本文
環境農林常任委員会(平成28年12月15日)
環境農林常任委員会 委員長 金井 康夫
委員長 金井 康夫
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、本委員会に付託されました第175号議案「平成28年度群馬県一般会計補正予算」及び第184号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」について、慎重な審査を行い、採決した結果、各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、意見書の発議についてでありますが、国の新たな「森林・林業基本計画」が今年5月に閣議決定され、森林資源の循環利用の確立をはじめとする森林・林業施策の推進を図るためには、計画の着実な実施が必要となります。このため、「森林・林業基本計画」に掲げる施策の推進に向け、平成29年度概算要求で計上された予算額の確保を図ることなどの6項目について、国に対して早急に実施することを要望する「森林・林業基本計画の推進を求める意見書」の提案がなされ、採決の結果、全会一致をもって可決し、委員会から別途発議いたしました。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、環境森林部関係でありますが、
- 木材輸出に係る上海視察の成果について
- 県単独治山事業の状況について
- イノシシによる死傷事故に係る対応について
- 狩猟免許取得者の拡大方策について
- 鳥獣被害対策の一元化について
- 野生鳥獣肉の放射性物質検査に係る検査体制の整備について
- (仮称)生物多様性ぐんま戦略素案について
- 鉄鋼スラグ問題に係る調査結果及び対応について
- 第2次群馬県循環型社会づくり推進計画について
次に、農政部関係では、
- 鳥獣被害対策に係る市町村との連携について
- 太田市金山のイノシシ捕獲対策について
- 鳥インフルエンザ対策について
- 指定生乳生産者団体制度について
- 農村集落維持のための家族経営支援について
- 食肉加工処理施設の設置等の野生鳥獣肉出荷制限解除に向けた取組について
- イノシシ及びシカの捕獲強化について
- カワウの捕獲について
- 水産試験場に対する研究要望について
- 県内の酪農の状況について
- 家畜ふん尿処理対策について
- 11月の降雪により被災した農業用施設に対する支援について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。