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地方創生・ブランドに関する特別委員会(3月18日)
地方創生・ブランドに関する特別委員会 委員長 岩井 均
委員長 岩井 均
地方創生・ブランドに関する特別委員会における審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
本委員会は、
- 官民共創コミュニティに関すること
- 地域課題解決に関すること
- スポーツによる地域創生に関すること
- アーティスティックGUNMAに関すること
- 温泉文化に関すること
- 群馬のブランド化に関すること
- 公共交通に関すること
について、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。
以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、活発な議論を行ってまいりました。
また、12月には総務省自治行政局長 吉川浩民氏を講師として講演会を開催し、今後の取組への参考にすべく、認識を深めてまいりました。
こうした審査等の結果、今定例会をもって、本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事あてに提言書を提出することを確認いたしました。
提言書は、全16項目からなる「地方創生・ブランドに関する提言」とし、これを全会一致をもって決定したところであり、以下、その主な項目を申し上げます。
- 新型コロナウイルス感染症により、経済困窮など社会課題が多様化・複雑化している中、共助や相互扶助の担い手であるNPO法人等の基盤強化が急がれる。協働・共創を進めるための条例制定に向けた取組を着実に推進すること。
- 新コンテンツ創出について、デジタル人材やクリエイティブ人材の育成はどこでも取り組んでいる中で、群馬県として、他と異なる人材をつくっていくことが重要である。環境整備に止まらず、本県がどう魅力を発信し、新しい価値を生み出していけるか、ネットワークやアイデアを最大限活用して推進すること。
- 社会人eスポーツリーグ大会について、全国に誇れる大会となるようPRに努めること。社会人eスポーツリーグを起爆剤として、将来的には県内経済の活性化につなげ、特に若者層をターゲットとした本県のブランド力の向上を図ること。
- プロスポーツを活用して地域を活性化すること。プロスポーツを本県の重要なコンテンツとして取り扱い、運営企業に対し金銭的支援策も行って、試合、教室、パブリックビューイングなど具体策を挙げてしっかり取り組むこと。
- 令和11年度に本県で開催される国民スポーツ大会に向け、長期的な視点で選手の強化育成に取り組み、プロのコーチの招聘(しょうへい)など一層の充実を図ること。チーム競技の強化方針を早く決定し、関係団体等と連携して行うこと。また、指導者や審判員の増員、強化、レベルアップについても、関係団体と連携して推進すること。
- ぐんまマラソンは、他県からの参加者も多く、県民の健康増進にも役立ち、本県にとってシンボル的な大会である。他のスポーツ大会やイベント等に好影響を与えられるよう、開催方法の工夫等を重ね、更に充実した大会にしていくこと。
- 温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けては、温泉文化への理解を深め、群馬の温泉の魅力をいろいろな人に知ってもらい、裾野を拡げていくことが重要であるので、機運醸成の取組や積極的な周知に努めること。
- ぐんまちゃんアニメの制作・放送による経済波及効果について、しっかりと検証し、本県の魅力度向上に結びつける取組を行うこと。また、引き続き、ぐんまちゃんを活用した効果的なPRを推進すること。
- 群馬の農畜産物について、G-アナライズ&PRチームによるおいしさや健康に関する分析結果をしっかりとPRし、商品の差別化や高付加価値化につなげる取組を行うこと。
- 本県のブランド力強化に向け、群馬には鑑評会で最優秀賞を獲得するなど、良い酒があることを積極的に情報発信するとともに、今まで飲んでいた層に加えて若年層にも興味をもってもらうための取組を継続すること。
- 地方創生において公共交通の重要度は増している。国・市町村、交通事業者等と連携し、安全・快適で持続可能な公共交通サービスの確保等を推進すること。
以上のとおりであります。
なお、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出したところであります。
以上、申し上げまして、委員長報告といたします。