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皆さん、こんにちは!競技力向上対策推進本部です。
今回が、「わたSHIGA輝く国スポ」の最後の特集になります!
惜しくも優勝には届かなかったものの、群馬県の誇りとして見事に入賞を果たした優秀な選手たちをご紹介します。
そして、今大会の分析と、2029年の「湯けむり国スポ」での飛躍に向けて言及します。
1.ソフトボール 成年女子 2位
ビッグカメラと太陽誘電で構成された、群馬が誇る最強チームです。関東ブロック大会で下した栃木県にリベンジを許しましたが、今年も団体競技の重要な得点源として、県勢を力強く牽引してくれました。安定した実力は、群馬県競技力の柱です。
2.馬術 成年男子 標準障害飛越 3位 減点:0、時間:1分2秒01
石井 計人 (いしい けいと)選手、馬名(ラッキースターヴァンデコルトヴィッヒ)
今まで培ってきた豊かな経験値に加え、馬との見事なコンビネーションを発揮し、64歳にして初の表彰台に上がりました。
これは、馬術競技における経験値の重要さを示すものです。ジュニア世代のみならず、成年選手にも「年齢に関わらず成長できる」という大きな勇気を与えてくれました。
3.ウエイトリフティング 成年男子 81キロ級トータル 3位 299キログラム
篠崎 優(しのざき ゆう)選手
スナッチで135キログラムを持ち上げ6位、クリーン&ジャークで164キログラムを持ち上げ4位、トータル299キログラムで見事表彰台に上りつめました。前回の佐賀国スポ少年男子でチャンピオンとなった篠崎選手は、今年から成年種別で出場し、当該カテゴリの最年少でありながら、見事2種目とも入賞し、トータルで3位となりました。
まだまだ伸びしろを感じさせてくれる篠崎選手の活躍に、今後も注目したいと思います。

4.空手道 成年男子 形 4位
菊地 凌之輔(きくち りょうのすけ)選手
優勝が期待されたが、準決勝で今大会1位となった選手に惜敗。しかし、その実力はまさに達人の領域で、空気を切り裂くような迫力ある蹴りや突き、そして「静」と「動」の完璧な切り替えは、観客の心を捉えました。
2029国スポでは、ぜひこの洗練された技術を地元群馬の県民の前で披露し、ぜひとも優勝を果たしてほしいです。

5.空手 少年男子 形 4位
龍見 侑暁(たつみ うきょう)選手
こちらも優勝が期待されましたが、準決勝で惜しくも敗れ4位となりました。準決勝以降は、高校生による高度な技の応酬が繰り広げられるハイレベルな戦いでした。
来年からは成年カテゴリーに移行し、さらなる熾烈な争いが予想されますが、動じない強い心と向上心を持って、さらなる飛躍を期待しています。

今年の「わたSHIGA輝く国スポ」では、昨年度開催の佐賀大会よりも順位を落とすことになり、非常に厳しい結果だと受け止めています。
予選(関東ブロック大会)を突破し大会へ出場した数では昨年度と大きく変わっていません。ただし、例年得点しているいくつかの競技で、期待された成績を収められなかった競技、また、あと1回勝ち上がれば、もしくは、あと1打差で、ベスト8となり得点できるという競技が勝ちきれなかったのが一つの要因だと感じます。
スポーツの世界では、組み合わせによる勝敗への影響も大きなものですが、あと一歩のところで、勝利に結び付かなかったところに、群馬県の競技力向上の大きな課題があると感じています。
水球競技など、少年層が育っている競技が現れていることをプラス要素としてとらえ、引き続き、ジュニアの発掘・育成、データサイエンスを活用した取り組みにより、競技力向上を進めます。
加えて、個人種目・団体種目ともに、選手の育成・選抜の仕組みがしっかりと構築されている競技を増やしていきたいと思います。
国スポ以外にも、多くの群馬県アスリートが全国や世界の舞台で活躍しています。
競技力向上対策推進本部は、これからも群馬県アスリートの活躍を最大限に後押しし、2029年「湯けむり国スポ・全スポ」での躍進に向けて全力を尽くします。