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環境農林常任委員会(平成28年6月16日)
環境農林常任委員会 委員長 金井康夫
委員長 金井 康夫
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、第135号議案「あっせんの申立てについて」に関して、東京電力が原発事故に係る損害賠償に応じていない項目とその理由について、質疑されました。
次に、第138号議案「平成28年度群馬県一般会計補正予算」に関して、ブランド推進費について、「ぐんまのすき焼き」のプロモーションビデオ制作の概要が質されました。
また、「ぐんまのすき焼き」の認知度を高めるためのプロモーションビデオを制作する方策について、質疑されました。
次に、承第2号「専決処分の承認について」に関して、農業者育成対策費の減額理由について、質されました。
また、特産果樹振興費について、特産果樹として栽培されている品目などが質され、地域の活性化に資するよう、特産果樹のさらなる振興が要望されました。
以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、環境森林部関係でありますが、
- 環境森林行政に対する部長の抱負と意気込みについて
- 見直しをした群馬県森林・林業基本計画の重点施策について
- 林業の成長産業化による地方創生について
- 治山事業の進捗状況、今年度の整備予定及び予算確保の取組について
- ぐんま緑の県民基金市町村提案型事業に係る評価検証委員会の役割、制度改善状況、竹林整備における発生材処分費等に対する助成の必要性について
- 県立赤城公園における洋式トイレ設置について
- ツキノワグマによる農林業被害の状況、対策の効果、及び根本的な対策の必要性について
- 「林業県ぐんま」への具体的なビジョンについて
- 林地集約化に向けた(仮称)林地中間管理機構の設置に対する考え方について
- 林業振興における県全体のマネジメントについて
- ぐんま緑の県民基金市町村提案型事業の状況について
- ぐんま緑の県民税の徴収状況について
- ぐんま緑の基金事業に対する評価検証の早期実施について
- 渋川県産材センターの実績、効果及び今後の木材・加工施設の整備方針について
- 森林の皆伐推進について
- 鉄鋼スラグの使用状況及び対応について
- 坂東工業団地周辺の地下水汚染に係る対応状況について
- バイオマス活用推進計画について
- レジ袋有料化、容器包装の店頭回収及び資源ごみ集団回収の状況について
- 群馬県土砂等による埋立て等の規制に関する条例に基づく申請状況及び市町村の条例制定状況について
- 森林所有者の把握状況及び所有者不明時の対応について
- 群馬県森林・林業基本計画における広葉樹林の位置づけについて
- 林業の担い手支援について
次に、農政部関係については、
- 鳥獣被害の状況及び課題について
- 有害鳥獣捕獲の目標頭数、体制の整備、技術開発及び人材育成について
- 鳥獣被害対策としてのクレー射撃場の充実について
- 狩猟期間の延長について
- 太田市金山のイノシシ被害に対する今後の取組について
- 農地中間管理機構の目標と実績及び目標未達の原因について
- 農協改革における地域貢献度の重視について
- 水産振興に対する考え方について
- 農畜産物の海外販路拡大における選定品目について
- 農畜産物輸出における株式会社太田国際貨物ターミナルの利用について
- 鳥獣被害額の算定方法について
- 捕獲した野生鳥獣の利活用について
- シャープシューティングによるカワウの捕獲実証について
- 養豚振興の考え方について
- 集落営農の法人化の状況、経営発展に向けた取組について
- 農外からの企業参入の状況及び撤退のリスクについて
- TPPの本県農業に対する影響額の試算について
- 遊漁用ニジマス「ハコスチ」等の推進について
- 旧境町トレーニングセンター跡地の管理状況及び今後の利活用について
- 「ぐんまのすき焼き」の県民への浸透状況について
- エコファーマー制度について
- 市民農園について
- 農業技術センターの取組について
- 農業用免税軽油について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。