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群馬県砂防関係施設長寿命化計画2022(令和4年3月策定)

更新日:2022年12月1日 印刷ページ表示

 砂防関係施設長寿命化計画は、土砂災害から県民の命と財産を守るため、既存の砂防関係施設の必要な機能を長期にわたって安全に使用し続けることを目的に、維持管理・更新に要するトータルコストの縮減と予算の平準化を図るように定めた県土整備分野の個別実施計画です。
 群馬県における砂防のなりたちは、明治時代にオランダ人土木技師デ・レイケが設計した榛名山麓の砂防堰堤群による土石流対策に始まり、その後に自然石による堰堤からコンクリート堰堤への変遷を経て、昭和40年代になり新たにがけ地対策や地すべり対策について施設整備を行い、昭和60年代になると雪崩対策の施設整備に着手し、今日に至っています。
 このように長い年月をかけ数多くの対策施設の整備により、土砂災害から県民の命と財産を守ることに寄与して参りました。
県管理の砂防関係施設のうち完成から50年を経過している施設は62%あり、数字からみても半数以上の施設が、何らかの手を施す必要がある時期に差し迫っています。
 一方、人口減少や少子高齢化、世界的感染症の流行を背景に、税収が伸び悩み財政は逼迫した状況にあるなか、施設の維持管理・更新について、効率的な予算執行と効果的な施設対策が、我々に課せられていると考えます。
 本県の砂防関係施設長寿命化計画は平成29年度に策定して以降、予防保全の考え方を取り入れ、施設損傷状態データの蓄積、中長期的維持管理・更新費用の試算、長寿命化予算負担の平準化、によって施設機能の永続的な維持を追求することで、県民への安心安全な生活の提供を第一義として対策を行ってきました。
 今回の令和3年度の改訂では「ライフサイクルコストを算定し限りある財源を効率的かつ効果的に執行する予算配分計画の策定」、「砂防関係施設の機能を最大限かつ持続的に効果を発揮するために対策の優先度の見直し」、「今後の方針決定に重要な点検結果や管理データの適切な管理データの一元化に取り組み」を追加し引き続き砂防関係施設の長寿命化に努めていきます。

群馬県砂防関係施設長寿命化計画2022

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