本文
8月 飼料イネWCS現地講習会の開催
高品質な飼料イネWCS生産に向けて
8月4日に玉村町上陽地区の飼料イネ生産ほ場において、飼料イネWCS(ホールクロップサイレージ)現地講習会を開催しました。生産者の高品質飼料イネ生産への意気込みを高めることができました。
1 ねらいと背景
玉村町における飼料イネWCSの生産は、玉村町WCS生産者協議会(農事組合法人中心の生産者組織:本年約50ヘクタール作付)が中心となって作付けしており、飼料イネ専用収穫機を玉村町農業公社が各法人に貸出して収穫を行っています。現在、畜産農家が利用する飼料の多くは輸入に依存しており、近年の輸入飼料価格の高騰を受け、飼料に要する費用が畜産農家の経営を圧迫している状況を踏まえ、飼料作物生産の取り組みを支援する必要があります。それにより畜産農家には飼料を安定的に供給することができ、耕種農家には経営への多角化が図られ、安定して経営に寄与することができます。
今後は、耕畜双方がメリットを活かせるような体制づくりが求められています。
2 取り組み成果
令和4年8月4日に玉村町上陽地区の飼料イネ作付ほ場において、現地講習会を開催し、生産者25名参加のもと、現地講習会を開催し、飼料イネの栽培管理指導(水管理、刈取り適期、雑草及び病害虫の防除)を行いました。生産者からの質問(主に雑草防除)も多く、高品質飼料イネ生産への意気込みが感じられる有意義な現地講習会となりました。
3 今後の方向
秋の収穫調製作業に向け、作業日程を検討し、適期収穫により高品質WCSの生産ができるよう指導します。飼料イネ生産者と畜産農家、玉村町農業公社の3者が連携して、今後も取り組みが継続できるように伊勢崎地区農業指導センターとともに支援していきます。
講習会の様子
現地ほ場の確認