本文
総務企画常任委員会が県内調査を実施します(令和7年4月21日)
1 調査目的
総務企画常任委員会所管事項より、「危機管理・防災対策」、「芸術文化の振興と文化づくりの推進」について調査し、今後の委員会審査の参考とします。
2 調査期日
令和7年4月21日(月曜日)
3 調査項目
(1)災害派遣用移動式トイレ(トイレコンテナ)(高崎市寺尾町町:観音山ファミリーパーク内)
日本全国において自然災害が多発する中で、被災地でのトイレ問題が顕在化しています。具体的には、断水等でトイレ不足が生じると、水分の摂取を我慢するなどして体調を崩し、避難所等での災害関連死の増加のおそれがあり、令和6年1月に発生した能登半島地震でも、改めて必要な数のトイレの確保が課題となっています。
県では、令和5年3月に災害派遣用トイレトレーラーを導入し、上記の能登半島地震での派遣など、課題解決のための取組を進めており、さらに令和6年度には、費用の一部にクラウドファンディングを活用した補正予算によりトイレコンテナを3台導入し、県内3箇所の県立公園などに設置しました。
このトイレコンテナは、平時は公衆トイレとして運用されていますが、災害発生時には、概ね1~2時間程度で県内35市町村へ派遣が可能となっており、今後は群馬県避難ビジョンに基づき進められている、簡易・携帯トイレの確保と合わせて避難所のトイレ環境の改善が期待されています。
ついては、今後の危機管理・防災対策に係る取組の参考とするため、トイレコンテナの運用方法や状況などについて調査を行います。
(2)群馬交響楽団(高崎市栄町:高崎芸術劇場内)
群馬交響楽団(群響)は、地方オーケストラの草分け的存在であり、1945年の創立からの80年間、定期演奏会や移動音楽教室などにより、群馬県の芸術文化の振興に大きく寄与してきました。 2019年には活動拠点を高崎芸術劇場に移し、更なる演奏活動の飛躍・向上を目指して活動しています。
群響では、令和3年度から令和7年度までの5か年間において、群響改革プランに基づき「日本一の地方オーケストラを目指す」ことを目標に、「楽団の更なるレベルアップ」及び「安定的・継続的な楽団運営」に取り組んでおり、県では、運営費や各種演奏活動への補助など、経営安定化に向けた支援を行っています。
ついては、芸術文化の振興と文化づくりの推進に関して、今年創立80周年を迎える群馬交響楽団の現状と今後の取組について調査を行います。
4 出席委員
委員長:亀山 貴史、副委員長:松本 隆志
委員:酒井 宏明、委員:安孫子 哲、委員:藥丸 潔、委員:大和 勲、委員:井田 泰彦、委員:高井 俊一郎、委員:鈴木 敦子、委員:今井 俊哉
5 その他
調査報告は県議会ホームページ及び議会時報に掲載します。