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群馬県議会だより第75号
題字は群馬県立西邑楽高等学校2年生 書道部 小林香菜(こばやしかな)さんの書道作品です。
新年のごあいさつ
群馬県議会議長 織田沢 俊幸
明けましておめでとうございます。
平成30年の新春を迎えるにあたり、県民の皆様に、県議会を代表して、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
昨年は、「上野三碑」がユネスコ「世界の記憶」に登録され、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」と併せて、本県が持つ歴史的遺産の豊かさを改めて実感した年でした。
さて、県議会は、「県民に開かれた議会」「県民意思の反映」「議会改革の継続」を基本理念とする議会基本条例に基づき、執行部との連携を図りつつ、活力ある群馬県の実現に努めているところです。
このような中、昨年衆議院議員選挙が行われ、本県の投票率は前回をわずかに上回ったものの、戦後2番目の低さとなり、政治への関心の低さは憂慮すべき事態となっています。県議会においては、若い世代に政治への関心を高めてもらうべく、大学生による議会傍聴と議員との意見交換を行う事業を平成27年から行っています。また、今年は議員が高校に出向き、高校生と意見交換を行う事業を初めて実施します。少しでも関心を高めてもらえればと願いつつ、取り組んでいるところです。
新たな年を迎え、人口減少対策など課題は山積していますが、県議会議員一丸となって、県民の皆様の安全・安心な暮らしを守り、魅力溢れる群馬の創造を目指して努力して参ります。
結びに、皆様方のますますの御健勝と御活躍を心から祈念申し上げましてごあいさつといたします。