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総務企画常任委員会(企画部関係) 平成28年8月25日

1.開催日時

平成28年8月25日(木曜日)10時開始 11時47分終了

2.開催場所

401委員会室

3.出席委員

委員長:大手治之、副委員長:荒木恵司
委員:中沢丈一、委員:岩井 均、委員:狩野浩志、委員:岩上憲司、委員:萩原 渉、委員:水野俊雄、委員:後藤克己、委員:金井秀樹

4.欠席委員

なし

5.主な質疑

(1)基本設計の発表の時期と方法について

萩原委員
 今回の説明の位置付けであるが、基本計画の説明であるのか、あるいは基本設計の説明であるのか。

大澤コンベンション推進課長
 現在、基本設計を進めている。9月末までには基本設計をまとめたい。本日の説明は、検討している素案について、この段階で県議会に報告するというのが趣旨である。

萩原委員
 基本設計が、つくり上がった時点で説明があるということでよいか。

大澤コンベンション推進課長
 これから、意見を踏まえながら、次回の定例会の時に最終的なものを示せるよう、作業を進めている。

萩原委員
 建築・構造・電気設備・機械設備の概要、工程表、概算工事費などを、いつ頃示すのか。

大澤コンベンション推進課長
 基本設計の工期は、10月までとなっているが、できる限り詰めたものを次回の定例会の時に示したい。

萩原委員
 今日の段階は、示されたものについて我々が自由に意見を述べるということでよいか。

大澤コンベンション推進課長
 意見をいただきながら、最終的なものにまとめ上げていきたいと思う。

萩原委員
 今の時代は、プレゼンテーション技術が進んでいる。今回の施設をビジュアル的に示していくことが一般の県民に対しても、非常に分かりやすくなるのではないかと思う。是非、そのような技術を駆使して、基本設計の段階でイメージが分かるようなものを出していただきたいと思うがどうか。

大澤コンベンション推進課長
 今後、CG等も活用しながら、資料を揃えていきたい。

(2)施設のデザインについて

萩原委員
 デザインの部分で、「環境に優しい」というようなことをコンセプトの中にしっかり入れて、自然エネルギーを活用した省エネルギーの建物にすれば、コストパフォーマンスにも繋がる。コストパフォーマンスの面では、将来の維持管理を考えて、できるだけ機械に頼らない計画を考えていくことが良い。外の道路側から2階に上がる方法として、バリアフリーを考えてスロープと階段を併用していくことはどうか。群馬県は、風が強く、冬が寒い地域ということを考え、スロープの導入部分には、屋根を架け、雨に濡れないことを考えてほしい。風対策を十分に考えてほしい。また、コンコースを南側に設けることによって、暖房経費が節減できると思う。フランス積みを模した県産木材によるエントランス吹き抜け部の大壁は、本物のフランス積みの煉瓦を積んで、「これが富岡製糸場の壁である」という事でないと分からない。考え方は良いが、再考してほしい。
向田企画部長
 様々な観点から、委員から話しを伺った。本日示したものは素案であり、これをベースに、いただいた意見を踏まえて、次回の定例会で示したい。再生可能エネルギー、防災センターについても、その考え方が分かるように資料で示して、提言に応えたい。

