本文
県では、NPOやボランティア団体、企業、教育機関、地縁組織など、地域に関わる様々な主体が地域課題の解決に積極的に関わっていく社会を目指し、平成31年3月に「協働による地域づくりに関する指針」を定め、その後の社会情勢の変化等を踏まえて令和8年3月にこの指針を改定しました。
協働について具体的に知っていただくため、県内の協働事例等を紹介します(令和8年3月現在の情報です)。
「協働による地域づくり」については、NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ<外部リンク>でも紹介しています。
詳しい内容はこちらから
NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 JR東日本高崎支社、昭和村・JA利根沼田と連携し「援農プログラム」を展開<外部リンク>

協働の主体として企業と行政が取り組んだ事例です。
地場産業である農業の人材不足・生産コストの上昇・消費の減少など
群馬県の北部に位置する昭和村は、多くの新鮮な野菜を首都圏へ供給しており、こんにゃく芋の生産量は日本一を誇ります。一方で、農業に従事する人材の不足や生産コストの上昇、消費の減少など、農業を取り巻く課題も多く抱えています。
こうした課題に取り組むため、JR東日本高崎支社は、昭和村およびJA利根沼田と連携し、「援農プログラム」を開始しました。
第1弾として、2025年11月にJR東日本高崎支社の社員約20名が農業研修としてこんにゃく芋の収穫作業に参加しました。
今後は、活動する地域や取り扱う農産品を拡大し、参加対象を一般の方々にも広げていく予定です。
さらに、JR東日本の荷物輸送サービスを活用して新鮮な農産物を首都圏へ届けることや、農業体験付き旅行商品の造成も計画しています。
(代表)樋口 達夫(執行役員 高崎支社長)
(所在地)群馬県高崎市栄町6-26
(代表)田村 活幸(代表理事組合長)
(所在地)群馬県沼田市東原新町1940-1
(村長) 高橋 幸一郎
群馬県利根郡昭和村大字糸井388番地(昭和村役場所在地)
詳しい内容はこちらから
NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 社会福祉法人チハヤ会×みどり市、林福連携「MAKIT」の紹介<外部リンク>

協働の主体として企業と行政が取り組んだ事例です。
2020年頃、社会福祉法人チハヤ会(以下、「チハヤ会」)が運営する障害者支援施設で利用者が木工アートに挑戦する際、わたらせ森林組合に「廃材を分けてもらえないか」と相談したことが、みどり市における「林福連携」の始まりです。
チハヤ会はこれまでも、障がいのある人が里山の整備に関わるプロジェクトに携わっていました。
これらをきっかけに、チハヤ会とみどり市農林課、森林組合、林業家との連携が深まり、「木の駅プロジェクト」として構想が形づくられました。
(理事長)田村 尚道
(所在地)群馬県みどり市笠懸町3609
(法人概要)障害者支援施設の運営のほか、子ども食堂の運営や学習支援など子どもの第三の居場所づくりにも取り組んでいる。
(市長)須藤 昭男
群馬県みどり市笠懸町阿左美1912番地1(農林課所在地)
地域の森林組合と地域で林業を営む方々

詳しい内容はこちらから
NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 若者の力が地域を動かす ― NPO法人アスワードの協働による地域づくり ―<外部リンク>

協働の主体としてNPO、企業、地縁組織及び行政が取り組んだ事例です。
高校生・大学生を中心とした若者主体で活動するNPO法人アスワードが、子ども食堂や学習支援、居場所づくりなどの子ども支援活動を基盤に、伊勢崎市や地域団体、企業など様々な主体と連携しながら地域活動を展開しています。
この活動が、子どもたちの学びや交流の場をつくるだけでなく、若者自身が地域社会の担い手として活動できる環境づくりにもつながっています。

伊勢崎市宮郷公民館で開催した「ヒカリエキッチン」(子ども食堂)の様子。共愛ファームからのじゃがいも贈呈式も行いました。
伊勢崎市の協働まちづくり事業の一環として、若者が企画・運営する地域イベント「スイーツ&古着フェス」を2026年2月8日に開催しました。当日はスイーツ店9店と古着屋6店が出店し、1,000人の来場者がありました。
「若者が来たくなるイベントをつくりたい」と、地域の店舗や団体が出店し、中学生や高校生、親子連れなど多世代が参加する交流の場となりました。こうしたイベントを通して、若者と地域住民が自然に関わる機会が生まれています。

伊勢崎市絣の郷で実施した「スイーツ&古着フェス」の様子。イベントの広報や当日の会場変更、駐車場案内、伊勢崎市PRキャラクター「くわまる」の参加など、官民が連携したイベントとなりました。
伊勢崎市境地区ではモスク関係者や地域住民と連携した清掃活動「境まちなか歴史探索クリーニング作戦」を実施しました。歴史的建造物を巡りながらまちを歩き、ゴミ拾いなどの活動を行ったほか、小中学生を対象に境公民館で年4回の多文化交流会など、多文化共生の視点も取り入れた地域交流に取り組んでいます。

