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総務企画常任委員会(総務部関係)平成29年3月31日(金曜日)

1.開催日時

平成29年3月31日(金曜日)9時15分開始 9時45分終了

2.開催場所

401委員会室

3.出席委員

委員長:大手治之、副委員長:荒木恵司
委員:岩井均、委員:狩野浩志、委員:岩上憲司、委員:萩原渉、委員:水野俊雄、委員:後藤克己、委員:金井秀樹

4.欠席委員

委員:中沢丈一

5.主な質疑

(1)群馬朝鮮初中級学校に対する補助金について

狩野委員
 東京都が朝鮮学校への補助を打ち切った経緯を過日確認した。朝鮮総聯は北朝鮮と極めて深い関係にあり、朝鮮学校に影響を及ぼしているとされている。総合的に判断し、補助金は停止すべきと考えている。東京都の例を参考にして群馬県も補助金の支出について検討する余地があると思うがどう考えるか。

半田学事法制課長
 東京都の例はもちろんのこと、他都道府県の事例については承知している。しかし、それぞれの学校の置かれている事情はそれぞれであり、個別に判断すべきと考える。現在の日本に対する反日的、反社会的な教育が行われていることは確認されなかったことから、補助金を支出するものであるが、朝鮮総聯との関係など疑念が残るところもある。

狩野委員
 報告書に、「総聯は、初級学校から大学校に至る民族教育体系を立派に作り上げ、学校全教育体系と民族学級、午後夜間学校、土曜児童教室のような準正規教育網も体系的に作っている。」とあり、朝鮮総聯が学校を設置、運営されていることが掲載されている。東京都はここを捉えて、不交付という決定をしている。群馬県としては、この記述をどのように認識しているか。

半田学事法制課長
 朝鮮総聯との関係について、学校は朝鮮総聯の影響は受けることはないと回答している一方、「社会」の教科書に朝鮮総聯について記載されていることが判明しており、関係性を否定できるところまでは至っていない。補助金の交付に当たっては、こうした課題があることは認識しているが、今後は課題が解決されることを条件に補助金の交付を検討したい。

狩野委員
 東京都の報告書の中に、音楽の教育内容について、金日成、金正日氏などを賞賛するような歌がある。「音楽」の内容については、県として確認していないということか。

半田学事法制課長
 教育内容に係る調査については今年度が初めてということもあり、昨年3月の文部科学大臣通知の内容を踏まえ現代の社会情勢について学習する科目、「朝鮮歴史」及び「社会」を優先して確認を行った。

狩野委員
 東京都の調査の「音楽」の内容については承知しているか。

半田学事法制課長
 東京都や神奈川県の事例については承知しているが、それぞれの学校の事情もあるので、必要に応じて調査をするべきであると思っている。ただ、教科書の内容は全国一律と聞いているので、十分、参考になるものと考える。

岩井委員
 来年度の補助金の交付に当たっては、課題が解決することを条件にするとあるが、具体的にはどのような課題があるのか。

半田学事法制課長
 拉致問題、朝鮮総聯との関係について課題があると認識している。29年度以降については、拉致問題について教科書に記載すること、また、財務情報を公開するなどして、朝鮮総聯と関係がないことを明確にするよう求めたい。こうした課題が解決されない限り補助しないこととする。

岩井委員
 音楽については調査をしていないということだが、今年度未実施の教科について、来年度継続して調査を行うのか。

半田学事法制課長
 財務状況等についての調査は毎年行っているが、補助金を交付するということになった場合は、どこまで調査が必要か検討していきたい。

後藤委員
 教科書に拉致問題についての記載がないということだが、教科書への記載については学校独自で対応できるのか。口頭で拉致問題についての授業は行っているということだが、そのような対応で課題はクリアとなるのか。

半田学事法制課長
 拉致問題に関して、授業で教員が教えていたが、北朝鮮人権法(拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律)の趣旨に鑑み、県としても教科書に記載することを求めていきたい。


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