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少子化対策・Well-beingに関する特別委員会が県外調査を実施しました(令和5年9月6日~8日)

1 調査目的

 少子化対策・Well-beingに関する特別委員会所管事項より、「子育て支援」「教育課題」「少子化対策(働き方改革含む)」「関係人口増加」について調査し、今後の委員会審査の参考とします。

2 調査期日

 令和5年9月6日(水曜日)~9月8日(金曜日)

3 調査項目

(1)b-lab(東京都文京区)

 b-lab(ビ-ラボ)は、文京区が平成27年4月1日に開設した、区内初の中高生専用施設「文京区青少年プラザ」の愛称です。
 当施設は、主に区内の中高生が自主的な活動を通じて自らの可能性を広げ、社会性を身につけた自立した大人へ成長を目指すための場所であり、いつでも、なんでも挑戦できる中高生の秘密基地として、中高生が自由に過ごし、新たなきっかけに出会い、新たな一歩を踏み出す挑戦のステージとしての機能を果たしており、部活動や塾、習い事とも異なる新たな放課後のかたちを実践しています。
 ついては、本県の子育て支援施策及び教育課題の参考とするため、施設の運営状況などについて調査を行いました。

b-labの説明受ける様子の画像
b-labでの質疑応答の様子

(2)学生寮上毛学舎(東京都世田谷区)

 学生寮上毛学舎は、群馬県出身者で大学教育を受ける学生のため、公益財団法人群馬県育英会により設置・運営されています。
 現在の建物は、平成25年からマンション事業者との公民連携(ppp)により建替工事を行い、平成27年2月に竣工、同年4月から女子の受入を開始し、男女で階を分けた男女寮として運営されており、入寮許可期間は原則として2年間となっています。
 本施設は、寮生全員で組織・運営する自治会により、館内の日常清掃やごみ出しなど良好な生活環境が維持されており、寮生達は共同生活を通じて人間関係の幅を広げ、お互いを思いやる心を育み、将来優れた社会人となることを目指して活動しています。
 ついては、同学舎の子育て支援の現状調査のため、施設の運営状況や寮生の状況等について調査を行いました。

上毛学舎での集合写真の画像
上毛学舎にて(舎監・寮母・自治会の学生と一緒に)

(3)白浜町 及び Office Cloud 9(和歌山県西牟婁郡白浜町)

 和歌山県では、ワーケーションを企業や地域にとっての価値創造ツールとして、平成29年度から全国の自治体に先駆けて、大都市圏からのアクセス性や豊富な観光資源などの強みを生かして、積極的にワーケーションの受入体制の充実に取り組んでいます。
 白浜町においては近年IT企業誘致を推進しており、多くの企業がサテライトオフィスを開設しています。また、町内には「NerveNet(ナーブネット)」と呼ばれる耐災害ネットワークがあり、平時には「Shirahama free Wi-Fi」として無料開放し、通信環境面でも先進的な取組を行っています。
 そうした中、令和4年10月に白浜町内に開設されたOffice Cloud 9は、全国に多数のコワーキングスペースを展開する(株)いいオフィスと、建設コンサルティング事業を展開する(株)オリエンタルコンサルタンツの提携による、環境に配慮したユニバーサルデザインコワーキングスペースです。
 施設の特徴としては、風光明媚な立地であることに加え、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインを取り入れるとともに、再生可能エネルギー由来100%の電気を使用するなど、環境に配慮した「SDGs」仕様となっています。
 また、施設内での地域事業者との交流イベントなどを通じて、地域振興にも努めています。
 ついては、白浜町及びOffice Cloud 9が取り組んでいるワーケーションや地域振興などについて、本県の少子化対策(働き方改革含む)・人口増加施策の参考とするため、調査を行いました。

概要説明を受ける様子の画像
​白浜町及びOffice Cloud9の説明受ける様子

(4)たなコトアカデミー(和歌山県田辺市)

 田辺市は和歌山県中南部に位置し、世界遺産の「熊野古道」と世界農業遺産の「みなべ・田辺の梅システム」を有するなど、観光資源や地域資源が多い一方で、全国平均より早いスピードで人口減少が進んでいるという課題を抱えています。そこで、市は課題解決に向けて、人口増加策とともに、地域の元気を取り戻すことが大事であるとして、地域の関係人口の増加に取り組んでいます。
 また、平成28年秋からは、SDGsマガジン「ソトコト」の発行や地域課題の解決のほか、Well-beingへの取組にも携わる(株)ソトコト・プラネットと連携して、関係人口育成講座「たなコトアカデミー」を、これまで4期にわたり開催しています。本プロジェクトでは、移住は難しくとも、地域の人たちと顔が見える関係を持ちたいという人達に向けて、田辺という地域との関わり方を考え、実践してもらうきっかけを提供しており、具体的には、地域の魅力発信や地域との関わり方のプランの検討、WEBページの作成などを実施しています。
 今回の調査では、たなコトアカデミーに参加し、令和3年度から地域おこし協力隊として移住した田中和広氏から直接お話しを伺うとともに、たなコトアカデミーにて多くの受講生を受け入れている(株)日向屋が中心となって形成された獣害対策チーム「チームHINATA」のジビエ処理施設「ひなたの杜」を訪問し、本県の関係人口の増加策や、Well-being増進の参考とするため、本事業の状況などについて調査を行いました。

ひなたの杜で視察する様子の画像
​ジビエ処理施設「ひなたの杜」を視察する様子

4 出席委員

委員長:橋爪洋介、副委員長:亀山貴史
委員:水野俊雄、委員:大和勲、委員:井田泰彦、委員:加賀谷富士子、委員:大林裕子、委員:森昌彦、委員:入内島道隆、委員:鈴木敦子、委員:松本隆志、委員:大沢綾子


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