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ぐんまの魅力づくりに関する特別委員会(3月20日)

ぐんまの魅力づくりに関する特別委員会 委員長 星野 寛

委員長 星野 寛 様子写真
委員長 星野 寛

 ぐんまの魅力づくりに関する特別委員会における審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 本委員会は、観光、文化、農林畜産物等、ぐんまの魅力を活かした観光誘客、文化振興、農林漁業振興施策及び効果的な情報発信施策について、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。
 以来、委員会においては、付議事件に関し、魅力ある観光地づくり、農林畜産物のブランド力強化、文化資産の活用、国内外への発信力強化等、本県の魅力づくりを推進する観点から、多くの活発な議論が行われてきました。
 また、昨年8月には、本県の豊かな自然の象徴である尾瀬の調査を行うとともに、9月には、北海道を訪れ、インバウンドや農産物のブランド化の取組等について調査を実施し、今後の本県における取組の参考にすべく認識を深めて参りました。
 また、今定例会中、3月6日に開催された委員会におきましても、

  • ぐんまのおみやげ総選挙について
  • 上野三碑の今後の周知等の取組について
  • 魅力ある観光地づくりについて
  • 入れ墨、タトゥーをしている観光客の県内温泉地の受入状況について
  • 屋外広告物条例施行規則の改正による不適格広告物の指導について
  • 「ぐんまがいちばん!」について
  • 本白根山噴火による観光への影響について
  • 通販サイト「CASAぐんま」について
  • 魅力づくりに資する河川整備について

など、付議事件に関する各般の議論が行われたところであります。
 なお、3月6日の委員会におきまして、今定例会をもって、本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、3月15日の委員会において、知事あてに提言を提出することを確認いたしました。
 提言書については、これまでの審議や調査などにおける議論を踏まえ、全14項目からなる「ぐんまの魅力づくりの推進に関する提言」を取りまとめ、これを全会一致をもって決定したところであります。
 なお、その項目としましては、

  1. ユネスコ「世界の記憶」に登録された上野三碑の歴史的価値と意義を引き続き、国内外に向けて積極的に広報すること。また、上野三碑の保存と活用のバランスに配慮した上での上野三碑の公開日拡大の検討やボランティアガイドの育成支援等、一層の誘客促進に資する取組を関係機関と連携して検討すること。
  2. 上信電鉄沿線に位置する「富岡製糸場」及び「上野三碑」について、上信電鉄株式会社と連携し、両者を連動させた周遊ルートづくり等の観光誘客や情報発信の取組について検討すること。
  3. 尾瀬国立公園の貴重な自然環境を保全するための取組を一層強化すること。また、関係機関との連携を進め、増加が見込まれる外国人入山者の受入態勢の整備や適正利用を前提とした入山者の利用促進に取り組むこと。
  4. 「ぐんま県境稜線トレイル」の全線開通に向け、登山道等の整備を推進するとともに、登山者への安全に対する注意喚起を行うこと。加えて利便性確保のため、登山口や下山口への代行・送迎サービスについて関係機関と連携し検討すること。
  5. 台湾の本県産農畜産物の輸入規制緩和についての情報を注視しつつ、緩和後は農畜産物、加工品の海外輸出の取組を推進すること。また、統一ロゴマーク「GUNMA QUALITY」のさらなる利用促進を図り、本県の農畜産物のブランド化を推進すること。
  6. おもてなし料理としての「すき焼き」の存在感を高めるため、ぐんま・すき焼きアクションの取組を加速させること。また、学校給食でのすき焼き提供について支援を検討すること。
  7. 国による観光ビッグデータの活用検討及び外国人観光客の行動情報収集等の動向を注視しつつ、ビッグデータを活用した戦略的な観光振興に取り組むこと。
  8. 本県のブランド力強化に向け、部局横断的な情報発信を統括する民間人材の登用も含めて検討すること。また、ウェブマーケティング手法の研究・強化を行い、県民による本県の情報発信を促進するための取組について検討すること。
  9. 広報・観光関連部局の適材適所による職員の配置及び継続的な人材育成に取り組むこと。
  10. 県内フィルムコミッションと連携し、本県でのロケ誘致に積極的に取り組むとともに、ロケ実績や経済効果等の関連情報を時期を逃さず発信し、さらなる本県のPRにつなげること。
  11. 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、県内観光地のバリアフリーに関する情報の収集を行い、一元的な情報発信を行う取組を推進すること。
  12. 魅力ある本県の物産の発掘を引き続き、推進すること。また、本県の物産のPRの機会を増やすため、近隣県との連携による観光物産展の開催を検討すること。
  13. 台湾の自治体との交流にあたっては、議会と連携を図ること。
  14. 魅力ある観光地づくりを推進するため、県道、河川の管理を推進すること。

 以上のとおりであります。
 なお、同日、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。
 以上、申し上げまして、委員長報告といたします。


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