今日の谷川岳
2022年7月1日(金)/ 晴れ センター前気温20度(5時)
【天候】
- よく晴れた朝となっています。気温が上り過ぎなければ、良い登山日和になりそうです。
【装備、事前準備等】
- 暑さからの疲労による遭難が発生しています。気温が突然上昇しています。休憩など多くとれるような計画で、無理なく登山しましょう。
- 谷川岳は標高1500メートル以上では高い木がなくなり、日陰がありません。熱中症対策、帽子は必携です。
- 日帰りでも水分は2リットルが目安です。小屋番が不在の時は買う事もできません。平地と比べ、山では救助に時間が掛かるため、脱水による熱中症は非常に危険です。
- 救助されないまでも水分不足では登山を楽しめません。快適な登山のためにも、必ず余分にお持ち下さい。
- ブヨが急に増えました。防虫ネットや虫除けスプレー、長袖などの虫対策をした方が良いです。
- 熊の目撃情報が増えています。熊鈴などで対策しましょう。
- 下山を視野に入れたペース配分を心がけましょう。鎖場で混み合う事も考慮して14時までに下山を開始すると安心です。
- 天候の急変に対応できる装備で入山してください。晴れの予報でも、レインウェアは必携です。防寒装備にもなります。
【登山届等】
- 天神尾根や西黒尾根等の一般の登山道のコースは危険地区(ロッククライミングルート)ではないため、10日前までの郵送による届け出は不要です。当日、登山カード記入や自身で準備された計画書、及び県警WEB、コンパスやヤマップアプリなどで提出下さい。
- 一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届は、FAXやメールでは受け付けておりません。一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意下さい。
【新道・旧道】
- 新道(湯檜曽川沿いの道)は各沢に橋はなく、雪解けと降雨で水量多めのため、飛び石では渡れない事があります。靴が濡れます。
- 芝倉沢から先の旧道は沢に雪渓があります。急傾斜のブリッジやトラバースの通過は非常に危険度が高く上級者向きです。
【天神尾根】
- 天神尾根の残雪は、肩ノ小屋直下に約40メートルあります。
- 急斜面なので転倒すると滑落して解け出たガレ場に叩きつけられる恐れあり。下りは特に注意して下さい。軽アイゼンが必要です。
【田尻尾根】
- 下部では重機が動いています。通行注意。
【西黒尾根】
- 残雪は山頂直下の約20メートルのみとなりました。通過は慎重に。
【巌剛新道】
- 巌剛新道は上部に雪渓の急斜面トラバースがあるため、滑落の恐れあり。崩壊箇所もあり西黒尾根より危険個所が多いルートです。
【馬蹄形縦走路・主脈縦走路】
- 稜線上の雪は、ほぼ消えましたが水場付近の沢やエスケープルートなどには、足場の悪い雪渓が残っています。6本爪のアイゼンは必携です。
【山小屋、避難小屋等】
- 肩ノ小屋は、荷上げなどで小屋番が不在の場合があります。宿泊予定の方は、事前予約が必要です。
お問い合わせ先
群馬県谷川岳登山指導センター
〒379-1728
利根郡みなかみ町湯檜曽
電話:0278-72-3688
FAX:0278-72-3688