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環境農林常任委員会(令和7年3月7日)
環境農林常任委員会委員長報告
委員長 牛木 義
環境農林常任委員会に付託されました案件のうち、令和6年度関係議案の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、環境森林部では、第65号議案「令和6年度 群馬県一般会計補正予算」に関して、苗木(なえぎ)生産促進事業について、スギ特定母樹採種園の整備計画や花粉の少ない森林への転換の見通しについて質疑されました。
次に、自然公園等整備事業について、赤城公園啄木鳥橋架替工事と周辺駐車場の整備の状況や、尾瀬国立公園大清水尾瀬沼)線の木道整備の進捗状況について質疑されました。
次に、県産木材振興対策費の各事業の減額内容が質疑されました。
特に、ぐんまゼロ宣言住宅促進事業の実績が伸び悩んでいる理由が質され、このような状況を踏まえた7年度以降の事業の改善が要望されました。
次に、きのこ生産資材導入支援事業について、これまでの支援実績や効果について質疑されました。
次に、第86号議案「指定管理者の指定の期間の変更」に関して、大沼(おの)キャンプフィールド及び赤城ランドステーションの開園が遅れることの指定管理者への影響や、オープン直後に予想される混雑時の対応について質疑されました。
次に、第87号議案「地方財政法第27条の規定による市の負担」について、赤城公園活性化整備に係る前橋市の負担割合の根拠が質されるとともに、今後も前橋市と連携して事業を進めるよう要望されました。
続いて農政部においては、第65号議案「令和6年度 群馬県一般会計補正予算」に関して、施設整備事業について、農業技術センターにおける、いちごの試験研究に関連する施設整備について、新品種の今後の予定が質され、群馬県の品種だとわかるネーミングが要望されました。
次に、蚕糸技術センターにおける、蚕の卵の飼育室や研究棟整備について、その内容と蚕糸業への効果について質疑されました。
次に、水産試験場におけるマスの生産施設整備について、ブランドマスである「超絶サーモン軍団」の増産量及びそれに伴う販売額が質疑されるとともに、老朽化している施設の計画的な改修に関する県の考えが質されました。
次に、農業農村整備事業の安全安心な農村づくりについて、ため池の地震・豪雨対策の調査状況が質疑されました。
次に、畜産競争力強化整備事業及び畜産物輸出コンソーシアム推進対策事業について、期待される事業の効果が質疑されました。
その他の議案についても慎重に審議の上、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項に関して、今年1月及び2月に相次いで発生した豚熱への対応状況について質疑を行いました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。