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環境農林常任委員会(平成28年10月12日)

環境農林常任委員会 委員長 金井 康夫

委員長 金井 康夫 様子写真
委員長 金井 康夫

環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。

 はじめに、第139号議案「平成28年度群馬県一般会計補正予算」に関しては、まず、イノシシの捕獲推進について、今年の捕獲目標及び今後の取組方針が質されました。

 次に、木質バイオマス利用施設等整備費補助について、川場村の木質バイオマス供給施設の概要及び完成時期が質疑されるとともに、県内の木質バイオマス発電の状況が質され、今後の燃料用チップの需給状況について、当局の見解が求められました。

 また、前橋バイオマス発電所に係るチップ運搬車について、転用の可能性が質されるとともに、前橋バイオマス発電所に対して、県が補助をする基本的な考え方を示すよう求められました。

 次に、ぐんま緑の県民基金事業について、水源地域等の森林整備事業の現状が質疑され、市町村から採択要件緩和の要望があるのかどうか、質されました。

 次に、林業技術開発費について、林業試験場の受託研究の状況が質されました。

 次に、第158号議案「和解について」に関しては、原子力損害賠償紛争解決センターにあっせんを申し立てた金額に対する、和解金の割合が質されました。

 これに関連して、原子力発電所事故の影響により、野生鳥獣肉が出荷制限されていることについて、当該被害に対する損害賠償請求の状況が質されました。

 また、現在実施されている農産物の放射性物質検査の費用負担についても、質疑されました。

 以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案のうち、第139号議案及び第151号議案は多数をもって、その他の各議案は全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。

 この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。

 まず、環境森林部関係でありますが、

  • 県産材の輸出促進について
  • パリ協定の締結を受けた県の取組について
  • ごみの減量化について
  • 産業廃棄物の不法投棄及び不適切保管の状況及び対策ついて
  • 県内の空間放射線量率の状況の周知について
  • 林業従事者の育成及び確保について
  • 野生鳥獣肉の放射性物質検査の状況及び出荷制限解除に向けた取組について
  • 木材加工施設の整備について
  • (仮称)林地中間管理機構の検討状況について
  • 県立公園内の洋式トイレ設置の取組について
  • 鉄鋼スラグ問題への対応について
  • 高性能林業機械の導入について
  • 太陽光発電施設設置に伴う林地開発箇所の監視について
  • 群馬県森林・緑整備基金の経営状況について
  • 食品廃棄物削減の取組について
  • 安定型モデル最終処分場について
  • 桐生市城の岡団地の異臭問題について
  • カエンタケに関する相談状況について

 次に、農政部関係では、

  • 農畜産物輸出促進について
  • 台湾の農畜産物輸入規制解除について
  • 水稲作付けの状況及び米価の見通しについて
  • 生乳の指定団体制度について
  • 農福連携の取組について
  • 太田市金山のイノシシ捕獲対策について
  • ぐんまフラワーパークの年間利用者数の目標及び入場料金の設定について
  • 野生鳥獣肉の出荷規制解除に向けた加工処理施設の整備について
  • 「日本絹の里」利用者の実数把握について
  • 「ぐんま・すき焼きアクション」の取組及び成果について
  • ぐんま農畜産物統一ロゴマークについて
  • 馬事公苑の目標利用者数について
  • 養豚のチェック・オフ制度について
  • 集落営農の取組について
  • TPPの本県農業に対する影響の再試算について
  • 「日本絹の里」企画展示室の活用について
  • 農地中間管理事業の実績等について
  • 農林大学校のコース新設について
  • 「高校生×(かける)県議会議員」での高校生からの提言について
  • 榛名酪連の火災について
  • 農業用ハウス耐雪補強工事に対する補助制度について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。

 以上、申し上げまして委員長報告といたします。


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