(3)県域コンベンションビューローの設立について

後藤委員
 県域コンベンションビューローの設立について伺いたい。大手旅行会社から派遣された外部人材は、課内に机を置くということか。
大澤コンベンション推進課長
 1名については、机を置いて誘致活動をしてもらう予定である。他の旅行会社についても誘致の応援をいただく予定である。
後藤委員
 県から給与を支払うのか。
大澤コンベンション推進課長
 来年度以降は検討が必要となるが、今年度はビューローの会員として動いてもらい、給与は派遣した会社が負担する。
後藤委員
 派遣する会社もメリットがあるのではないかと思う。事務局は各課職員で構成されるとあるが、ビューローに専従となるのか。
大澤コンベンション推進課長
 コンベンション推進課の誘致係は、4名体制で誘致活動を行っており、ビューロー専従のようなものであるが、他課の職員は通常業務をしながら案件に応じて対応していく予定である。
後藤委員
 現在、行っていることとの違いがあまり感じられない。コンベンション推進課の誘致係員は、事務分掌の中で誘致活動を一定の比率で行っていると思うが、その比率が上がっていくなど、具体的なものはあるのか。現在のコンベンション推進課や群馬県コンベンションビューロー推進協議会の業務と何が違うのか。
大澤コンベンション推進課長
 まだ、ビューローが設立されておらず、今後、参加する市町村等とも相談していくが、今回、35市町村が参加した。やはり、コンベンションを誘致するには、地元の受入れ市町村の熱意が重要になる。私共が得た情報を元に、市町村と合同で誘致に行く。後は、外部の旅行会社から1名が専従で来る。他の旅行会社も業務に協力していただけるということである。今まで私達が得ていた情報のパイプラインは、それほど広くなかった。今回、旅行会社の協力を得ながら、幅広いところに営業ができるというところに期待している。それを三課で支えながら、今までの取組をもっと大きなものにしていきたいという思いで、ビューローの設立準備をしている。
後藤委員
 今までの連絡協議会に参加していない市町村もあったのか。
大澤コンベンション推進課長
 はい。
後藤委員
 旅行会社から、今までも情報は貰っていたと思うが、それがもう少し貰えるようになるということかと思う。今までは全く貰っていなかったのか。
大澤コンベンション推進課長
 色々相談はしていたが、今後は、コンベンションビューローの会員ということで、能動的に群馬県にコンベンションを誘致するために、一緒に動いていただこうと考えている。
後藤委員
 プロパー職員の雇用を考えていたが、それはないということでよいか。ビューローの職員を新規で雇用することはないか。
大澤コンベンション推進課長
 外部人材を取り入れた誘致活動を通じて、そのノウハウを活用するのが目的であり、プロパーを雇うことは、今回は考えていない。
後藤委員
 旅行会社から外部人材を得られるといっても、あくまでも旅行会社の人間である。群馬県として、主体的にビューローとして誘致活動を行っていると言うが、本気で取り組んでいくのだというような姿勢という意味では、イメージが湧かない。ビューローができることによって、コンベンション推進課の誘致係員の業務はどのように変わるのか。
大澤コンベンション推進課長
 今までの誘致係の業務は、群馬県全域のコンベンション誘致ということで動いていたわけであり、その部分において大きな変更はない。ビューローができることによって、事務局機能を持たなければならないので、その業務は当然、担当する。ただ、今回、外部人材や旅行会社の協力が得られるということで、今までの業務内容の質・深度が、かなり上がって、誘致に繋がるのではないかと思う。ビューローによって、オール群馬・全市町村が一致団結した、誘致に向けた動きができるようになる。それによって、かなり効率的になる。

(4)県産木材の使用量について

狩野委員
 今回の提案では、県産木材の使用量はどの程度となるのか。使用量によっては、事前の準備が必要と考えるかどうか。
大澤コンベンション推進課長
 今後、細かな仕様を検討していく中で使用量は算出される。今回提案した図では概ね800平方メートル程度の規模となっている。県産材については、早めの調達に努めたい。
狩野委員
 相当、スピード感を持ってやっていかないと、東京オリンピック前の平成32年度に開所するという初期の目的が達成できないと思う。当初のスケジュールに対し現状を踏まえ状況はどうか。
大澤コンベンション推進課長
 当初のスケジュールを目標に、手戻りが生じないよう進めたい。内装については、平成31年度後半くらいが施工になるので、仕様が決まり、関係団体とも協議しながら、原材料を押さえていきたい。

(5)西側半月状部分の土地利用について

狩野委員
 西側半月状部分の土地利用はどう考えているのか。
大澤コンベンション推進課長
 屋外展示場と一体となって利用することを想定している。なお、当該敷地の南側には、当該敷地の雨水及び西側に接する東四条線の雨水の一部を地下に貯留する貯留槽の設置を想定している。

