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令和3年第3回前期定例県議会 知事提案説明

 令和3年第3回前期定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。
 はじめに、東京オリンピック・パラリンピックの開催についてです。多くの日本選手が活躍し、コロナ禍で閉塞した日本にとって、明るい話題となりました。
 群馬県関係選手では、オリンピックにおいて、主力として8人もの選手が出場したソフトボールと、フェンシング男子エペ団体の見(み)延(のべ)和(かず)靖(やす)選手が金メダルを獲得しました。パラリンピックにおいては、陸上男子5,000メートルで唐(から)澤(さわ)剣(けん)也(や)選手が銀メダルを獲得しました。他にも、複数の選手が入賞を果たしています。
 このような選手の活躍は、県民の誇りであり、多くの県民に、夢と希望と感動を与えてくれました。ここに改めて、県民とともに選手の皆さんの健闘を称え、心からお祝いと感謝を申し上げます。
 さて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、群馬県に適用されている「緊急事態措置」に関しては、9月30日まで、期限が延長されました。
 医療関係者を始め、県民や事業者の皆様の御協力により、現在、県内の新規感染者数は減少傾向にあります。しかし、県内医療提供体制は、依然として厳しい状況が続いています。感染力の強いデルタ株の影響等を考えると、再び感染が急拡大する可能性も否定できません。
 まずは、9月末までに感染を徹底的に抑え込むことが、何より重要だと思います。そのことが医療を守り、さらには社会経済活動の早期再開にも繋がると考えています。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、不要不急の外出自粛や営業時間短縮の要請など、多大な御不便、御負担をおかけしますが、是非とも、感染防止対策への御協力をお願い申し上げます。
 日常生活の制限が長引く中で、県民の皆様の中には、先の見えないことによる不安や不満を抱かれている方もいらっしゃると思います。県としては、感染拡大を抑え込むと同時に、こうした不安を抱える県民の皆様に対して、この先の展望を示すことも重要だと考えています。
 9月9日に、国において「ワクチン・検査パッケージ」が示されました。ワクチン接種を条件とした行動制限緩和の方針です。
 群馬県においては、全国に先駆けて「県営大規模接種センター」を整備しました。各市町村においても、接種の加速化に懸命に取り組んでいただきました。その結果、全国トップクラスのスピードで、県民へのワクチン接種が進んでいます。
 これは、日常生活の回復に向けた準備が、全国に先んじて、群馬県で整いつつある、ということでもあります。
 そこで、全国に先駆けて、これからの数ヶ月で県が取り組む対策を、「新型コロナ対策ロードマップ」として取りまとめました。新型コロナ「第5波」の早期収束と、1日でも早い社会経済活動の再開を目指すものです。
 ワクチン接種が進んでいる群馬県だからこそ、社会経済活動の再開についても、モデルとなる取組を、いち早く進めていくべきであると感じています。その具体的な取組として、「群馬県版ワクチンパス(仮称)」を活用した需要喚起策を実施したいと考えています。
 こうした先進的な取組を進めるためには、社会経済活動再開の「基盤」となる、医療提供体制の強化も不可欠です。
 今議会に提出いたしました9月補正予算案では、病床等のさらなる確保や自宅療養者への支援など、「医療提供体制」の強化を重点的に行います。
 それでは、本日提出いたしました議案の大要について、御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係2件、事件議案7件の合計9件です。
 

「予算関係」

 はじめに、予算関係について御説明いたします。
 先ほど、「新型コロナ対策ロードマップ」を御説明しました。今回の補正予算では、早期に取り組むべき対策と、第5波収束後を見据えた対策について、議案を2つに分けて提出することといたしました。
 2つの議案を合計した一般会計の補正予算額は、490億8,654万円となります。現計予算と合算いたしますと、補正後の予算額は、9,092億3,867万円となります。
 1つ目の第146号議案は、新型コロナへの対応のうち、早期に取り組むべき対策として、316億5,447万円を予算措置しようとするものです。
 その主な内容ですが、まず、「医療提供体制」を強化するため、専用病床及び宿泊療養施設のさらなる確保を進めます。加えて、健康観察センターの拡充など、自宅療養者への支援体制を強化します。さらに、高齢者・障害者・児童福祉施設等におけるスクリーニング検査を実施します。
 また、「ワクチン接種」のさらなる加速化を図るため、県央ワクチン接種センターの設置期間の延長に必要な経費を追加します。
 このほか、酒類提供の自粛など最も影響を受けている酒類販売事業者等への追加支援や、県立学校のオンライン授業に活用する機器を追加で整備します。
 本議案を早急に御審議いただくために、議事日程に御配慮いただきましたことを、議員各位に感謝申し上げます。
 次に、2つ目の第147号議案ですが、第5波収束後を見据えた対策など、174億3,207万円を予算措置しようとするものです。
 まず、経済活動再開に向けた需要喚起策として、「愛郷ぐんまプロジェクト第3弾」や、GoToEat事業のプレミアム率上乗せを行います。これらの事業は、ワクチン接種済者等を対象に実施いたします。
 また、コロナ禍で売上が減少している農畜産物の新たな販路開拓を支援します。さらに、中小私鉄の安全運行を確保するための支援を、沿線市町村と協調して実施します。
 このほか、コロナ対策以外にも、小学生が巻き込まれた痛ましい交通事故の発生を受けた通学路の安全対策を行います。

「事件議案」

 次に、事件議案のうち、主なものについて申し上げます。
 第152号議案は、来年4月に開署を予定している高崎北警察署の新設に伴う所要の改正を行おうとするものです。
 第153号議案は、Gメッセ群馬に県央ワクチン接種センターを設置したことに伴い、中止や延期となったイベント等に係る損失の補償について、和解しようとするものです。
 以上、提出議案の大要について御説明申し上げました。
 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますよう、お願い申し上げます。

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