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令和4年度イチゴ育苗期天敵利用研修会の開催

更新日:2022年7月5日 印刷ページ表示

令和4年6月27日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 JAあがつまいちご生産部会の育苗期天敵利用研修会を開催しました。育苗期における天敵の利用方法や育苗期の管理について情報提供を行い、天敵利用の推進を図りました。

1.ねらいと背景

 吾妻地域では冬の作物としてイチゴが生産されています。直売が中心になっていますが、「章姫」、「やよいひめ」などの市場出荷も行われています。近年、イチゴの主要害虫であるハダニの抵抗性が問題となり、薬剤の防除効果が低下しています。そこで、管内ではIPM(総合的病害虫・雑草管理(Integrated Pest Management)の略称)の一環としてミヤコカブリダニ等の天敵導入が行われていますが、ハダニを本ぽへ持ち込まないために育苗中からの対策が必要です。また、イチゴは苗の充実がその後の収量に大きく影響します。そのため、研修会や巡回を通して、適正な育苗管理の支援を行っています。

2.取り組み成果

 5月19日にJAあがつま本店会議室において、JAあがつまいちご生産部会の育苗期天敵利用研修会が開催されました。生産者、JA、全農ぐんま等の関係者12名が参加しました。
 普及指導課からは、育苗期の管理や病害虫対策、天敵の特性、イチゴの新品種に関するアンケート調査の結果などについて説明を行いました。全農ぐんまからは、ハダニ天敵資材の「バンカーシート」の利用方法や、農薬、肥料資材の情報提供がされました。生産者による活発な質疑応答や意見交換などが行われ、有意義な研修会となりました。

3.今後の方向

 育苗中の天敵定着や健全な苗育成のため、定期的に巡回を行う予定です。今後もイチゴの安定生産のため、充実した苗作りの支援を行い、JA等関係機関と連携して生産振興に取り組んでいきます。

研修会の写真
研修会の様子

バンカーシートの写真
バンカーシート設置の様子