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総務企画常任委員会(令和7年6月13日)
総務企画常任委員会委員長報告
委員長 高井 俊一郎
総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、まず、第104号議案「令和7年度群馬県一般会計補正予算」に関して、知事戦略部関係では、上毛電気鉄道の交通系ICカード導入の整備費用や維持管理費などについて質疑されました。
次に、地域創生部関係では、第114号議案「群馬県民会館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例」と併せて、群馬県民会館の廃止決定に至るまでの経緯や、建物解体の方向性、今後の周辺エリア利活用調査に当たっての「新しい文化拠点」の考え方をはじめとした補正予算の内容など、様々な質疑が行われました。
次に、第109号議案「職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例」及び、第111号議案「群馬県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」に関して、育児部分休業の取得状況や、介護離職防止措置の周知方法などについて質疑されました。
以上の議論を経て、採決した結果、本委員会に付託されました各議案のうち、第104号議案及び第114号議案については、多数をもって、その他の議案については、全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への2028年登録を推進することを求める意見書」の発議についてですが、改めて申し上げるまでもなく、「温泉文化」は、日本固有の世界に誇るべき文化であります。しかし、人口減少や後継者不足などにより、温泉地と「温泉文化」は、今、危機にさらされています。「温泉文化」を次代へと守り伝えていくことは、地方創生、地域の魅力向上、産業振興にもつながるものであり、その意味でも2028年の「ユネスコ無形文化遺産」に登録されることは、たいへん意義のあることであります。
よって、国において、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への2028年登録が推進されるよう、強く要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって本委員会から発議することに決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、知事戦略部関係では、
- 高校生リバースメンターの募集や選考の考え方について
- デジタルクリエイティブスクール構想の取組内容と目指す方向性について
- バーチャルプロダクションを活用した映像素材開発事業の見通しについて
- 直滑降ストリーム「県議と知事の紅茶懇談」の実施状況について
- ぐんまちゃんブランド化の効果検証について
- トップ外交の費用や成果について
次に、地域創生部関係では、
- 「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への2028年登録へのスケジュール感について
- 博物館の収蔵品管理状況について
- 地域づくりの取組状況について
- ザスパ群馬への支援について
最後に、総務部関係では
- 県防災ヘリの年間救助件数及び救助の有料化に関する検討状況について
- 投票所のバリアフリー対応への取組状況について
- 収入証紙廃止の影響について
- 県庁舎地下ATM跡地の活用について
- 職員録印刷廃止の影響について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして、委員長報告といたします。