(6)緑道について

岩井委員
 緑道には木製チップの活用を図るなど、車いすやジョギングする方に配慮し、ランニングコースの利用者を呼び込むことも重要であると思うが、どのような設計を考えているか。
川端コンベンション推進課建築主監
 緑道は、3メートル程度の幅を想定している。コスト面では、アスファルト舗装が優位となるが、全体コストを見据えた検討を進める。木材チップは耐久性に課題があると認識しているが、適用箇所などを含め検討する。
岩井委員
 道幅3メートルであると車いすのすれ違いも十分できる。全体の距離はどのくらいとなるか。
川端コンベンション推進課建築主監
 外周は、1.3キロメートル~1.4キロメートル程度となる。
岩井委員
 樹木は、成長しすぎるものは、あまり良くないところがある。木が大きくなってしまうと、鬱蒼としている感じで、あまり景観が良くない。そのようなことを考えると、樹木の選定についてはどうか。
川端コンベンション推進課建築主監
 維持管理費を低減できるよう中木を主体とした植栽計画を考えている。
向田企画部長
 植栽は、樹種により葉が落ちるなどするため、地元の意見を聞くことも重要と考えている。基本的には、北側には山の木を植え、南側には平地の木を植えることにより群馬の自然を表現したいと考えている。それから、走りやすい外周の遊歩道をつくることにより、たくさんの方が走ることを目的にここに来てくれる可能性もあり、そのような観点も重要である。しっかりと対応していきたい。
荒木副委員長
 遊歩道に対するチップの活用について、ゴムチップはどうかと思う。ゴムチップは、膝や腰に優しく、吸水性があって、転んだ時に怪我がしにくい。高齢者の方々にとっては、非常に良いものである。どのように考えているか。
川端コンベンション推進課建築主監
 ゴムチップ舗装は優れたところのある素材と認識している。概算工事費に収めていく中で、部分使用も含めて、効果的な手法があるのかどうか検討したい。

(7)外部人材の登用について

岩井委員
 基本的に、群馬県は人事交流をしていない。特に、大事だと思っていることは、民間との人事交流である。県から民間へ行ったり、民間から県に来て、研修や交流をすることが今後、群馬県にとって必要であり、内向きから外向きに転換することが必要であると思うがどうか。
向田企画部長
 群馬県もこれまでスポット的に、民間企業に出したりしたことがあるが、戦略的に全体をみながら、その企業や団体とパイプをつくっていくという人事までは行っていなかった。今いただいた意見は、当然、人事課とも相談しなければならないが、しっかり踏まえて、今やっていることをさらに拡大できるような形で検討していきたい。

(8)来場者の導線について

中沢委員
 来場者が、展示ホールに行く動線を確認したい。1階の平面図を見ていくと、タクシーで来られた方は、どのように入っていくのか。また、展示ホールでライブコンサートなども頻繁に開催していくかと思うが、終了時に一斉に帰る人をどのように、さばいていけるのか。
大澤コンベンション推進課長
 タクシーで来場された方は、1階車寄せで下車し施設内に入っていただき、エスカレーターを利用して2階へ行く動線を想定している。VIP等であれば、1階から入り、1階の応接室で休んでもらい、展示ホールに入ることも想定している。一般の客は、2階のコンコースを通って、1階の展示ホールに降りてもらう動線を考えている。また、基本的に、敷地内は歩車分離として、人は2階に上げるという考え方であるが、1万人規模のライブイベントが終了した時は、同時に大勢の人が移動することから、北側の搬入口を解放し、車の通行を全部止めるオペレーションをして、一斉に人を北口線の方に流すという形で、安全に誘導できるようにしたいと考えている。
中沢委員
 大勢の人が移動する時に、色々な事故が起きていることは事実であるので、ワンフロアで解放できるような動線を考えてほしい。また、高崎駅から降りて、国道354号線の幹線を歩いて入るというのは、施設用地西側からの歩行者の出入りを想定しているのか。
大澤コンベンション推進課長
 西側は、緑道には入れるが、施設利用者の出入りは想定していない。地域から、施設利用者が住宅地内に入ることのないよう要望があったことから、コンベンション施設北口線を利用する動線としている。
中沢委員
 ライブの終了時のリスクを考えて、しっかり誘導できるような対策を練ってほしい。また、タクシーのプールの脇の倉賀野堰用水路は、暗渠ではなく開放であるが、管理上、全て暗渠とできないのか。
大澤コンベンション推進課長
 堰管理者との協議では、倉賀野堰は重要な農業用水であり、水温を現状と同程度に保つ必要があることから、開渠となる割合を現状程度とするよう求められている。そのため、現状程度となるような計画としている。
水野委員
 コンサート、5千人の学会等開催時の動線は大丈夫か。メインホール利用の千人規模の来場者が、スムーズに分科会などの細かな会議室に移動できるのか検討をしていると思うがどうか。
大澤コンベンション推進課長
 学会では5千人の収容が可能としているが、常時5千人いるわけではない。仮に会議施設が満員になった場合、設計事務所のシュミレーションでは、エスカレーター・エレベーター・階段を利用して12分で移動できるため、それほどストレスのない時間である。
水野委員
 車が入ってきて、お客さんがそこで車から降りて、会場に入っていくという動線であるが、平面の駐車場に車を置いた方は、どのように施設に入ってくるのか。
川端コンベンション推進課建築主監
 東の平面駐車場からは、1つは北口線正面の歩道橋を通り2階のメインエントランスへ入る。もう1つは立体駐車場と会議施設を結ぶ歩道橋から2階エントランスへ入る。
水野委員
 渡るところに人が通ることは考えていないのか。
川端コンベンション推進課建築主監
 はい。
水野委員
 細いブリッジを渡って、いくつか交錯したり、狭隘の部分が出てくるのではないのかと思う。駅に向かう人の流れと駐車場に向かう人の流れを、色々なパターンの動線で想定しないと、本当にどこで事故が起きるのか分からない。色々なパターンで具体的なシュミレーションをしていかないと、危ないのではないかと思っている。安全面についてもう一度説明して欲しい。
川端コンベンション推進課建築主監
 1万人規模の来場者が移動する場合のシュミレーションをしているが、指摘されたことを踏まえてよく検討する。
中沢委員
 平面駐車場に止めた人の動線であるが、歩道橋を渡って入ることになるが、緑道を使う市民と、そこで利用が被ってしまう。イベントの開始時や終了時に、工夫する必要性があるがどうか。
川端コンベンション推進課建築主監
 駐車場と緑道の間にはフェンスによるセキュリティラインがあるが、北口線のところの歩道橋を使用できるよう、イベント開催時には、一部フェンスに出入口を設置して、平面駐車場から歩道橋を利用してもらうことを考えている。
中沢委員
 施設利用者と緑道利用者が重複すると、緑道を使っている人が構内に入ってしまう可能性もあるがどうか。
川端コンベンション推進課建築主監
 ガードマンを設置するなど、必要があれば制限をしたい。

