本文
文教警察常任委員会が近県調査を実施しました(平成31年1月25日(金曜日))
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 教育施設の整備促進について
- 教育体制の確立について
2 調査期間
平成31年1月25日(金曜日)
3 調査項目
(1)学生寮上毛学舎(東京都世田谷区)
学生寮上毛学舎は、群馬県出身の子弟で大学教育を受ける学生のため、教育奨励に関する事業を行い、教育の振興と社会有為の人材を育成することを目的とする公益財団法人群馬県育英会が設置・運営をしています。定員は男子が120名、女子が80名で、入寮許可期間は原則として2年間です。
現在の建物は、平成27年1月に竣工し、鉄筋コンクリート造、地上7階、地下1階建で、一般寮室200室、車いす対応寮室1室のほか、食堂兼集会室、浴室、図書学習室、多目的室、自炊調理コーナー、コインランドリー等が整備されています。
さらに、全寮室に机、椅子、ベッド、エアコン、カーテンなど必要な家具類が備え付けられています。
ICカードキーによる入退館管理や男女別のフロア管理、防犯カメラによる監視など安全対策に万全を期しているほか、朝夕2回の給食を提供するなど寮生の健康維持にも配慮しています。
上毛学舎では、寮生全員で組織・運営する自治会(駉々会(けいけいかい))が、館内の日常清掃やごみ出しなど良好な生活環境を維持し、共同生活を通じて人間関係の幅を広げ、お互いを思いやる心を育み、将来優れた社会人となることを目指して活動しています。
ついては、学生寮上毛学舎を訪問し、施設の運営状況や寮生の状況等について調査を行いました。
上毛学舎にて
(2)新宿区役所(東京都新宿区)
東京都新宿区では、学校での日本語学習支援として、日本の幼稚園、小・中学校に編入学してきた日本語が分からない子どもに、母語を話すことのできる指導員が、日本語と日本の学校生活に適応するための日本語サポート指導を行っています。また、日本語による日常会話がある程度理解でき、日本語での個別の学習支援を希望する小・中学生については、放課後等に各学校へ日本語学習支援員を派遣する日本語学習支援を行っています。
さらに、地域での日本語学習として、初級者を対象にした新宿区日本語教室や、ボランティア団体によるボランティア日本語教室、小学校4年生から中学3年生を対象にした夜の子ども日本語・学習支援を実施しています。
ついては、新宿区役所を訪問し、学校や地域における日本語学習の取組状況について調査を行いました。
新宿区の取組について説明を受ける
4 出席委員
委員長:安孫子哲、副委員長:泉沢信哉
委員:岩井均、委員:福重隆浩、委員:岩上憲司、委員:星名建市、委員:臂泰雄、委員:金井康夫、委員:金子渡