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牧野酒造

更新日:2023年8月1日 印刷ページ表示

牧野酒造の画像

創業330年を迎えた、群馬県内最古の酒蔵

蔵の歴史

 元禄3年創業。群馬県内最古の酒蔵と言われる牧野酒造は、上毛三山のひとつとして名高い榛名山の麓、高崎市倉渕町に蔵を構えます。この地はかつて、草津温泉へ向かう宿場町として賑わいを見せていました。
 高品位な酒を造り続ける実力蔵として、「全国新酒鑑評会」や「国税局鑑評会」にて数多くの受賞実績を誇ります。令和2年には「第91回関東信越国税局酒類鑑評会」にて「大盃(おおさかずき)」が最優秀賞(第一位)に選出され、さらには同年に世界最大規模のワインの品評会「IWC」のSAKE部門で群馬県で唯一金賞を受賞。
 現在は、18代目蔵元牧野顕二郎専務が杜氏となり、長い歴史の中で伝統を継承しつつ、新たなチャレンジを続けています。

蔵の歴史の画像
群馬県内最古の酒蔵と言われる牧野酒造。長い歴史の中で伝統を継承しつつ、新たなチャレンジを続ける

榛名山の伏流水で仕込むスッキリとした味わい

 牧野酒造のメイン銘柄は「大盃」。万延元年に幕府勘定奉行「小栗上野介」が遣米使節として先祖とともに渡米した際、帰国後に大きな盃で祝盃をあげたことから命名されました。
 澄んだ榛名山の伏流水と厳選した酒造米を使用し、“飲み飽きしないお酒”をコンセプトとした柔らかい飲み口とスッキリとした味わいが特徴です。アユの塩焼きなど焼き魚を中心とした和食とよく合います。

榛名山の伏流水で仕込むスッキリとした味わいの画像
肉体美のイラストが目を引く「macho」シリーズ

新たな層へ向けた新シリーズ

 令和元年から南部杜氏から18代目蔵元に杜氏が交代し、すべて社員でつくる酒造りに転換。伝統を受け継ぎながら、時代に合わせた酒造りを行っています。
アルコール飲料の中で日本酒の消費率が落ち込む状況下、新たな消費者層を広げていかなければならないと感じた18代目は、今まで日本酒を飲んでこなかった方にも興味を持ってもらえるような斬新な切り口の酒を開発。
 肉体美のイラストが目を引く「macho」シリーズでは、時代の流行りとは真逆の味わいでインパクトを狙い、若い層にも飲んでいただけるような工夫をしています。
 令和2年で330年を迎えた牧野酒造は、記念酒として江戸時代の伝統的な製法である「生酛(きもと)造り」(※1)にも本格的に挑戦。日々、技術の習得・向上に努め、新たな挑戦をし続けます。

 (※1)「生酛造り」とは、人工の乳酸を使う現代の一般的な酒造りに対し、蔵の自然の乳酸菌を自生させて酒造りを行う昔ながらの製法。

蔵元より(18代目蔵元:牧野顕二郎)

蔵元より(18代目蔵元:牧野顕二郎)の画像

 県内の蔵は横の繋がりもあり、少しずつ評価が上がってきていると実感しています。それぞれが酒造りに真剣に向き合い、良い影響を与え合えていけば、もっと向上していけると思います。
 牧野酒造としては、地元の皆様の傍らに寄り添う酒蔵として、酒好きをはじめ、酒ファンではない方にも幅広く認知していただけるよう努めていきたいと思います。
 一方で、都内や他県の蔵にも影響を与えるような、全国で響くお酒も造っていきたいです。

蔵データ

会社名 牧野酒造株式会社

代表者名 牧野 茂実

住所 370-3401 高崎市倉渕町権田2625-1

製造銘柄 大盃、榛名山、夢二ものがたり

オフィシャルサイト 牧野酒造株式会社<外部リンク>


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