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ぐんまの魅力づくりに関する特別委員会 平成29年10月5日(木曜日)

1.開催日時

平成29年10月5日(木曜日)10時00分開始 12時04分終了

2.開催場所

403委員会室

3.出席委員

委員長:星野寛、副委員長:岸善一郎
委員:腰塚誠、委員:狩野浩志、委員:福重隆浩、委員:角倉邦良、委員:井田泉、委員:大手治之、委員:原和隆、委員:荒木恵司、委員:井田泰彦、委員:加賀谷富士子

4.欠席委員

なし

5.主な質疑

(1)上野三碑について

福重委員
 上野三碑の「世界の記憶」への登録について、新聞報道によると諮問委員会が10月24日から27日までパリで開催されるとのことだが、県が把握している状況はどうか。

高原文化振興課東国文化推進室長
 国際諮問委員会の開催日程が、ユネスコのホームページで10月24日から27日と公表されたが、最終的な登録はユネスコの事務局長が決定することになる。決定時期は諮問委員会の期間中、あるいは閉会後の場合もあるが、当該時期を想定し、登録祝賀セレモニー等の準備を進めている。

福重委員
 「世界の記憶」の登録が決まった場合、セレモニーはいつ開催するのか。

高原文化振興課東国文化推進室長
 登録祝賀セレモニーについては、上野三碑世界記憶遺産登録推進協議会の会長や高崎市長等の日程を調整した上で、開催する予定である。

福重委員
 世界の記憶への登録は一つのゴールだが、これを活用した県民のアイデンティティの創出や広報活動が非常に大事だと思う。今後の取組の予定はどうか。

高原文化振興課東国文化推進室長
 登録を機により多くの方々に上野三碑の価値や魅力を伝えるため、情報発信を強化したいと考えている。具体的には、県民向け連続講演会の開催や、これまで関心のなかった若者等にも訴えかける新しいデザインのポスターを制作する予定である。また、世界基準の価値であることから、首都圏での情報発信を強化したいと考えており、日中韓国際シンポジウム等を開催して、県内外に向けた積極的な情報発信に努めたい。

福重委員
 富岡製糸場も上野三碑も上信電鉄沿線であるが、富岡製糸場との連携は考えているか。

高原文化振興課東国文化推進室長
 上信電鉄沿線には、富岡製糸場と絹産業遺産群や下仁田町のジオパークもあることから、それぞれを結びつけた観光誘客につながる取組を検討している。

(2)民間人材の登用について

井田(泉)委員
 自民党県連のぐんまブランド力強化タスクフォースによる「ぐんまブランド力強化に向けた政策提言」の中に「知事のリーダーシップの下、民間人材を大胆に登用し、具体策を進める」とあるが、民間の専門職をアドバイザーとして任命することについてどう考えるか。

向田企画部長
 これまでも、行政改革に関するアドバイザーなど民間人を活用したことはあり、有為な人材を雇用するシステムはある。魅力づくりは幅広い分野にまたがるため、一人だけではカバーできない可能性があり、どれくらいの規模になるのか検討する必要はある。いずれにしても、民間の視点を入れて発信していくことは重要だと思う。

(3)Webマーケティング手法の研究・強化について

井田(泉)委員
 PR動画により全国に認知される可能性がある。いい動画を作ってPRすることはインパクトがあると思うが、Webマーケティング手法を研究・強化するという考え方についてはどうか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 良い動画を作って配信することはPR効果があると思う。県では平成25年度に藤岡弘が出演する「群馬探検隊」、平成26年度には「ぐんまの挑戦状」、平成27年度には「GNN」といった動画によりPRしてきた。現在は予算を「女性の視点を活かしたイメージアップ」推進事業に振り替えたため製作していない。

(4)魅力度ランキングについて

井田(泉)委員
 自民党県連のぐんまブランド力強化タスクフォースの「ぐんまブランド力強化に向けた政策提言」は魅力度ランキングを45位よりも順位を上げていこうという取組であるが、県の考え方はどうか。

向田企画部長
 順位を上げるためには、群馬県だけではなく、北関東が一緒になって北関東の魅力を盛り上げていく必要があるのではないか。北関東3県をアピールすることで、群馬も順位が上がるし、他の県も上がるのではないかと思う。3県あわせれば人口700万にもなる。経済の面でも優れている北関東で一緒に盛り上げていき、魅力度を高めていければいい。