(9)県域コンベンションビューローへの外部人材の派遣について

岩上委員
 違う行政分野で、外部人材を入れる先進事例をみていると、一番多く言われることは、民間の考え方と行政の考え方があまりにも違い過ぎて、なかなか、民間人材を入れても生かし切れていないということである。その反面、やりたい側は色々な制約があって、「思い切って動けない」という意見もある中で、この人材をどのように生かしていく考えか。
大澤コンベンション推進課長
 コンベンションビューローは、公的な部分が確かにある。考え方の違いもあるが、企業と行政とでお互いがウィンウィンになれる手法を考えていきたい。
岩上委員
 具体的にどのようにするのかは出ないかもしれないが、行政側なりビューローがイメージしている活用方法はどのようなことか。
大澤コンベンション推進課長
 専従で来ていただく方については、まずは、企業訪問など営業をしてもらう。そこで情報を得た場合は、県職員や市町村と合同で誘致に出向く。外部人材は、行政が持っていない情報、パイプ、人脈を持っているので、それらを提供してもらいながら誘致活動を進めて参りたい。
岩上委員
 今の話だと、人脈を持っているから人脈を使わせてくれ、と言っているだけの話であって、それだけでは、長期的な、ウインウインの関係は築いていけないのではないかと思う。ここまで決めた以上、受入れ側として、やるべき事、やってもらうべき事を整理して、やっていただければと思うがどうか。
大澤コンベンション推進課長
 委員の意見をお聞きし、市町村や人材を派遣する企業と相談しながら、今後の方針を決めたい。
向田企画部長
 まだ決まった話ではないので、課長も申し上げづらかった。旅行会社は、宿泊を伴うコンベンション誘致に強みがある一方、公的機関は公益的な学会や大会等に強みがある。それぞれの強みを生かしながら取り組んでいくが、うちの職員には是非、旅行を伴うような民間の大会を誘致するノウハウも学ばせたいので、一緒に付けてまわらせようと考えている。旅行会社の人とコンベンション推進課や次世代産業課の職員が一緒にまわって、宿泊を伴うようなコンベンションを引っ張ってくるというところに、一番の期待を置いている。
岩上委員
 一緒に営業にまわることは、当たり前の話であって、詰めていくと、行政と民間との感覚の違いは必ず出てくる。企画部長が言うように、やってもらうことは、やってもらわないとならない。「ここまでやれば取れるのに、ここまではできない」などというように、このあたりの問題の整理をしていかないと最終的には、「何だ」ということになる。たとえば、迷った時に民間はやるのに、行政は迷った時にはやらないという違いが出てきている状況の話を聞く。そのような感覚を持って、色々、推し進めてほしい。
大澤コンベンション推進課長
 御指摘を踏まえて、群馬県のコンベンションビューローとして、うまいやり方があるのかどうか検討していきたい。

