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地域災害対応力養成支援事業(DIG(ディグ)・HUG(ハグ)) (令和元年度終了事業)

更新日:2020年8月20日 印刷ページ表示

1 地域災害対応力養成支援事業とは

 災害発生時の初期的段階や大規模災害の発生時においては、自治体による対応が及ばない場合の担い手として、地域住民等による活動が不可欠です。

  • 例えば、大規模な災害における救出・救助の教訓では、緊急電話が通じず、道路が損壊し、電柱建物が道路上に倒壊し、消火栓も断水し、公助(警察・消防・自衛隊など)による救助実績はごくわずか。多くは自力と家族の力(自助)と、地域の力(共助)によるものと言われています。
  • 例えば、災害が発生したとき、お住まいの地域に危険な場所はあるのか、安全な場所はあるのか、何を利用すれば、どこを通れば助かるのか。お住まいの地域の人にしかわからない情報が実はたくさんあります。
  • 例えば、避難される方には、高齢者、介護、ペット、乳幼児、病気、アレルギー、旅行者、外国人など様々な事情があります。避難所の運営にも、人数把握、食糧確保、トイレ、安否確認対応、報道対応など様々な課題があります。これらを即座に判断し、迅速に避難者を受入れ、避難所を運営していくノウハウが必要です。

 そこで、地域の災害対応力の向上を図ることができるゲーム感覚の訓練(DIG・HUG)を、県がモデル事業として市町村と連携して実施し、当該地域の災害対応力の養成支援を行うとともに、そのノウハウ等を他地域にも広めてもらうことで、県全体の地域防災力の向上を図ることを目的としています。

災害想像ゲームの様子写真1
自宅周辺の地図に情報を書き込みます

災害想像ゲームの様子写真2
危険な場所と安全な場所を書き込みます

避難所運営ゲームの様子写真
様々な避難者を迅速に避難所に受入れます

2 DIG(ディグ)・HUG(ハグ)事業とは

(1)災害図上訓練(DIG:ディグ)

 地域における防災の担い手である自主防災組織のほか、消防団、消防署職員、市町村職員等様々な機関や団体が参加し、自分たちの住む地域の防災力を理解し、災害に対する強さと弱さを認識した上で、災害発生時の初動対応を考えてもらいます。さらには、災害に強い町づくり、コミュニティの形成に向けての今後の行動に結びつけてもらいます。
※DIG:Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の略です。「dig」は「掘る」という英単語ですので、「地域の防災力を探求する」という意味も込められています。

(2)避難所運営ゲーム(HUG:ハグ)

 災害発生時には避難所が開設されますが、市町村はマンパワー不足に陥り職員を派遣することが困難で、ほとんどの避難所は地域における自主運営となります。そこで、必要とされる避難所運営のノウハウ等について、避難所運営をゲームを通じて疑似体験することで、地域における災害対応力を向上させるものです。
※HUG:Hinanjo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の略です。「hug」は「抱きしめる」という英単語ですので、「地域力で住民を抱きしめる」という意味も込められています。

3 その他

  • 両訓練は県の事業以外でも一般的におこなわれている訓練です。訓練を希望する自主防災組織・自治会の方は、お住まいの市町村の防災担当窓口に御相談ください。
  • 両訓練はゲーム感覚で行うものであるため、堅苦しい決まりはなく、楽しい雰囲気で自由に意見交換をしながら進める訓練です。そのため、ゲームが始まると参加者が真剣になります。
  • 令和元年度の災害図上訓練(DIG)実施事例は、安中市簗瀬防災会、館林市六郷(堀工区防災会、美園区自主防災会)、玉村町藤川区自主防災組織、明和町大佐貫区
  • 令和元年度の避難所運営ゲーム(HUG)実施事例は、高崎市下豊岡第1自主防災会、高崎市中尾団地自主防災会、富岡市富岡地区自主防犯防災会、千代田町(第2区自主防災会、第6区自主防災会、第15区自主防災会、第16区自主防災会、第17区自主防災会)