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令和3年度群馬県ひとり親世帯調査の結果概要について
更新日:2022年12月1日
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1.調査概要
(1)目的
母子世帯、父子世帯の生活実態及びニーズを把握し、福祉施策推進のための基礎資料を得ることを目的に5年に1度実施している。
(2)調査実施日
令和3年8月1日現在
(3)調査内容
群馬県内在住の児童扶養手当受給資格者を対象としたアンケート調査
(本県の受給資格者の約40% 6,136名 に配布し、5,727名が回答(回収率93.3%))
2.結果概要
(1)ひとり親世帯数の状況(国勢調査から)
令和2年度/平成27年度:母子世帯は2,235世帯減少(-12.4%)、父子世帯は943世帯減少(-25.4%)
(2)ひとり親世帯の状況等(アンケート調査結果の主な内容)
1.年間世帯収入
母子世帯、父子世帯ともに「100~200万円未満」が減少し、「300万円以上」が増加
2.その他の状況等 ※注( )は前回(平成28年)調査(単位:%)
母子世帯 | 父子世帯 | |
---|---|---|
ア.ひとり親と なった原因 |
離婚 88.9(91.0) | 離婚 86.5(87.2) |
未婚 9.3( 7.4) | 死別 10.8(11.3) | |
死別 0.7( 0.9) | 未婚 1.0(1.4) | |
イ.就労状況 | 仕事をしている人 94.0(93.7) | 仕事をしている人 95.3(92.2) |
内、正規職員 47.6(43.3) | 内、正規職員 65.6(64.6) | |
内、臨時雇用者 38.7(43.5) | 内、自営業主 17.4(18.5) | |
ウ.元配偶者から の養育費 |
受け取っている 34.6(32.3) | 受け取っている 8.1(6.4) |
受け取っていない 60.0(62.3) | 受け取っていない 83.0(81.6) | |
内、取り決めをしなかった人 37.6(42.8) |
内、取り決めをしなかった人 63.7(69.6) |
|
内、後悔している人 27.7(30.5) | 内、後悔している人 13.3(18.4) | |
エ.不安や悩み (複数回答) |
子どもの学習、教育や進路 50.9(58.3) |
子どもの学習、教育や進路 43.6(36.9) |
自分が病気になった時の子どもの面倒 41.6(40.2) |
自分が病気になった時の子どもの面倒 38.2(49.6) |
|
経済的困窮 36.1(40.0) | 仕事と家事・育児の両立 34.5(26.2) |
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オ.新型コロナ ウイルスの影響 (複数回答) |
勤務時間短縮などによる減収 39.1(-) | 勤務時間短縮などによる減収 45.9(-) |
食費の増加 36.7(-) | 食費の増加 38.9(-) | |
特にない 31.1(-) | 特にない 34.5(-) | |
カ.特に期待する 支援策 |
無料もしくは安価での食事提供 15.7(19.1) |
各種支援策を周知する広報の充実 15.2(18.3) |
各種支援策を周知する広報の充実 14.3(22.8) |
仕事や病気等で時間の都合がつかない時の 家事援助事業 14.9(22.1) |
|
仕事や病気等で時間の都合がつかない時の 家事援助事業 13.0(14.7) |
無料もしくは安価での食事提供 14.2(20.2) |
(3)調査結果の活用
子どもの教育や経済状況、日々の生活等に不安や悩みを抱えているひとり親世帯が、多く存在していることが明らかになったため、調査結果を活かして、主に以下の施策について検討していく。
- 日々の生活や子どもの教育等の不安や悩みに対応した子育て支援
- 経済的安定を図るための就労支援や資格取得支援、養育費確保支援
- 支援策周知のための広報の充実