「多文化交流会」と、70人の参加があった「境まちなか歴史探索クリーニング作戦」の様子。外国につながりのある人たちも多く参加しました。
行政、地域団体、企業など多様な主体と協働することで、若者の視点を活かしたイベントやまちづくり活動が進められています。
子ども食堂や地域イベントなどの活動を通じて、若者と地域住民が自然に関わり合う機会が生まれ、世代や文化を越えた新たな関係性が育まれているとともに、寄付された食材を子ども食堂で活用するなど、地域全体で子どもを支える循環も生まれています。
こうした取り組みは、若者が地域社会の担い手として活動するきっかけや、住民の地域への関心や地域活動への参加の広がりにもつながり、若者の行動を起点とした協働の取り組みが、地域の新たなつながりや活動の広がりを生み出しています。

伊勢崎市市民活動課では、2025年10月から月に1度若者交流会を開催しています。2026年3月には、市内のカフェで臂伊勢崎市長を交えて意見交換を行いました。
(代表)山本 祥一
(所在地)群馬県伊勢崎市連取町3333番地6 ライトフェイス内
(法人概要)高校生・大学生を中心に構成された若者主体の団体。子ども食堂、学習支援、第三の居場所づくりなどの子ども支援事業のほか、地域イベントの企画やまちづくり活動を行っている。
(市長)臂 泰雄
群馬県伊勢崎市今泉町二丁目410番地(伊勢崎市役所所在地)
事業連携・補助金支給など
地域との関係づくりや活動の受入れ
詳しい内容はこちらから
NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 群馬中央医療生活協同組合 公共交通機関と連携した通院支援事業<外部リンク>

協働の主体としてNPOと企業が取り組んだ事例です。
患者の定期通院を支援するためにこれまで群馬中央医療生協が独自に通院支援の車両を走行させていましたが、事業を単独で実施することは人員面や費用面で大きな課題が伴っていました。
このため、通院支援車両の走行経路をほぼ網羅するコミュニティバスを運行している永井運輸株式会社へ相談したことが、今回の協働に結びつきました。
群馬中央医療生協が発行しているバスチケットを活用して利用者はバスに乗車し、後日、群馬中央医療生協が乗車料金を精算します。
(代表)半澤 正
(所在地)群馬県前橋市朝倉町830-1
(団体概要)群馬県全域を区域とする、医療介護を事業とする生活協同組合
(代表取締役会長)永井 豊
(取締役社長)穴沢 修
(所在地)群馬県前橋市南町三丁目21番地の8
(会社概要)トラック輸送を主体とし、タクシー運行等の運送事業を展開している。

バリアフリー講習会の様子
詳しい内容はこちらから
NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 『磯部温泉組合/協力アカデミー/群馬NPO協議会』多主体連携の地域づくり推進<外部リンク>

協働の主体としてNPOとNPOが取り組んだ事例です。
磯部温泉街を中心に人口減少・空き家問題・高齢化・観光資源の生かし方といった地域課題があり、地域住民や商店街の人たちなど当事者には、これらの課題を解決し、地域を活性化したいという思いがありました。
そうした中、2023年、2024年に前橋市で松原 明 氏による「協働コーディネート」を学ぶセミナーが開催されました。プロジェクト担当者がこのセミナーに出席したことがきっかけとなり、セミナーで学んだ「相利協創方式」を地域で実践してみたいという思いが生まれ、地域への愛着と地域活性化への情熱から、このプロジェクトが始まりました。
※相利協創方式とは
NPO活動や地域活性化、企業間連携において関係する全員が互いの強みを活かし合い、協力して新しい価値や利益を創り出す手法・マネジメントモデル
(プロジェクト担当者)櫻井 太作(ホテル磯部ガーデン社長)
高野 領翼(高野酒店/TARTANS CAKE STAND)
(所在地)群馬県安中市磯部
(団体概要)昭和25年に発足し、磯部温泉の観光振興のために活動している。
(代表)松原 明
(所在地)東京都世田谷区若林4丁目25番14号 コーナー松陰2階
(団体概要)人々が協力しあう能力を向上させていくことを目指し、協力の技術の使い手を増やすことを目的として活動している。
(プロジェクト担当者)渡邊恵理/太田琢雄
(所在地) 群馬県前橋市大手町1-1-1 県庁昭和庁舎1階
(団体概要)1999年(平成11年)に県内NPO有志により設立。会員が主体となって情報交換を行い、NPOの健全な発展を図り、社会全体の利益の増進に寄与することを目的としている。

学習会とホテル磯部ガーデンで開催したセミナーの様子。
今回の協働をきっかけに、以下の事業が実施できました。