荒木委員
 ブランド総合研究所が実施している魅力度ランキングは、『認知度』『魅力度』『お土産購入度』など77項目を点数化し総合的に評価して順位が決まると認識しているが、やみくもに頑張るのではなく、調査項目ごとに検証しながら対策を講じていくことも大事だと思うが、どうか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 魅力度ランキングの魅力度は、77項目のうちの1つの項目「魅力度」についてのランキングである。
 地域別、年齢別に詳しく分析したところ、60代、70代の高齢者からは評価されているが、20代からの評価が低いということがわかった。
 平成28年度から女性の視点を活かしたイメージアップ推進事業を始めた。若い女性のモニターツアーを実施し、SNSで発信してもらったり、女性誌への掲載により若い女性へPRを行っており、若い世代への効果があるのではないかと考えている。

(5)明治150年記念事業について

角倉委員
 富岡市が世界遺産との関連で、「明治150年記念」のイベントを行うが、県として何か支援を考えているか。

佐藤世界遺産課長
 富岡製糸場に関連した「明治150年記念事業」としては、富岡市が、映画「紅い襷」の公開や安中市・軽井沢町と連携した「明治の遺産にふれる」ツアーの開催などを予定していると承知している。映画については、草創期の製糸場の姿を描いており、誘客にもつながるので、県としてもPRして参りたい。また、ツアーに関しては、先日県が公開した世界遺産等周遊アプリ「きぬめぐり」を活用することも可能と考えており、市と協議しながら協力していきたい。いずれにしても、富岡市や県観光局とも連携してPRや観光誘客等に取り組んでいきたい。

角倉委員
 「明治150年記念事業」についてはいかがか。

佐藤世界遺産課長
 富岡製糸場は、明治初期の明治150年にふさわしい遺産であり、県としても明治150年を謳った形で、絹遺産関連のイベント等においてPRしていこうと考えている。

角倉委員
 富岡製糸場は「明治150年記念事業」の大きな柱で、戦略的な位置づけが必要だと思う。そういう中で、富岡市からさらなる要望があった場合に、しっかりした支援をお願いしたいが、どうか。

佐藤世界遺産課長
 富岡製糸場は明治時代の日本の重要な遺産であり、世界遺産でもあるので、県としてもしっかり支援していきたい。

角倉委員
 群馬県内の市町村と連携し、明治150年の取組を県全体の取組としながら、富岡製糸場を大きな象徴として中心に位置づけていただきたいが、どう考えるか。

佐藤世界遺産課長
 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」は4資産で1つの世界遺産であり、世界遺産も絹産業の集積あってのものである。明治初期の遺産の中心に製糸場があることは意識しつつ、県全体の絹産業についても、観光局とも連携してPR等に取り組んでいきたい。

(6)映画「紅い襷」について

大手委員
 映画「紅い襷」は素晴らしい映画だと聞いているが、執行部はどのくらいの人数が見たのか。

佐藤世界遺産課長
 知事、企画部長と私は事前試写会で拝見した。富岡製糸場ができた頃の生活を工女の和田英の視点で描いており、製糸場の価値を知るためのいい教科書だと感じた。富岡製糸場を舞台とした若い女性達の生活を描いているということで、一般の方の関心も高いと思う。

大手委員
 公共施設等での上映希望があるが、どうか。

佐藤世界遺産課長
 基本的には製作サイドと配給元との調整が必要だが、一般公開が落ち着いた頃には公共施設での上映も可能ではないかと思われるので、富岡市と相談していきたい。

(7)「ぐんまのおみやげ総選挙」について

大手委員
 「ぐんまのおみやげ総選挙」について、群馬には多くの魅力ある物産があるが、どこまで踏み込んで実施する考えなのか。

吉田観光物産課長
 「これぞ群馬」といったお土産や、全国的に知られていないお土産もある。このようなお土産を発掘することも重要と考えている。また、優良県産品などの商品についても、ホームページに掲載しており、商品を知ってもらうことも重要であると考えている。

大手委員
 業者や他県からの応募は受け付けているのか。

吉田観光物産課長
 インターネットでの投票を呼びかけているので、全国からの投票を受け付けている。

大手委員
 周知の方法として、インターネットだけでなく、道の駅なども活用しているのか。

吉田観光物産課長
 ポスターやチラシを活用して県内の観光施設や道の駅などのほか、物産展等で周知を図るなど、あらゆる機会を通じて投票を呼びかけている。

荒木委員
 ブランド総合研究所の調査項目の中で、産品購入意欲度は46位である。まだ知られていない特産品を発掘し、産品購入意欲度を高めていただきたいと考えるがどうか。

