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厚生文化常任委員会(生活文化スポーツ部関係:平成27年度)平成28年3月7日(月曜日)

1.開催日時 

平成28年3月7日(月曜日)10時00分開始 10時53分終了

2.開催場所

402委員会室

3.出席委員

委員長:臂泰雄、副委員長:清水真人
委員:黒沢孝行、委員:星野寛、委員:狩野浩志、委員:星名建市、委員:水野俊雄、委員:金子渡、委員:荒木恵司、委員:加賀谷富士子

4.欠席委員

なし

5.主な質疑

(1)給与費補正について

黒沢委員
 給与費補正について、県民生活課はマイナス、消費生活課、人権男女・多文化共生課はプラスになっているが、所属により増減があるのはなぜか。

渡辺県民生活課長
 補正額は、組織改正等を加味した現体制の所要額により、増減が生じているものである。

(2)稜線トレイルについて

星野委員
 稜線トレイル活用推進について、本県の資源を活用した、よい事業だと思うが、最近アウトドアの事故が多発している。安全をいかに確保するかが重要だと思うが、対策について、どのように考えているのか。

藪原スポーツ振興課長
 アウトドアスポーツを楽しんでもらうには、安全であることが一番大事だと認識している。稜線トレイルについては、まずは「現地調査」をしっかり行い、危険箇所や緊急避難ルート等を検討していきたい。そして、谷川岳指導センターを所管している観光物産課、自然公園を管理している自然環境課、地元の状況をよく知っている町村と一緒になって、充分に安全確保について検討していきたい。また、現地調査は山岳連盟等に委託して行い、専門家の意見を充分反映できればと考えている。観光物産課が山のグレーディングの検討に取りかかると聞いているので、ルート設定の際もグレーディングを活用して安全に楽しめることをしっかりPRしていきたい。

星野委員
 登山については観光物産課が所管だが、稜線トレイルが完成した際に安全対策は観光物産課になるのか、引き続きスポーツ振興課なのか、所管についての考えはどうか。

藪原スポーツ振興課長
 どこが主体になってやっていくか、今後話し合っていきたい。観光物産課にはノウハウがあると思うので、意見を聞きながら決めていきたい。

星野委員
 武尊山を中心に、上州武尊山・スカイビューウルトラトレイルなどの競技会が開催されているが、他にも小さな大会が県内各地で開催されいる。把握状況はどうか。

藪原スポーツ振興課長
 小さな大会まで把握していないが、100キロメートルの稜線トレイルだけでなく、アウトドアスポーツ全般を推進したいと考えている。その中で、今後、群馬県内でどのようなアウトドアスポーツが楽しめるのかを把握すべきと考えており、PR等について連携を図っていきたい。

水野委員
 既存トレイルと稜線トレイルとの関係や位置付けをどのように考えているか。

藪原スポーツ振興課長
 既存トレイルは多数あり、その中で新たなトレイルを目立たせるには特徴が必要であるため、稜線を100キロメートル歩けるということをアピールして売り込んでいきたい。また、日本ロングトレイル協議会への加盟を目指しており、関係者に稜線トレイルの周知を図っていきたい。

水野委員
 トレイルは管理が一番大変だと思うがどのように考えているか。

藪原スポーツ振興課長
 稜線トレイルの100キロメートルは、国立公園を通っており、使用に際しては国と協議したい。管理については、既存の整備済み区間は、町村や地元の方が管理している。新しく整備する中之条町部分について
は、県が直接管理するのは難しいので、地元町村と相談しながら、地元ボランティアやNPOへの委託など、手法についても一番いい方法を検討していきたい。

水野委員
 アメリカなどの国立公園では、国立公園の臨時職員による、トレイルを整備する専門の部隊があり、相当重労働であるようだが、そのようなものを地域のボランティアの方々にやっていただくことは、大変なことであるので、県はできるだけ手を離さないようにする必要があると思う。せっかくやるのであれば、しっかり見守っていただくような組織があればよいと思うがどうか。

藪原スポーツ振興課長
 検討組織として地元町村、事業者、観光協会にも加わっていただきよく相談していきたい。先進事例の高島トレイルでは、NPO法人を設立し、ツアーを開催してそのガイドの収入で管理運営している事例もあることから、先進事例をよく調査して、上手に回っていく仕組みを考えていきたい。

水野委員
 これから群馬県が観光でさらに売っていこうとするときに、財産としてよいものだと思う。みなかみ町や片品村等が先見的にトレイルに取り組んでいるが、そういったところとの連携について、どのように考えているか。

藪原スポーツ振興課長
 稜線トレイルは、アウトドアスポーツ全般の振興の中で、最初の取り掛かりとして位置付けている事業である。アウトドアスポーツは、北毛だけでなく西毛でも可能と考えているので、そういったところの市町村や関係団体に、一緒にアウトドアスポーツの振興を検討していこうと呼びかけて連携を広げていきたいと考えている。そのためにも、この目玉事業でいい結果を出していきたい。

