部関係では、まず、複数年契約となる駐車違反取締り民間委託契約について、業務内容のほか、これまでの経緯や実績が質されました。

 次に、社会参加費について、昨年度の執行状況が質されるとともに、交番・駐在所家族報償費の内容等が質され、地域との関係を深める必要がある交番・駐在所勤務の警察官と
その家族に配慮した執行であることを求める意見が述べられました。

 続いて、警察施設整備に関して、老朽化した職員宿舎の改築・統合などに対する考え方について、質疑されました。

 次に、警察事務に関して、事務経費が増加した理由や削減目標に対する達成率が質されました。

 次に、職員の健康診断や健康相談等について、メンタルヘルス対策の状況や交通管制センター等、常時モニターを見つめている職員に対するVDT診断などの受診状況とその結果について質疑されました。

 次に、育児休業取得警察官の定員外措置及び育児休業取得者数の状況が質されるとともに、女性活躍推進法施行に伴う県警察の計画概要について質疑されました。

 次に、第51号議案「群馬県警察本部の組織及び定員に関する条例の一部を改正する条例」については、警察官増員の必要性、配置する部署、女性警察官の割合や拡大・採用方針などについて質疑されました。また、関連して、女性警察官の幹部への登用状況も質されました。

 次に、第68号議案「群馬県の教育、文化、学術及びスポーツの振興に関する大綱の策定について」は、基本目標で「社会全体で」取り組むことが強調され、学校教育の位置づけが弱く感じるとして、当局の見解が質されました。

 以上の質疑を踏まえ、付託議案について採決した結果、第1号議案、第47号議案、第48号議案及び第51号議案は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 また、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりでございます。

 なお、議案に対する質疑のほかにも、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。

 まず、教育委員会関係でありますが、

  • 広島の中3生徒の自殺問題に関連した生徒指導、進路指導の現状等について
  • 県立盲学校における施設整備状況と情報機器の進化に伴った研修状況等について
  • 道徳教育の授業時間確保の状況について
  • ICT教育の現状と課題について
  • 高校生の自転車利用中のヘルメット着用について
  • 障害者差別解消法施行に向けた準備状況について
  • 高校再編整備と男女共学化の関係について
  • 公立高校の募集定員見直しについて

 続いて、警察本部関係でありますが、

  • 指定暴力団六代目山口組の分裂以降の県内の情勢と取り締まり状況について
  • 県内の特殊詐欺の発生状況と特徴、並びに、今後の被害防止策について
  • 「NO!詐欺コールセンター」の事業内容と効果について
  • 山岳遭難防止対策における「コンパス」の利用協定締結によって期待される効果について
  • 自転車事故の発生状況と検挙状況、並びに、県私立中学高等学校協会との自転車安全利用に関する協定について
  • 警察の職務執行に対する苦情の推移、内容及び対処状況について
  • インターネットにおける俗に言う「学校裏サイト」に関係する犯罪の発生状況、及び、教育委員会等との連携状況について
  • 外国人に対する交通違反取り締まりや検挙時の対応について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。

 以上、申し上げて委員長報告といたします。


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