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群馬県ツキノワグマ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第三期計画)案に関する意見の募集結果について

更新日:2022年3月22日 印刷ページ表示

令和4年3月22日
鳥獣被害対策支援センター

 県では、群馬県ツキノワグマ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第三期計画)案について、令和4年1月28日(金曜日)から令和4年2月11日(金曜日)までの15日間、郵便、ファクシミリ、電子メール、持参により、広く県民の皆様から意見の募集を行いました。
 このたび寄せられました御意見(延べ3件)及びそれに対する県の考え方を下記のとおりとりまとめましたので、公表いたします。
 今回、御意見をお寄せいただきました方々の御協力に厚く御礼申し上げるとともに、今後とも、県行政の推進に御協力を賜りますようお願い申し上げます。

政策等の題名及び公布(予定)日

 群馬県ツキノワグマ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第三期計画)
 (施行予定日 令和4年4月1日)

意見の提出数

 合計3通
 (郵便0通、ファクシミリ1通、電子メール2通)
 (意見の延べ総数5件)

意見の採択により改正した箇所の有・無

 無

提出された意見の概要及び意見に対する考え方

1 ツキノワグマの管理について

意見

 群馬県は県土の70%近くを森林が占めており、生息地であることから“共存”を目指すべきであって“管理”すべきではない。
 ツキノワグマは生息密度の低い大型生物で、繁殖力も低く、人間の影響をダイレクトに受けやすく、世界の希少種リストでVUに認定されている大型ほ乳類である。
 他県に先駆けて自然(野生動物)と人間が共に豊かに暮らせる環境を今こそ作りあげるべきで、捕殺や銃殺では人間との軋轢が終わるはずがない。

意見

 クマは世界の希少種リストでVUに認定されている大型ほ乳類である。群馬県で絶滅するまで捕殺し続けて、地球環境保護のブラックリストに群馬県の名を刻むようなことはやめていただきたい。
 野生動物と人が共に豊かに暮らせる群馬から日本を変えていくべき。

回答

 当計画においては、農林業被害の軽減や人身被害の回避を図るため、被害防除に取り組むほか、ツキノワグマの生息環境の管理も行うことを基本方針としています。それでも被害が収まらない状況において、過度な捕獲とならないように捕獲上限頭数を定めて、必要最小限の捕獲を行うこととしています。自然が豊かな当県において、ツキノワグマとの共存を図る方針の計画であり、適正に運用されるよう努めて参ります。

2 緩衝地帯による、人間との軋轢改善について

意見

 農業との軋轢は緩衝地帯を作るだけで相当改善される。
 人身事故に関しては、人間が熊の住むエリアに立ち入らなければ良い。襲われた場合のほとんどは、鈴もつけずに立ち入るなど、人間側の危機管理能力の問題である。

回答

 当計画においては、ツキノワグマが生息しやすい環境を整備するとともに、人里へ出没しにくい環境作りを行い、ツキノワグマと人とが住み分けて生活することを基本方針としています。環境作りには様々な課題も山積していますが、ツキノワグマと人との軋轢が少なくしていけるよう取り組んで参ります。

3 ツキノワグマの生息環境の整備について

意見

 緩衝地帯を作り、森林にツキノワグマが食べるものがあるような環境を作り、人が無闇にツキノワグマのエリアに立ち入らないようにするという基本ルールを徹底することに予算と時間を使うべき。
 捕獲したら野に放すことなど、せめて殺さない選択肢を増やしてほしいと切に願う。

意見

 本編(案)(2)環境整備 ア出没抑制 イ生息環境管理及び資料(案)9ページについて、我々は、二十数年前より、広葉樹及び堅果樹の植栽を実施しております。環境整備において、至急に実施を期待します。

回答

 当計画では、山間地域において広葉樹への樹種転換などの森林整備を行い、ツキノワグマの生息しやすい生物多様性に富んだ森林作りを進めることを掲げています。併せて、農業を営む耕作地では防護柵の設置を推進し、収穫残渣や放任果樹などの誘引物の除去を行うことを掲げています。不必要なツキノワグマの捕獲に至らないよう、生息環境を保護するとともに、防除対策に努めて参ります。

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