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環境白書の刊行にあたって

21世紀は「環境の世紀」と言われています。20世紀の終わりには、廃棄物やダイオキシンの問題、地球温暖化など、環境問題が非常に深刻になりました。「環境の世紀」の言葉には、経済・社会システムを見直し、私たちの考え方や価値観を変えて変革に着実に取り組むことで、持続可能な社会を実現し得るという期待が込められています。

近年、気候変動の影響等により、日本の気象災害が激甚化・頻発化しています。過去に経験したことのない大型の台風や豪雨が毎年のように発生し、日本列島全体に甚大な被害をもたらしています。これまで自然災害が比較的少なかった群馬県も例外ではなくなっており、温暖化の脅威は、遠い世界のことではなく、私たちの身近な問題になっています。
また、世界全体を大混乱に陥れ、社会的にも経済的にも大きな打撃を与えている新型コロナウイルス感染症も、環境破壊による生態系の混乱が関係しているという指摘があります。
こうした自然災害の発生や感染症の蔓延は、温室効果ガスを排出し続け、環境破壊を続ける人間に対する、地球の警告とも考えられます。環境問題の被害者であると同時にその原因者でもある私たちが、今、行動を起こさなければ、未来を担う世代に持続可能な社会を引き継いでいくことはできません。

群馬県では、20年後の群馬の姿を見据えた「新・総合計画ビジョン検討案」において、東京一極集中から脱却し、他国や他地域に依存しない「自立分散型の社会」の実現を目指しています。
また、2019(令和元)年12月には、災害に強く、持続可能な社会を構築するとともに、県民の幸福度を向上させるため、2050年に向けた『ぐんま5つのゼロ』を宣言しました。温室効果ガス排出量「ゼロ」や、プラスチックごみ「ゼロ」だけでなく、環境問題に対して、総合的、複合的な観点から宣言をしたのは群馬県が全国で初めてです。さらに、気象災害の新たな脅威に対応するため、都道府県初となる「群馬・気象災害非常事態宣言」も行いました。
この2つの宣言を踏まえ、自然災害が少なく、日照時間の長さや豊富な水・森林など再生可能エネルギー資源に恵まれた群馬県の強みを最大限に活用しつつ、ハード・ソフトが一体となった防災・減災対策も強力かつ集中的に推進していきます。

この「環境白書」は、本県の環境全般の現状を明らかにするとともに、多岐にわたる環境問題の解決に向けた取組の実績や2020(令和2)年度に講じる施策についてまとめたものです。本書が、多くの皆様にとって、環境の現状や将来にさらに関心を持ち、環境を保全し創造することの大切さについて理解を深め、環境に配慮した生活へと転換するきっかけになれば幸いです。

令和2年9月

群馬県知事 山本一太

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