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産経土木常任委員会が県外調査を実施します(令和7年7月23日~25日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 中小企業振興について
- スタートアップ支援について
- 都市・建築・住宅・下水対策について
- 災害復旧対策について
2 調査期日
令和7年7月23日(水曜日)~25日(金曜日)
3 調査項目
(1)金沢古民家リサイクルの会(石川県金沢市)
金沢古民家リサイクルの会は、石川県金沢を中心に、主に北陸地方(石川県、富山県、福井県)の古民家の紹介、斡旋、再生等の業務を通じて、古民家に宿る伝統文化の継承と、今後更に100年受け継がれる「現代の民家づくり」を創造することを目的としています。
建設会社や設計会社が会員となっており、20年以上の古民家再生の経験と実績を持っています。
ついては、古民家再生・活用推進事業の参考とするため、石川県加賀市の古民家再生現場において、その取組状況について調査を行います。
(2)北陸先端科学技術大学院大学未来創造イノベーション推進本部(石川県能美市)
北陸先端科学技術大学院大学は、最先端科学技術分野における産学官連携の促進と国際的な研究開発拠点を目指して造られた石川サイエンスパークの核となり、豊かな学問的環境の中で世界水準の教育と研究を行い、科学技術創造により時代の世界を拓く指導的人材を育成しています。
未来創造イノベーション推進本部では、大学の有する研究を背景に、社会、産業界との連携の窓口として、また、イノベーション創出の拠点として、社会課題を解決し、未来社会の創造に寄与することを目的に、様々な共同研究、受託研究、技術相談などを行っています。
ついては、中小企業の振興、スタートアップ支援の参考にするため、取組状況について調査を行います。
(3)石川県庁土木部(石川県金沢市)
石川県では、令和6年能登半島地震により、県管理道路では最大42路線87カ所が通行止めとなりました。また、県が管理する88河川で河道埋塞、堤防沈下、護岸損壊等が、10海岸で護岸損壊等の被害が発生しました。
更に、9月には奥能登豪雨により、多くの道路冠水や土砂崩れ、河川の氾濫、流木・土砂の堆積、護岸損壊等の被害が発生しました。
県民の安全・安心を確保するため、一日も早い道路・河川・海岸の復旧に尽力しています。
ついては、本県の災害復旧の参考とするため、災害復旧対策について調査を行います。
(4)(株)松井機業(富山県南砺市)
松井機業は1877年創業以来、伝統ある城端絹やしけ絹と和紙を貼り合わせたしけ絹紙を一貫生産し、販売する老舗の機屋です。
一般住宅の襖や建具、表具用の絹織物が主な製品ですが、近年は、しけ絹の風合いを活かしたインテリアや服飾品、しけ絹の保湿性や消臭性を活かした新しい商品を開発し、地場産業の活性化やブランド化につながる取組を行っています。
ついては、本県の地場産業の振興、中小企業の支援の参考とするため、取組について調査を行います。
4 出席委員
委員長:斉藤 優、副委員長:追川 徳信
委員:狩野 浩志、委員:あべ ともよ、委員:酒井 宏明、委員:安孫子 哲、委員:藥丸 潔、委員:大林 裕子、委員:森 昌彦、委員:中島 豪
5 その他
調査報告は県議会ホームページ及び議会時報に掲載します。