(10)喫茶室について

岩上委員
 施設内の喫茶室についてはどう考えているのか。
川端コンベンション推進課建築主監
 2階平面図右上部にカフェと表示している。ここにカウンター等を設けて、コーヒーなどを提供することを想定している。その他、自動販売機の設置も想定している。
向田企画部長
 カフェと表示している箇所は、厨房等を示すもので、周囲に机や椅子などを配置し休んでいただくこととなる。

(11)会場設備について

水野委員
 群馬県高崎市の施設において、大きなライブやコンサートを行うことが広く全国の方々に耳にしていただく機会が増えれば、「なるほど、群馬県は、そのようなことをやっている。いいところだ。」と思っていただける。ただ、どうも聞くところによると、音響への配慮がないのではないか。いざ、ライブをやってみたが、「あそこでもうやりたくない」と思われては困る。コンサートを行うにあたり、音響への配慮がされているか。
川端コンベンション推進課建築主監
 コンサートに対する音響的な配慮だが、幕張メッセなどの他の施設を参考にして、ハードとして反射板を設けるなどの配慮をしなくても、暗幕だけでの対応でコンサートを行うことは可能であると聞いている。暗幕設置で、コンサートの音響対策はできると考えている。
水野委員
 業界側へのリサーチをしてもらった方が良いと思うがどうか。
大澤コンベンション推進課長
 プロモーター等の意見を参考に設計を詰めていく。音響面はクラシック向きではなくポピュラー音楽を対象としている。
水野委員
 会議施設ということで、参加者規模が5千人の学術会議、国際会議と書いているが、国際会議場はどこにできるのか。
川端コンベンション推進課建築主監
 国際会議は、2階平面図のメインホールを想定している。同時通訳ブースは設備がすぐに陳腐化すると、PCOからのヒアリングで確認できたため、仮設で対応する。

(12)都市計画の重要変更について

金井(秀)委員
 底地については、周辺整備も含めて都市計画の重要変更になると思う。この手続きが、今後、並行して進んでいって、着工までには終了するのか。
大澤コンベンション推進課長
 周辺道路については、今年の1月に都市計画決定を行っている。競馬場の中の土地については、用途が第二種住居地域と近隣商業地域であり、大規模な誘施設建設に制限があるため、今年の11月に高崎市の都市計画審議会に地区計画の決定をいただく予定である。その後開発協議を実施し、予定どおりの着工ができるように進めて参りたい。

(13)「群馬らしさ」の表現について

水野委員
 群馬らしさが何だ、というところを事務局が理解できないで、設計事務所に、群馬らしさを出すようにと頼むことはできない。もう1回、そのあたりの考えを確認しておきたい。
大澤コンベンション推進課長
 群馬らしさは詰め切れていないが、今回はものづくりを中心に提案した。デザイン・機能をどのように表現するか設計事務所と詰めていきたい。
荒木副委員長
 「群馬らしさ」について、出てきたのは、縦糸と横糸を模した、コンコースとホワイエの天井意匠ということであるが、これを見ても、どこが縦糸と横糸なのか非常に分かりづらくて、格子柄の天井という形にしか見えない。注釈がないと分かりづらく無理があると思うがどうか。
川端コンベンション推進課建築主監
 素材や工法について専門業者を交えて検討中である。ご指摘を踏まえて検討する。
荒木副委員長
 織物を一口で表現すると、縦糸と横糸という形になるのかと思うが、一つの出来上がったものも織物である。できあがった織物の柄である絣とか絞りとかを表現してはどうか。
大澤コンベンション推進課長
 いただいた意見を踏まえて、「群馬らしさ」の演出に向けて検討したい。


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