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環境農林常任委員会が県内調査を実施しました(令和7年1月27日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として下記事項について県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
 (1)食料・農業・農村振興対策について

2 調査期日

 令和7年1月27日(月曜日)

3 調査項目

(1)甘楽町(甘楽郡甘楽町)

​​ 甘楽町の農業は、比較的温暖な気候、標高差のある地形等の自然条件に恵まれ、米、麦、こんにゃく等の伝統的な作物に加え、畜産、野菜、花き、果樹、きのこ類に至る地域の特色を活かした多彩な農林産物の生産が行われています。
 有機農業については、昭和61年に甘楽町有機農業研究会が設立され、有機農業の研究、生産、販売等に取り組み、会員のうち現在12名が有機JAS認証の有機農業経営体となっています。
 また、平成12年に開園した市民農園「甘楽ふるさと農園」では、2.8ヘクタールの畑で多くの利用者が指導を受けながら有機農業を体験しています。
 令和5年10月には、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村であることを表明する「オーガニックビレッジ宣言」を行い、さらなる有機農業の産地づくり推進に取り組んでいます。
 ついては、食料・農業・農村振興対策の観点から、甘楽町の事業、取組について調査を行いました。

あいさつをする牛木委員長の画像
あいさつをする牛木委員長

(2)下仁田ネギ生産者(甘楽郡下仁田町)

 全国でも名高い「下仁田ネギ」は、他のネギとの差別化を図り、従来からの栽培方法を守り生産されています。
 伝統野菜の下仁田ネギは、優れた食味と品質を有する一方で、ネギが腐る軟腐病に対しては強くありません。特に令和6年産は、近年の記録的な暑さにより、軟腐病が多発し、大きく減産したため、農家経営や下仁田ネギを基幹とした農業振興への影響が懸念されています。
 ついては、食料・農業・農村振興対策の観点から、下仁田ネギの生産等の状況について調査を行いました。

説明を受ける様子の画像
​下仁田ネギの生産等の状況について説明を受ける様子

(3)株式会社荻野商店(甘楽郡下仁田町)

 株式会社荻野商店は、大正5年にこんにゃく製粉業を始め、こんにゃく芋を様々な加工に適した「こんにゃく粉」として精粉し販売している、創業100年を超える老舗です。
 昭和37年には火力乾燥機を開発し、こんにゃく粉の生産環境改善で業界に貢献し、現在は、様々な用途に合ったこんにゃく粉を生産し業界をリードしています。
 近年、食生活の変化等により、こんにゃく製品の消費量は減少していることから、こんにゃく粉の在庫は積み上がり、需給バランスが崩れた状況となっています。このことから、こんにゃくいも取引価格は低迷しており、さらに円安などの影響で肥料や農業資材などの価格も高騰が続き、農家の経営を圧迫しています。
 こうした中、農家からは、こんにゃく粉の新しい用途の研究開発に取り組むことなどが求められています。
 ついては、食料・農業・農村振興対策の観点から、群馬名産のこんにゃくの生産・加工等の状況について調査を行いました。

株式会社荻野商店にての画像​​
株式会社荻野商店にて

4 出席委員

委員長:牛木 義、副委員長:追川 徳信
委員:久保田 順一郎、委員:狩野 浩志、委員:あべ ともよ、委員:金井 康夫、委員:宮崎 岳志、委員:水野 喜徳

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