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皆さん、こんにちは!群馬県スポーツ競技力向上対策推進本部です。
湯けむり国スポ」まで残り3年。選手強化が最終局面に向かう中、先日、県内の各競技団体の医科学担当者を中心に集結し、オンラインにて「第2回医科学担当者研修会」が開催されました。

冒頭では、河田スポーツアナリスト(県スポーツ協会)から、本県が掲げる強化方針の再確認がありました。
目指すのは、一時的な勝利だけではなく、「継続する強化育成の仕組みを後世に引き継ぐこと」。
そのために、専門家と現場を繋ぐ「医科学担当者」が橋渡しとなり、自分で考え、行動できるアスリートを群馬から輩出していくという決意が語られました。

続いて、コーチング・栄養・ストレングスの全方位で高い専門性を持つ清野 隼 氏(桐生大学)を招聘。スケルトン競技での実践例を中心に、先進的な思考法が紹介されました。
端的に言えば、「勝つために必要なことは何か」という思考です。
「なぜこの測定をするのか?」「なぜこの栄養が必要なのか?」という問いに対し、すべてが「勝利の構造」のどこに繋がっているのかを説明できなければなりません。
特にジュニア層には、データを正解として与えるのではなく、「この数値を見てどう思う?」という問いに変える。それこそが、選手の自己調整力を育む糧となります。

続いて、空手道・新体操・フェンシングの3競技団体の担当者より、今年度から医科学サポートを本格導入してみての、生の声が共有されました。
各団体に共通していたのは、専門家が介入することで「指導者・選手に安心感と新しい気づきが生まれた」という手応えでした。
空手道競技のアスレティックトレーナーによる講習の写真

新体操競技の専門家マッチングヒアリングの時の写真

フェンシング競技のアスレティックトレーナーによる指導の様子の写真

研修会を通じて、「データは唯一の正解ではなく、指導者の経験と、客観的事実をすり合わせ、共に考えるための共通言語」という言葉が印象的でした。
ぜひ、データを有効活用して、「勝つための設計図」を作成し、それが競技団体内全体で共有されることを期待しています。
推進本部では、今後も各競技団体の強化計画の作成を伴走支援し、総合優勝に向けてスポーツ医科学の活用を促進します。