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皆さん、こんにちは!群馬県スポーツ競技力向上対策推進本部です。
先日、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのスピードスケート男子500メートルにおいて、見事6位入賞を果たした新濱 立也(しんはま たつや)選手が、群馬県副知事を表敬訪問されました。

183センチメートルの立派な体格で圧倒的な存在感を放っていた新濱選手は、高崎健康福祉大学を卒業後、現在は同大学職員として籍を置きながら活動する、群馬県が誇る超一流アスリートです。
今回は、群馬の期待を背負って氷上を駆け抜けたヒーローの、熱い想いをレポートします!
今回の6位入賞は、数字以上の重みがあります。
新濱選手は、昨春のトレーニング中に交通事故に遭い、頬や顎の骨折などの大けがを負いました。その絶望的な状況を不屈の精神で乗り越え、五輪の舞台に立ったこと自体が奇跡に近い挑戦でした。
そして、 初出場だった前回の北京五輪の20位から、今回は一気に6位入賞へと飛躍し、4年間で見事な成長を遂げられました。

報告では、0.2秒差でメダルを逃したことへの「悔しさ」と、逆境を乗り越えて今持てる力を出し切った「充実感」の両方を、力強い言葉で語ってくれました。
そして、すでに見据えている「次回のオリンピック」に向けた熱い意気込みも語ってくれました。
また、新濱選手が語った海外の競技環境や、わずかコンマ1秒を削り出すためのプロセスは、私たち推進本部の取り組みにとっても非常に重要な指針となるものでした。
スケート大国オランダでは、スケートのプロチームが存在しており、最新機器の導入はもちろん、「データ分析官」をはじめとする多角的なスペシャリストがチームに配置されています。一流を育てるためには、単なる指導だけでなく、あらゆる角度からの専門的なサポートが不可欠であることを再認識させられました。
オリンピックという大舞台でコンマ1秒を削るために、1年かけて道具選定を行い、氷と刃が接するわずかな世界で自身の繊細な感覚と医・科学データを照合していく。
極めて繊細で過酷なアプローチの差が、世界一を争う一流選手たちの勝敗を分ける決定的な分かれ目となるのです。
そして、医・科学の環境を整えても、最後は選手の感覚にフィットしないと意味がないということを教えてくださいました。新濱選手レベルに達すると、自分に何が足りないかを客観的に把握し、自ら正解を導き出す力が備わっていることが伝わってきました。
推進本部としても、自身のパフォーマンスを客観的に評価し、自律的に次のステップへ進める「考動力」のあるアスリートを育成していきたいと強く感じました。

ともに来庁された大学スケート部の入澤孝一監督も、教え子の快挙を隣で誇らしげに語る姿が印象的でした。

大塚康裕副知事からは、「競技時間30秒にかける思いと、4年間という膨大な時間を捧げるそのひたむきさに、心から敬意を表します」 と、一流アスリートとしての競技にかける姿勢と情熱を讃える言葉が送られました。

新濱選手の活躍や芯の強さは、群馬県のアスリートたちにとって大きな励みとなり、すべての競技団体にとっての最高の手本となります。
推進本部としても、新濱選手のように「世界」を基準に戦い、羽ばたいていける選手を一人でも多く生み出せるよう、医科学サポートを含めた環境整備に一層力を入れてまいります!
