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厚生文化常任委員会(平成28年6月16日)
厚生文化常任委員会 委員長 原 和隆
委員長 原 和隆
厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第133号議案「群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」に関して、県立心臓血管センターの入院患者数の推移、及び紹介状のない患者への対応が質されるとともに、心疾患治療の需要に対する当局の見解が求められました。
次に、承第2号「専決処分の承認について」に関して、保育士不足の状況等が質疑されるとともに、保育士配置の要件が緩和されることにより生じる懸念に対する当局の見解が求められました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託された議案のうち、第133号、及び承第2号は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、それぞれ原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、生活文化スポーツ部関係については、
- LGBTに対する理解促進に向けた取組、相談窓口の設置、及び教育委員会との連携について
- 生活文化スポーツ部所管の指定管理施設における指定管理料の状況、及び年間の収支状況について
- 「日中書道展」開催における群馬県日中友好協会との連携について
- 美術品購入の状況等について
- 土屋文明記念館の収蔵庫の状況等について
- 歴史博物館のリニューアルオープン、及び長期休館による影響等について
- 配偶者からの暴力相談の状況、及び支援体制について
- はじめての文化体験事業について
- 競技別拠点スポーツ施設の整備状況、及び市町村との連携について
- 市町村におけるDV基本計画の策定状況、及び男性へのDVの相談窓口について
- 性暴力被害者サポートセンター設置後の状況、及び課題について
- 定住外国人実態調査について
- 「群響を考える懇談会」がまとめた報告書について
- ハンセン病の差別解消に向けた人権面からの啓発ついて
- ヘイトスピーチ対策法成立を踏まえた対応について
- 文化奨励賞について
- GUNMA・マンガ・アニメフェスタについて
次に、こども未来部・健康福祉部・病院局関係については、
- 地域少子化対策重点推進交付金の補助対象等について
- 「群馬県保健医療計画(第7次)」における地域医療構想の目的、基準病床数と必要病床数の整合性、及び構想区域のあり方等について
- 「群馬大学医学部附属病院の再生を促進する協議会」について
- 民生委員・児童委員への支援について
- 前立腺がんPSA検査の啓発について
- 県立障害者リハビリテーションセンターの新棟建設の現状、及び担う役割について
- 子どもの貧困実態調査について
- 子宮頸がん予防ワクチンの副反応発生の現状、及び被害者への支援状況について
- 不育症への支援について
- 障害者差別解消法施行を受けた対応について
- 生活保護者の実情を踏まえた対応の必要性について
- 国保の広域化について
- 地域定着支援センターの支援実施状況について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
なお、委員会の後に、「上野三碑世界記憶遺産登録推進協議会」の横島会長、及び熊倉委員から上野三碑に関する説明をいただき、登録に向けた県民をあげての機運醸成のため、上野三碑の意義、及び価値等について、情報共有を図りましたので、併せて報告させていただきます。
以上、申し上げて委員長報告といたします。