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総務企画常任委員会(企画部関係)平成29年12月7日(木曜日)

1.開催日時

平成29年12月7日(木曜日)10時00分開始 11時47分終了

2.開催場所

401委員会室

3.出席委員

委員長:安孫子哲、副委員長:川野辺達也
委員:中沢丈一、委員:黒沢孝行、委員:星野寛、委員:福重隆浩、委員:井田泉、委員:井下泰伸、委員:酒井宏明、委員:泉澤信哉

4.欠席委員

なし

5.主な質疑

(1)群馬県コンベンションセンター建設工事の入札結果について

中沢委員
 空調設備工事の総合評価で加味した技術点とは、具体的に何か。

川端コンベンション推進課建築主監
 技術点の評価項目は大きく分けて4つあり、施工実績、県内の下請契約率、配置予定技術者の施工計画、配置予定技術者へのヒアリングである。

中沢委員
 ヒアリングとは、どのようなものなのか。

川端コンベンション推進課建築主監
 JVの代表者の配置予定技術者に施工計画に基づいて質問を行い、この工事の理解度、施工計画の確実性を判断して評価する。

(2)群馬コンベンションセンターの防災機能について

井田(泉)委員
 イメージ図の中に災害時の施設活用の図があってもよいと思うがどうか。

大澤コンベンション推進課長
 この施設は、防災拠点としての機能を持つことも目標に掲げているので、視覚的にイメージが湧きやすいようなものができるか検討したい。

井田(泉)委員
 災害時に何人の避難者を収容できるか。毛布、飲水、トイレ、停電対応、暖房設備等については、どうか。

川端コンベンション推進課建築主監
 避難・待機スペースは、地域住民と帰宅困難者などを合わせて7千人のスペースを確保している。備蓄については、現在、関係機関と協議をしており、基本的には水と食料と毛布になる。電気は、非常用のディーゼル発電設備で、3日間の連続稼働が可能である。トイレは、マンホールトイレを屋外に40基設置し、洗浄水に井戸水を使用して、断水時でも衛生環境のよいトイレを提供できる。耐震安全性は、通常建築基準法で求められる強度の1.5倍の強度を確保する設計としている。建築設備についても同様に耐震性を持たせる設計としている。

井田(泉)委員
 食料は3日分を備蓄しているのか。

川端コンベンション推進課建築主監
 3日間、7千人分の食料を備蓄する方向で関係機関と協議している。

井田(泉)委員
 食料は賞味期限があるが、常時3日分備えていると認識してよいか。

川端コンベンション推進課建築主監
 備蓄品については、十分なスペースの備蓄倉庫を確保している。管理については、複数の方法があるので関係機関と協議をして検討を行っている。

井田(泉)委員
 マンホールトイレの囲いも防災倉庫に保管するのか。

大澤コンベンション推進課長
 40個の個別ブースのテントを倉庫に収められるよう設計している。

井田(泉)委員
 金額的には、280億円の中に防災用品も含まれているのか。

大澤コンベンション推進課長
 基本計画では、総事業費280億円の中には、防災関連は含まないとなっているが、実際には、備蓄倉庫、マンホールトイレについて、今回の発注に含まれており、280億円に収まると考えている。水や食料等備蓄品の調達については、今後、検討したい。

井田(泉)委員
 非常用発電機は、軽油のディーゼル発電機に決定でよいか。

川端コンベンション推進課建築主監
 設計段階では、ガスタービン発電機とディーゼル発電機を比較検討しており、コスト的に有利であるディーゼル発電機で発注した。

井田(泉)委員
 安全性の高いLPガスの発電機もよいと思うが、コスト的な面でディーゼル発電機に決まったということでよいか。

大澤コンベンション推進課長
 コンベンション施設の非常用発電設備は、照明等最低限の設備の稼働に1,000キロワットの能力が必要である。LPガス発電機も検討したが、現在、入手可能なものは130キロワットまでであり容量がかなり小さいため、非常用発電としては難しい。屋外イベントで火気を使う場合は、LPガスの活用を考えている。

井田(泉)委員
 県民に災害時の有用性をアピールしてほしいがどうか。

向田企画部長
 この施設は、防災機能がとても優れていることを県民に伝えたい。高崎駅周辺の多くの人たちが、災害の時にすぐに家に帰れないという状況が想定されるので、その際の1番の逃げ込み先としてこの施設が機能できればいいと考えている。また、災害というのは、時間の経過に従って色々な様相を見せる。最初は緊急的な避難者の受入れ、その後は各避難所への物資の仕分けや配送という機能も求められる。その場合は、展示場が配送の拠点になる。各段階に応じた防災機能をこの施設が発揮できることを県民の皆様にもしっかり伝えられるよう、今後考えていきたい。