吉田観光物産課長
 群馬県に来たら是非買っていきたいお土産を発掘していきたい。

(8)温泉県としての群馬県の状況について

大手委員
 温泉県として群馬県の状況はどうなっているか。

吉田観光物産課長
 大分県が「温泉県」の宣言をした際に、群馬県が抗議をし、その後一緒に温泉県としてPRをしていこうとなった経緯があると聞いているが、群馬といえば温泉であると認識している。

大手委員
 県内には色々な温泉があるが、群馬の温泉と言えば草津温泉がメインである。1つにしぼりPRしたらどうか。

吉田観光物産課長
 草津温泉だけのPRは厳しいが、これまでも、草津温泉にウェイトを置いてPRしているのが実状である。

大手委員
 魅力度を上げるときは、あれもこれもではなく、これだけと推し出していくことが有効だと考えるが、いかがか。

向田企画部長
 県内には特色ある温泉地がたくさんあり、県の立場では1つに絞ることは難しいが、一番認知されているところを前面に出し、他にこんな温泉もある、という形で攻めていければと思っている。

(9)地域イメージネームについて

荒木委員
 「北関東3県」というイメージネームは問題があると思う。北関東は暗いイメージなので、新しい地域イメージネームを打ち出す必要があると思うが、いかがか。

向田企画部長
 新しい、今の時代に即した地域の名前を、3県で一緒に考えて付けるということは、良い試みであると考える。新しいイメージを打ち出すにはお金もかからないし、今までの意識を変える可能性もあることから本気で研究して参りたい。

(10)ググっとぐんま観光キャンペーンについて

荒木委員
 ググっとぐんま観光キャンペーン中は雨が多かったが、客観的な感想はどうか。

吉田観光物産課長
 今回のキャンペーンは、5年ぶりの夏開催であり、「水」と「山」をメインテーマに実施した。観光入込客数の目標は、対前年同期比5.0パーセント増の2,063万人とし、現在、実績値の集計中であるが、主な観光地点の入込客数の速報値では、8月の天候不順の影響もあり、屋外のイベント等で昨年を下回ったところもあったが、温泉地では、比較的順調な伸びであったと感じている。

荒木委員
 来年度以降の予定はどうか。

吉田観光物産課長
 来年度も引き続き、観光キャンペーンを実施する予定であるが、JR東日本の重点プロモーション地域の指定が受けられ、稜線トレイルの全線開通など大きなトピックもあることから、今年度に引き続き、夏でのキャンペーンを実施していきたいと考えている。

(11)県政県民意識アンケートについて

井田(泰)委員
 県政県民意識アンケートについて、群馬県を県外の人に自慢できる人が前回の調査の44.8パーセントから61.2パーセントに大幅に増加したが、この結果をどう分析するか。

平井広報課長
 県民に様々な県の魅力を知っていただき、県政の重要課題や取組等の情報発信を行っていることに加え、ぐんまちゃん家や各課との連携が反映されたと考えている。
 また、民間でもぐんまちゃんの活用が図られてきていること、テレビでいろいろな形で群馬県が取り上げられたことがこの結果につながったと思う。

井田(泰)委員
 特にテレビに多く取り上げられたと思うが、メディアへの働きかけへの手応えはあったか。また、飽きられないよう、何か展開を考えているか。

平井広報課長
 ぐんまイメージアップ推進室が様々なメディアに随時働きかけを行っている。ぐんまちゃん家でも都内のメディアへの働きかけを行っているが、そういう中で培った人脈を引継ぎ、いただいたチャンスを逃さないようにしている。今後もその姿勢でやっていきたい。

(12)ぐんまちゃんについて

井田(泰)委員
 ゆるキャラは飽きられたり廃れたりすることがあるため、陳腐化を防ぐ取組はしているか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 これまでは呼ばれて出演することが多かったが、PRにつながるイベントにこちらから積極的に出ていくようにしている。例えば今年4月には大相撲高崎場所に出動したり、(株)SUBARUとコラボして、初めて全日本ラリーに出動するなど、新たなファンを獲得している。

(13)台湾からの教育旅行について

加賀谷委員
 子どもの頃に群馬県を訪れれば、大人になったときに再び訪れてもらう動機付けにもなり、教育旅行は大きな意味があると思う。教育旅行について取組を強化していくべきだと考えるが、いかがか。

