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消費生活センターに寄せられたスマートフォンに関するトラブル

更新日:2012年2月13日 印刷ページ表示

スマートフォンの普及が進むにつれて、消費生活センターには製品の不具合や料金に関する相談が寄せられるようになりました。寄せられた相談を紹介します。

寄せられた相談

  • 半年前からスマートフォンを使用している。最近、勝手に電源が落ちる不具合が起きるようになり、本体を取り替えてもらった。しかし、そのスマートフォンも勝手にデータが初期化するという不具合が起き、有償で修理をした。その後も画面の裏側にほこりがたまり、不具合が続いたので、別の機種に変更しようと携帯電話会社に申し出たところ、利用期間が2年未満であるため、違約金が発生すると言われた。違約金について、契約時に一切説明を受けていないため、納得できない。(30代・男性)
  • スマートフォンを使用している。通常の携帯電話と違って、カメラやワンセグを起動させるだけで、ある程度の通信料が発生すると聞いていたので、通話機能のみで使用していた。2ヶ月前に、写真を撮影する必要があったのでカメラを使用し、料金が気になったので電話会社に問い合わせたところ、通信料は千円程度だと言われた。その後、2日間同様の使い方をし、料金は3千円ぐらいだと思っていた。しかし、請求された通信料は、定額データ通信の最高額の5千7百円であった。携帯電話会社に料金が高額だと苦情を伝えたが、「1万円分以上のパケット通信をしている。定額プランだからこの額である。間違いないので支払うように」と言われた。納得できないので支払いたくない。(30代・男性)
  • 海外旅行に行った際、スマートフォンでメールを3通ほど送信した。その後、高額利用を通知するメールが届き、パケット通信料5万7千円と記されていた。(30代・女性)

アドバイス

  • スマートフォンは、パソコンの機能をベースにして携帯電話を合体させたものであり、従来の携帯電話とは機能や特徴が大きく異なります。
  • 自由にアプリケーションソフト(アプリ)等をダウンロードして機能追加ができるなど、利用の幅が従来の携帯電話より広がった一方、消費者の自己責任の範囲も拡大しています。アプリ等をむやみにダウンロードすることは避けましょう。
  • 機器に不具合が生じた場合、機械自体に原因がある以外にも、スマートフォンを動かす基本システムのOS、アプリ、利用方法、ウイルスなど様々な原因が考えられます。原因解明のため、どのようなときにどのような症状が起こったのか、記録しておきましょう。
  • スマートフォンは、多くの場合、通信契約と一体で販売されているため、解約すると、通信契約の解約料がかかったり、違約金が発生することがあります。契約の際は、念のため解約費用などをよく確認するようにしましょう。
  • アプリを起動させた際に、自動的にソフトが更新されてしまい、結果的に高額なパケット通信料がかかることがあります。
  • 海外では通話やメール送信のためにソフトが自動的に更新され、それに伴う通信料が高額になります。また、海外での利用は国内の定額サービスの対象外となることもあります。海外に行く際は、日本国内で事前に設定方法や課金の仕組みなどを確認しておきましょう。
  • 上記の相談以外にも、「スマートフォンを使用してアダルトサイトを閲覧していたところ、料金を請求する画面が表示され、電源を入れ直しても請求画面が消えなくなった」という相談が寄せられています。スマートフォンは通話機能を有するパソコンであるため、従来の携帯電話とは異なりアダルトサイトなどで料金の請求画面が貼り付くといったことが起こりえます。怪しげなサイトにむやみにアクセスすることはやめましょう。
  • アダルトサイトなどの料金請求画面が貼り付いてしまった場合でも、慌てて業者と連絡をとったりお金を払ったりせずに、消費生活センターに相談してください。