(3)群馬コンベンションセンターの指定管理者について

酒井委員
 指定管理者の指定を平成30年9月に議決し、指定管理期間の開始が平成32年春ということで、開始まで1年半の準備期間があるが、その間の指定管理料は払われるのか。

大澤コンベンション推進課長
 指定議案が可決となれば、県から指定管理予定者にオープニングの企画や予約等の業務を委託し、スムーズにオープンをしたいと考えている。また、県も指定管理予定者と二人三脚で誘致活動を行い、できるだけ早い安定稼働を目指したいと考えている。

酒井委員
 準備委託は議会に諮られるのか。

大澤コンベンション推進課長
 平成30年第1回定例会の当初予算で諮るか、第3回前期定例会の9月補正予算で諮るか、今後検討していきたい。

酒井委員
 県内企業の活用について具体的な公募条件はどうか。

大澤コンベンション推進課長
 県内企業の育成の観点も踏まえて、何が最適なのか見極めながら、詳細は募集要項で決定したい。

酒井委員
 固定納付金は事業者の提案とのことだが、赤字になって事業者が手を上げてしまうことにならないようにするために、どのように考えているか。

大澤コンベンション推進課長
 固定納付金は各事業者が事業計画や収支等を見極めて提案するものである。指定管理者選定委員会に財務に詳しい委員を加えて、審査の段階で提案内容を精査したい。

酒井委員
 利用料金は条例で定める料金の1.5倍までの範囲で徴収できるとされているので、料金をできる限り取ろうと(例えば範囲上限まで)料金設定した結果、稼働率も下がってしまうことも考えられるがどうか。

大澤コンベンション推進課長
 指定管理者は、利用料金を、知事の承認を得た上で設定することとなるので、むやみに料金設定されることがないよう、中身をよく精査していきたい。

(4)群馬コンベンションセンターの屋外展示場について

酒井委員
 アスファルト舗装でなく土のまま整地のみとする住民要望に対し、どのような計画となっているか。

大澤コンベンション推進課長
 屋外展示場として利用する建物から西側にある佐野堰までの間は、アスファルト舗装として工事発注している。佐野堰から西側の半月状の区域は、整地のみとし工事発注している。当該部分の仕様をどのようにするか今後、検討していきたい。

酒井委員
 佐野堰西側で地域住民がグランドゴルフに利用していたが、整備後も住民に開放するよう住民要望があるが対応はどうか。

大澤コンベンション推進課長
 イベントや展示会開催時は開放できない。非開催時であっても、施設利用者や主催者等の車両が通行することが想定されるため、安全性を考慮すると常時の一般開放は難しい。地元区長から地元での活用について要望があることから、どのような地元貢献ができるか検討したい。

(5)群馬コンベンションセンターの地域住民への説明会について

酒井委員
 地域住民から説明会の開催が要望され、また、説明会について町内会別の開催が要望されているがどうか。

大澤コンベンション推進課長
 地元説明会は、平成26年度以降、随時開催してきている。今回、施工業者が決まったことから、工事着手に向けて地元説明会の開催を予定している。説明会の開催にあたっては、関係する地元区長に開催方法等を相談しながら開催している。今後も、地元への情報提供は、事業へのさらなる理解をしていただけるよう随時行いたい。

(6)群馬コンベンションフォーラムについて

酒井委員
 群馬コンベンションフォーラムでの「群馬らしさに捕らわれない方がよい」という意見が気になった。群馬らしさを押し出しすぎると失敗するという話で、発想の転換が必要だと思うがどうか。

大澤コンベンション推進課長
 フォーラムのパネリストの方は、「自分本位ではなくお客様本位で考えるべき」と、伝えたかったと理解している。利用者のニーズに対してどのように訴求していくのかは、民間ノウハウも活用しながら検討して、今後の営業に活かしていきたい。

(7)群馬コンベンション完成イメージ図について

中沢委員
 鳥瞰パースの手前にある公園はどのような利用形態のものか。また、地域のグランドゴルフ等の活用はできるのか。

大澤コンベンション推進課長
 この公園は、コンベンション施設北口線の整備に際し、当該地に移転した高崎市の公園である。公園南の敷地は、受水槽等を設置するコンベンション施設の敷地となっている。高崎競馬場跡地内でグランドゴルフを利用していた方々については、高崎競馬場跡地周辺にある県市共有地で、地元の方々がゲートボールで活用している敷地に移転していただいた。移転に際し、ゲートボール利用者とも調整を行い、現在、利用日を分けるなど、グランドゴルフを引き続きプレーしていただいている。