吉田観光物産課長
 教育旅行の実績は昨年度17件730人で、学校交流をはじめ、本県特産のだるまの絵付け体験などが行われている。若い世代に群馬のファンになってもらうことは大変重要と考えており、長期的視点で教育旅行誘致に取り組んでいきたい。今年度から観光物産国際協会に台湾、東アジアからの誘客のためのインバウンド人材を配置することにより取組を強化し、同協会を中心として取組を進めている。具体的には台湾で開催された教育旅行説明会へ参加し、教育関係者・旅行会社に直接アピールした。この結果、年末にかけて、旅行先の決定権を持つ校長等教育関係者の招請事業が実現することとなった。

加賀谷委員
 教育旅行は、観光地に行くのではなく学校を訪問することが多いため、教育委員会との連携が必要だと思うが、どうか。

吉田観光物産課長
 本県でも教育委員会と連携しており、校長会にも出席し、学校交流の受入れを依頼している。

加賀谷委員
 長野県では、県の国際観光推進室が英語や中国語に対応できる職員を採用し、教育委員会や学校との連絡窓口になりコーディネーター役をしているそうだが、群馬県の現状はどうか。

吉田観光物産課長
 今年度から観光物産国際協会に配置した台湾出身のインバウンド人材がコーディネーター的役割を果たしていく。

(14)スキー旅行博について

加賀谷委員
 今年5月にオーストラリアのスキー旅行博に出展したそうだが、概要と反応はどうか。また、今後の取組はどうか。

吉田観光物産課長
 本年5月、オーストラリアのシドニーのSnow Travel Expoに出展し、あわせて商談会への参加や旅行会社への訪問も行ってきた。現地では、まず群馬を知らない方が多かったが、本県スキー場の優れた雪質や温泉、東京からのアクセス等の魅力を説明し、認知度向上を図り、おおむね好意的な反応が得られた。その後オーストラリアのスキー情報誌への記事掲載、現地旅行業者のスキー旅行商品造成支援も行った。この後のスキーシーズンにはスキー関連の旅行会社の招請事業も予定している。

加賀谷委員
 ニセコに来る外国人スキー客は長期滞在するということだが、県内にコンドミニアム等の長期滞在型の施設はあるのか。

吉田観光物産課長
 現在本県に来訪しているスキー客は、ホテルや旅館、ペンション等に宿泊していると考えられるが、コンドミニアムについては把握していない。

加賀谷委員
 長期滞在の場合は県内を周遊してほしいと考えるが、どうか。

吉田観光物産課長
 北海道のニセコや長野県にはスキー客が長期滞在していると聞いており、そうしたスキー客を群馬にも呼び込みたいと考えている。複数のスキー場の周遊や、群馬の温泉を楽しんでもらうなど、長期滞在につながる取組をしていきたい。

(15)ロケツーリズムについて

岸副委員長
 先日の新聞報道で、「売り出せぐんまのロケ地」という記事があった。県庁もロケ地として使われているが、その経費はどうなっているのか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 県内にはフィルムコミッション(以下、FC)等撮影支援団体が9つあるほか、県庁など県有施設撮影を支援するぐんまFCがある。弁当や宿泊などの経費は映画製作会社が負担する。FCの役割としては、施設の占有許可の取り次ぎ、弁当の手配などである。

岸副委員長
 先方からの依頼でロケ地が決まると思うが、こちらから本県を使ってもらうよう働きかけはできないのか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 企画段階では情報がもたらされないため、働きかけは難しい。ただし、話があればできるだけ県内の魅力ある撮影地などの情報をつないでいる。また、県内各FCでは撮影支援で手一杯で広報が難しいところもあるので、県のホームページをリニューアルし、県内のどんなところでどんな撮影ができるのかを示すなどしてPRしたい。群馬県は東京からの地の利があるのでぜひ多くのテレビ・映画の製作を誘致したい。

腰塚委員
 テレビや映画のロケ地として使ってくれたら、こんなメリットがある、こんな協力ができるということを積極的に働きかけたらどうか。

坂田ぐんまイメージアップ推進室長
 本県には観光地や温泉地、北海道並みの眺めのいい場所もある。また、映画・テレビ・製作会社の多くは東京にあるが、本県は東京から近いというメリットもある。そういうメリットがあることを宣伝、広報していきたい。

腰塚委員
 行政と民間がそれぞれ協力しながら撮影しやすさをアピールして呼び込むことが必要ではないか。協力があれば撮影隊も来やすく、テレビや映画で群馬が映れば、観光客も増えるので、まずは来やすいよう協力していただきたいが、いかがか。

