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議第13号議案(平成28年10月12日)

八ッ場ダムの早期完成と道路整備を推進するための予算確保を求める意見書

 本格的に人口減少や高齢化を迎え、今後も日本経済を牽引する首都圏においては、巨大災害に対応できる強靱な国土の構築、首都圏全域での連携強化による東京一極集中からの脱却、そして東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて広域的なインバウンドの強化が求められている。
首都圏の一角を担う群馬県は、一級河川利根川の水源地で首都圏の治水・利水面から、きわめて重要な位置にあるとともに、関越自動車道、上信越自動車道、北関東自動車道が十字に交差し、首都圏と北陸、東北を結ぶ交通の結節点にもなっており、防災や物流、観光等から大きな役割が期待されている。
 こうした状況の中、最近の気象災害は激甚化し、昨年の関東東北豪雨、本年の台風10号では甚大な被害を被り、本年は首都圏で渇水も発生したところである。そのため首都圏の治水・利水のため本県に建設している八ッ場ダムの早期完成が望まれるところである。現在ダム本体の工事が始まったところであるが、中止をめぐる迷走がなければ、すでに完成していたはずであり、ダムに翻弄され続けた地元住民の生活再建のためにも一日も早く完成することが必要である。
 また、本県の道路整備は、高速道路の効果を県内全ての地域に行き渡らせる「7つの交通軸」の整備を重点的に進めており、「吾妻軸」の上信自動車道路は、八ッ場ダム地域を経由し長野県に至る地域高規格道路で、地元の生活再建としても重要なことから、ダム完成に併せて部分開通を目指し、これから工事の最盛期を迎えるところである。
 更に、「東毛軸」として本県唯一の2車線区間で慢性的な渋滞を解消するために、特に整備が急がれる国道50号前橋笠懸道路(直轄道路事業)や、「西毛軸」として全工区の事業化により整備が本格化する西毛広域幹線道路などの事業を進めているところである。
 これら本県道路の整備を図ることが、本県のみならず首都圏全体に大きな効果をもたらすものと確信している。
 よって、国におかれては、平成29年度予算編成にあたり、下記の事項について十分配慮するよう強く要望する。

  1. 八ッ場ダムの早期完成を図ること。
  2. 群馬県の道路整備を計画的かつ着実に進めるため、道路関係予算の増額確保を図ること。
  3. 首都圏の社会資本整備を推進するため、公共事業予算の増額確保を図ること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成28年10月12日

群馬県議会議長 星野 寛

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
総務大臣
国土交通大臣
内閣官房長官 あて