中沢委員
 公園東側の駐車場は、コンベンション施設の駐車場か。

大澤コンベンション推進課長
 公園東側の駐車場は、場外馬券場を運営するバオー高崎に貸している県有地となっている。現在、場外馬券場利用者の駐車場として利用している。コンベンション施設の駐車場は、敷地東側にある立体駐車場のほか、その北にある平面駐車場等になっている。

中沢委員
 メインホールの天井について、吹き抜け状に見え設計に工夫の余地があるように見えるがどうか。また、規模に対し、天井高が低い印象を持つがどうか。

川端コンベンション推進課建築主監
 メインホールは、会議のほか、展示会やコンサート等の多目的に利用できるよう、吊り物が可能となるよう仕上げ材を設けない仕様としている。天井高は、7メートルとなっており、300インチの大型スクリーンが設置可能な十分な高さを有している。

中沢委員
 東毛広幹道において、高崎市によるペデストリアンデッキの工事が始まっている。コンベンション施設までの誘導など有効に利用できるものとなると考えるが、この事業とのタイアップはどうか。

大澤コンベンション推進課長
 ペデストリアンデッキは高崎市単独の事業であり、設置される箇所は県管理道路であることから県において設置の許可をしているものと聞いている。このペデストリアンデッキは、高崎市の文化芸術センターまでの整備を予定しており、コンベンション施設には、文化芸術センターからは、地上を歩いていただくこととなる。このペデストリアンデッキ上も含め、歩行者を誘導できるよう県と市で案内の計画を検討している。

中沢委員
 地元説明会に際し、地元住民であるかなどの確認はしているのか。

大澤コンベンション推進課長
 地元説明会では、関係する町内会に回覧で周知し、お越しいただいた方には、お名前や連絡先を伺った上で、地元であるかないかに関わらず説明会に参加していただいている。

(8)第15次群馬県総合計画、群馬県版総合戦略の評価・検証について

黒沢委員
 総合計画は78パーセントの進捗とのことだが、高すぎるのではないか。

西企画課未来創生室長
 78パーセントは、目標を達成した項目の21パーセント、策定時よりも前進している項目の57パーセントの合計である。数字の捉え方はそれぞれであると思うが、評価検証委員会では、数字のみにとらわれず、施策の取組状況や目標に向かっての方向性等、総合的に評価・検証をしていただいた。

黒沢委員
 策定時の群馬の未来創生懇談会のメンバーが評価・検証に携わっているが、どういう考えか。

西企画課未来創生室長
 策定時に委員から意見をいただきながら、県で計画・戦略を作成したところである。携わった委員の方々に、実際、計画で描いた方向性のとおりに進んでいるのかというスタンスで、評価・検証を行っていただいたところである。

黒沢委員
 評価・検証は、細かい事業までしっかりと見ているのか。

西企画課未来創生室長
 政策・施策に連なる事業は517あり、そのうち代表的な事業や委員から要望のあった事業について説明し、それらを踏まえた上で評価・検証を行っていただいている。

(9)東京事務所とぐんま総合情報センターの連携について

黒沢委員
 東京事務所とぐんま総合情報センターの業務分担や情報交換はどのように行っているのか。また、今後予定されている移転により、現在よりも広いスペースが確保できるようになるのか。

中田企画課長
 移住・就職支援に係る業務については、東京事務所・ぐんま総合情報センター・ぐんま暮らし支援センターの3機関が相互に情報交換等を行っている。市町村が参加する移住相談会等では、会場の一つとなっているぐんま総合情報センターが、移転後に広くなると聞いているので、より多くの市町村の参加を期待している。東京事務所が入居する都道府県会館では、観光情報を求めて来訪する方に、ぐんま総合情報センターから提供されたパンフレット等を活用している。また、旅行エージェントからの問い合わせには、同センターの担当職員を紹介するなどしている。都道府県会館で実施される観光に関する記者会見でも、東京事務所とぐんま総合情報センターが連携して対応している。さらに、ぐんま総合情報センターで行われているイベント情報は、東京事務所からも、企業誘致を行う際の企業訪問や国会議員事務所等の訪問の際に提供している。

(10)県外出身者向け学生寮の整備について

中沢委員
 人口減少対策として、県内の大学に通う県外出身者を対象に学生寮(県内版上毛学舎)を整備し、県外出身者を迎え入れる体制を整えてはどうか。

西企画課未来創生室長
 民間アパートや大学の寮もあることから、県内大学ともニーズ等について意見交換し、検討をしていきたい。


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