向田企画部長
 FCは本来なかなか撮影に使えない場所を調整して撮影できるようにするという機能もある。また、それを一生懸命やると、「あそこのFCは使いやすい」という話になる。そういった撮影支援を一生懸命やった結果、県内各FCもそれぞれ映画製作会社等と関係ができているので、そのルートを逆に使ってPRしていくのはいい売り込みになる。そういう観点をもって企画部としても応援していきたい。

(16)ダムツーリズムについて

岸副委員長
 県内にダム湖がたくさんあるが、周遊についての取組状況はどうか。

平山河川課長
 群馬県が管理する7つのダムでは、10年前からダムカードの配布を行っており、10年目の節目にダムカードを更新し「ググっとぐんま観光キャンペーン」にあわせて7月から配布した。7月から9月末までのダムカードの配布枚数は9,200枚となり、例年の同時期に比べて4倍くらいに伸び、多くの方にダムに訪れていただいている。
 ダムツーリズムでは、今年の6月に群馬県西部のダム巡りツアーが行われ、県営ダムなどを巡り、地元で昼食を取るなど、ぐんまの魅力を感じて頂けたと考えている。その他にも、施設見学会や紅葉時期の温泉とタイアップした旅行等にも取り組んでいるところである。

岸副委員長
 県営7ダムのダムカードを集めた人に何か特典があるのか。

平山河川課長
 特に景品等は用意していないが、好きな人は、県・国のダムカードを全部集めることが自分自身の充実につながるということで、熱心に集めている方が多数いる。

岸副委員長
 ダムカードを集めた場合の特典があると、更なる集客につながると考えるがどうか。

平山河川課長
 特典については、地域の観光協会や温泉協会などと一緒に検討して参りたい。

(17)植木の輸出について

岸副委員長
 植木の輸出について、平成28年度に初めて中国に輸出されたとのことだが、どのような樹種が多く輸出されたのか。

新井ぐんまブランド推進課長
 植木については、平成28年度から輸出実績が把握ができるようになった。具体的な樹種については、新聞報道によると、マキ、シダレモミジ、サルスベリ、ドウダンツツジなどである。

岸副委員長
 輸出を考えている造園業者に何らかの支援が必要と思うがどうか。

新井ぐんまブランド推進課長
 当課が事務局となっている群馬県農畜産物等輸出推進機構に、群馬県造園建設業協会も加入いただいている。輸出について関心があり、取り組んでみたい方には、国やジェトロと連携していろいろな情報提供ができる。また、輸出に際してPR資材などが必要になった場合には、群馬県農畜産物等輸出推進機構を通じて支援制度も用意しているので相談いただきたい。中国を中心に日本庭園の需要があることや、輸出ルートもできているので、相談があれば支援できる。

(18)東国文化副読本について

岸副委員長
 中学1年生向けの「東国文化副読本」について、生徒の反応を伺いたい。

高原文化振興課東国文化推進室長
 効果を計るため毎年アンケート調査を実施しており、その中で生徒から、「群馬のすごいところを知ることができた」や「価値ある古墳がたくさんあることを知って誇りに感じた」等の意見があった。また、学習の前と比べて群馬県に対して誇りや愛着が強くなったか、という問いに対しては、53%の生徒が「はい」と回答しており、効果があったと認識している。

岸副委員長
 とてもわかりやすくできているので、さらに充実していただきたいが、いかがか。

高原文化振興課東国文化推進室長
 内容については、毎年見直しを図り充実させており、今後も継続して配布できるよう努力したい。

(19)いばらき・とちぎ・ぐんま展について

腰塚委員
 1県で実施するより集客効果があり、予算も少なくてすむため、「いばらき・とちぎ・ぐんま展」はありがたいことだと思うが、今後の展開はどうか。

吉田観光物産課長
 今回のイベントで連携している常陽銀行、足利銀行、群馬銀行では、以前から物産の商談会を行っており、今回は、銀行から観光PRも含めた一般消費者向けの観光物産展の要望があり、3県と3行の共催となったものである。

腰塚委員
 毎年実施するのか。

吉田観光物産課長
 今年度、初めてのイベントであるので、実績なども見て、今後検討したい。

腰塚委員
 群馬は山、茨城は海の特産があるので、開催時期など調整していただき、今後も継続的に実施してもらいたいがどうか。

真下観光局長
 北関東3県が連携することで、1県ではできない規模の会場で実施することができ、PR効果も高まるため、今後も3県での連携に取り組んで参りたい。


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