(3)キャンプ地誘致パンフレットについて

黒沢委員
 キャンプ地誘致パンフレットについて、どのように活用するのか。また、ラグビーだけに絞ると地図に熊谷とあった方がよかったと感じているがどうか。

藪原スポーツ振興課長
 キャンプ地誘致のパンフレットは、平成26年度に2種類、平成27年度に1種類、それぞれ日本語、英語及びフランス語で各2000部を作成している。配布先は、国際スポーツ競技団体の本部に、IOCの公用語である英語とフランス語版を直接郵送しているほか、日本オリンピック委員会、日本パラリンピック委員会、国内中央スポーツ競技団体や県内スポーツ団体などにも送付している。また、国際スポーツ競技団体には、パンフレットの送付に合わせて、ぐんまちゃんを前面に出したグリーティングカードも送付している。東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地の検討を始めるのは、リオ大会前後からと言われていることから、これまでは、本県がスポーツが盛んであること、キャンプ地誘致に熱心であることをイメージで伝えることとし、コンパクトなものとした。平成28年度には、県内スポーツ施設や本県のスポーツ選手の紹介など、具体的な情報を盛り込んだものを作成予定であり、従前と同様、海外の競技団体に送付するほか、積極的に活用したいと考えている。

(4)マンガ・アニメ文化について

金子委員
 群響によるアニメ音楽の演奏会が、国庫補助金の減額により開催できなかったということだが、どのような計画であったのか。

加藤文化振興課長
 子どもたち向けのアニメ音楽を群響が演奏する演奏会を企画していたが、国庫決定がなかったため2回の予定が1回の開催となったものである。これからも開かれた群響ということで、多くの方に来ていただきたいと考えており、幅広い演奏会を実施したい。

金子委員
 オーケストラに親しんでもらうためにアニメ音楽を活用することはよい試みだと思う。今回採択されなかったことで、群響への影響はどうか。

加藤文化振興課長
 全体としては影響はないが、できれば演奏会を開催したかったと感じている。

金子委員
 マンガ・アニメフェスタは、今までベイシア文化ホールで開催されていたが、今年度は県庁で開催した。その効果はどうか。

加藤文化振興課長
 マンガ・アニメフェスタは、過去2回はベイシア文化ホールで開催したが、参加者や来場者に高校生や専門学校生が多く、「電車やバスでも行きやすい会場がよい」「広場で痛車などを展示できる会場がよい」等の希望があり、今年度は試みとして県庁で開催した。県庁前広場に痛車の展示も行ったところ、写真撮影などで大いに賑わい、また幅広い年齢層の来場者を得た。来年度以降の会場は、これまで3回の参加者の意見を受け、展示内容も含めて検討していきたい。

金子委員
 マンガ・アニメフェスタと同時期に高崎市美術館で「『描く!』マンガ展」を開催していたが、県主催のフェスタとの連携はあるのか。

加藤文化振興課長
 高崎市美術館で、開催時期をマンガ・アニメフェスタに合わせてくれた。それぞれの会場で、お互いのチラシを配布するなど、PR面での協力を行い、相乗効果を図ることができた。

金子委員
 3月18日に「頭文字(イニシャル)D」をテーマとした民間カフェが渋川市内にオープンする。非常に人が呼べる漫画であるので、民間であるが是非、県ホームページ等でPRしていただき、伊香保の観光振興の一助にしていただきたいが、民間との連携はどのように行っているか。

加藤文化振興課長
 現在、県のホームページ「ぐんまちゃんナビ」を分野別に再構築している最中であるが、その中の文化の分野に民間とのコラボを考えている。

(5)男性DV被害の相談について

加賀谷委員
 男性DV被害者の相談について、男性DV被害者の相談件数、対応状況、窓口の周知方法について伺う。

角田人権男女・多文化共生課長
 男性DV被害者相談については、専用窓口として「男性DV被害者相談電話」を平成26年12月10日に設置した。毎月第2・4水曜日の午後2時30分から4時まで、専門相談として対応している。今年度の相談件数は4月から2月末までで4件である。相談窓口の周知については、女性向けの窓口と併せて男性DV被害者相談窓口も掲載した啓発資料を配布している。

加賀谷委員
 DV被害者は女性であるイメージがとても強いが、男性被害者もいることから、そのイメージを変えていく必要がある。男性DV被害者の相談窓口の周知にも努めてほしいがどうか。

角田人権男女・多文化共生課長
 男性DV被害者は、相談窓口は知っていても「男性だから弱音は吐けない」など、プライドがあって相談をためらいがちと思われる。DV被害は男女ともに表面化しにくい部分があるため、今年度は民生委員・人権擁護委員向けのリーフレット「DV被害者発見等の手引き」を作成しており、地域でDV被害者を発見し、適切な支援に結びつけるよう取り組んでいきたい。


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